OUR HOUSE わたしたちのいえ
(2016年4月期・フジ・日曜21時枠)

脚本 - 野島伸司
音楽 - 橋本しん
主題歌 - オフコース「愛を止めないで」
プロデュース - 太田大、高田雄貴
演出 - 永山耕三、澤田鎌作、加藤裕将

http://www.fujitv.co.jp/ourhouse/index.html





第1話 仕切り屋長女と新米アメリカンママが一つ屋根の下!
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2016年春、目覚ましの音で目覚める長女・桜子。
長男の光太郎や次男・新太郎、次女の桃子も目覚ましで起きる。
桜子は母が残したレシピノートを使って朝ご飯を作る。

2015年秋、母の蓉子は病気の為病院のベッドの上で亡くなる。
父親である奏太は病院の屋上でサックスの演奏をする。そんな
父の元に桜子がやってくるとママが死んでしまった事を語る。

桜子は中北沢中学の入学式。
親友の多美とは同じ1年A組となる。担任は鏡准一。イケメン先生
だという噂だというが、彼は最初に語ったのは、イジメとか自殺
とか親がモンスターとか無理だからと語る。

アリスと奏太は空港に降り立つ。
日本にやっと来た。私の夢が叶った。奏太は浅草見物でもする?
というが、まずはあなたのお父さんに挨拶に行くべきではない
かとして実家へと向かう。
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ドラマはよくある感じの再婚相手の継母と子供たちの奮闘記。
そんな要素の中に異国から来たアメリカ人継母と亡くなった
母親を神聖化していて家のことを実質的に仕切っている長女の
桜子の対立の構図を持ち込んだもの。

フジテレビさんは「家族のうた」で懲りなかったのか。
それともリベンジなのか。

あのオダギリジョーさんと時の名子役だったものたちを使って
似たようなドラマを作ったものの記録的視聴率の惨敗をもって
「ドラマチック・サンデー」枠が一度は途切れかけたことが有ったけ
れど、またしても似たようなドラマをぶつけてきた感じ。

野島伸司さんの作品とは思えない程の平凡さ。
悪くは無いし良くもない。
ただ難しい異文化交流とジェネレーションの差を対立の争点の一つ
として持ち込んだのは興味深いし、今後を占うであろう英語圏の俳優と
日本人俳優の共存問題を上手く解消すべくして、完成度の高い作品を
作って欲しいという気持ちも有る。

芦田愛菜ちゃんはそのまんまの形で成長したなという感じだけど、
清史郎くんの可愛さオーラは残念ながら完全に失われていた。
愛菜ちゃんの泣きながら話す姿を見ると、まだまだやしろ優さん
がマネしていた頃の面影は残っているけど、セリフ無しで涙している
クッキングでの泣き所はとても上手かった。

拓真役の高山善廣さんが、自分には声も役所も布施博さんっぽく
感じられる。

橋爪功さんが「穏便に」と連発している光景も面白いし、どういう
行動をもって二人の関係を近づけていくのか気になるけど、やはり
母親が必要だということを色んなシーンで見せ、それに関わっていく
ことで上手く溶け込んでいくのかな。

気になるのはアリスにはアメリカに居場所はないとした設定かな。
何か複雑な事情が有るのか。

料理対決は悪くないけど、食べ比べじゃないし、ただ選んだだけで
勝敗が決まってしまうというところが違和感が有ったかな。


伴 桜子 …… 芦田愛菜 (長女で中北沢中学1年生)
アリス・シェパード …… シャーロット・ケイト・フォックス (奏太の再婚相手)
伴 奏太 …… 山本耕史 (桜子たちの父)
伴 光太郎 …… 加藤清史郎 (長男で中学3年生)
伴 新太郎 …… 寺田心 (次男で小学2年生、「肉じゃが」)
伴 桃子 …… 松田芹香 (次女で幼稚園の年長組)
赤尾 拓真 …… 高山善廣 (東京消防庁・救命士、琴音の夫)
伴 蓉子 …… 渡辺舞 (奏太の妻。半年前に病気により他界)
鏡 准一 …… 犬飼貴丈 (中北沢中学の担任)
三上 丈治 …… 塚本高史 (焼き鳥屋"島竜"のマスター、蓉子の弟)
赤尾 琴音 …… 松下由樹 (医者)
伴 奏一郎 …… 橋爪功 (祖父)

西本まりん、早坂ひらら、上田結、曽我部洋士、山本憲之介
FUYU、末延麻裕子、岡村苑子



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