好きな人がいること
(2016年7月期・フジTV・月曜21時枠)

脚本 - 桑村さや香
音楽 - 世武裕子
主題歌 - JY「好きな人がいること」
プロデュース - 藤野良太
演出 - 金井紘、田中亮、森脇智延

http://www.fujitv.co.jp/sukinahitogairukoto/index.html





第8話 KISS
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美咲は夏向と二人でダイイングアウトの採用に決定した祝を
しようとして美咲はレストランでスイーツを作り、夏向は美咲
が食べたいとしていた料理を作って待っていたが、美咲が夏向
が待つ家に向かおうとしていたところで、千秋は突然彼女の
後ろから抱きついた為にケーキを落としてしまう。
夏向は美咲が戻ると遅いとし、お前が作れと言った料理が出来て
いるとして温め直すが、自分はケーキを作れなかったとして
箱に入れる時にうっかり落としてしまったことを語る。夏向が
折角料理を作ってくれたのにもう寝るとしてゴメンと謝罪。
部屋に戻った美咲は若葉に電話で相談する。恋は制御不能だから
とし好きでもない人を抱きしめたりはしないよと言われる。早く
告白した方が良いとしドタキャンされる程キツイことはないと
言われる。

翌朝、美咲はリビングにいくと冬真がいた。夏向はダイイングア
ウトの下見にいったという。急いで現場にいく美咲は誘って
くれても良いのではないという。夏向はこの辺の現場の写真を
撮っておけと語ると、オレは担当者に挨拶してくるという。
美咲は昨日は私の方から二人で祝おうと言っていたのにゴメン
というと、具合が悪いんじゃ仕方が無いだろうと語る。

楓は千秋に会う。
千秋が話があるとした為に楓もその話の内容を察して話をする
前に付き合って欲しい所があるという。今日はとことん付き合って
もらうとして楓はかねてから行きたかった遊園地などで楽しむ。
更にもう一つだけやりたいことがあるとして千秋の言葉を先延ばし
にする。

ダイイングアウトの下見が一通り終わる。
美咲と夏向はラムネを飲む。昔このラムネの中のガラス玉が欲し
かったという。女の子はキラキラに憧れるものだという。それ
を理解出来ない夏向。あんたには無駄にガラクタを集めた子供時代
はないのかと問うと、ずっち父の料理を手伝っていたからという。
夢がかなったのでしょとして凄いと語る。私もホントは海外の
ケーキ屋働くのが夢だったとし、小さい頃は夢を持っていたが大人
は叶わない夢は自分で捨ててしまうと語る。夏向は難しく考えすぎ
だとしてラムネの中に入っているガラス玉を取り出して一つ夢を
叶えてくれるのだった。
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恋愛器用な人は居るとは思うけど基本的には相手のいることだし
みんなそんなに熟練である人は居ない。
柴崎家の面々が美咲に対して好意を寄せていること。
障害となるべきものとは一体何があるのかというのがドラマと
しての肝であり面白さを産むものではある。

夏向の場合徹底的に言葉足らずな一面が有り、説明しなくても
分かれよ的自分の価値観を押しつけるようなキャラクターであり、
千秋は誰にでも優しい為に一人の女性に対して愛情を向けても
それが特別な愛情には見えないという事情が有る。

いざ美咲が夏向と付き合いそうになるという時になって初めて自分
の気持ちに気がついた千秋は、若葉の言う通り"恋は制御不能"と
ばかりに反則っぽいやり方にも見えたけれど、本当に好きならどんな
ことをしても相手に気持ちを伝えて好きになってもらいたいという
気持ちも分からないでも無い。

トレンディドラマの鉄則の如く、毎回のように楽しい一番面を挿入。
今回は千秋がもう遠く離れた存在だと知った楓が思い出のデートを
するというものだった。

一方ツンデレの夏向は相変わらず舌足らずで、誤解されがちなこと
をしているけれど、実際にはそう思う程誤解な行動は取っていな
かった。しかし約束した夜の件で嘘をついていたことだけは許せず
に感情を露わにした。
「自分勝手なのはお前だろう。お前見てるとイライラしてくる。お前
なんか来なければ良かった。」

仕事と私生活は別物だけど、それでも仕事に向き合う美咲の姿に
夏向もプロとしての仕事をして互いに再び信頼関係を取り戻して
いった。

決して悪くない流れだと思うけど、話したい事があると言ってから
大したことでもない(いや大したことなんだけど(笑))のに引っ張り
すぎ。適切な場所で話す為には最終話まで延ばさなければいけないの
だろうけどね。

最後に「遅い」としていたけど、どっちかがやっぱり外国に行くのか。
流れ的には韓国ドラマ風の恋愛オチって感じ。

しかしこのドラマ薄っぺらいの思うのは、主人公たちの行動だよな。
どの流れも一昔前の携帯小説的だし、何かの恋愛ゲームを参考に
している感じ。
美咲に対して起こす男性たちのアクションが、女性が好む男性にして
もらいたい行動の上位ランクのものを集めた感じだし・・
リサーチしていると言えばリサーチしてはいるんでしょうけど、無理に
そういうところを型にはめようとしているところがなんか臭すぎて見て
居られない。


櫻井 美咲 …… 桐谷美玲 (27歳、団子屋の娘)
柴崎 夏向 …… 山崎賢人 (24歳、次男、シェフ)
柴崎 千秋 …… 三浦翔平 (29歳、長男、レストラン『Sea Sons』経営)
柴崎 冬真 …… 野村周平 (21歳、三男、料理学校へ)
西島 愛海 …… 大原櫻子 (21歳、西島渚の娘、夏向とは異父?兄妹)
日村 信之 …… 浜野謙太 (36歳、サーフショップ『LEG END』の経営者)
奥田 実果子 …… 佐野ひなこ (24歳、夏向と同級生、日村と付き合う)
二宮 風花 …… 飯豊まりえ (20歳、冬真が通う調理師学校の同級生)
高月 楓 …… 菜々緒 (29歳、千秋の大学時代の同級生、ピアニスト)
東村 了 …… 吉田鋼太郎 (55歳、多角的経営の巨大外食チェーン)
石川若葉 …… 阿部純子 (美咲の後輩)

大橋尚美 …… 池端レイナ (ダイニングアウトの審査)
小野寺恵介 …… 寺井文孝 (ダイニングアウト参加のシェフ)

古泉千里、田中佑樹



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