わたしを離さないで
(2016年1月期・TBS・金曜22時枠)

原作:カズオ・イシグロ「わたしを離さないで」
脚本:森下佳子
音楽:やまだ豊
プロデューサー:渡瀬暁彦、飯田和孝
演出:吉田健、山本剛義、平川雄一朗

http://www.tbs.co.jp/never-let-me-go/





第9話 未来を取り戻す!!最後の希望の行方…全ての真実が明かされる運命の瞬間
--------------------------------------------------------
美和はいよいよ移植で亡くなる。恭子と友彦は私たちは全て
を取り戻す為に猶予を勝ち取ろうとしていた。

恭子は友彦のこれまで描いてきた絵を見る。恭子が出て行った
後も絵を描いていたという。猶予をもらう為には龍子先生の
手紙が示すように絵を描くべきだと思ったこと。龍子は友彦に
対して「あなたたちが思うより深くあなたたちを守る計画を
持っています。今からでも絵を描いて陽光に持って行って」と
描かれていた。恭子は猶予を信じていないのかと問うと、有って
欲しいと思っているという。そんな恭子は一度恵美子先生に
遭ってくると語る。トモは絵を描いていてという。

「そんなものが有るのかまずハッキリさせたい。鼻で笑われて
終わりかも知れない。トモが傷つけられるのを見たくなかった。
猶予がないなら傷つかない方法で伝えたい」と考えていた。

帰宅する恭子はトモに対して恵美子先生は一年前に引っ越しして
いたという。美和が介護人をしていた頃の住所なので流石に
居ないかという。しかしトモは折角だから楽しもうとし、
もらったのは夢だという。俺たちにとって猶予は夢。
叶わなくても仕方がない。追いかけるなら楽しもう。それって
昔も言われたという恭子は、のぞみヶ崎の駅で言われたことを
思い出す。
--------------------------------------------------------

殆どやることもなく、事実関係が描かれた感じ。
恵美子先生本人がクローンだったことに驚きだけど、そもそも
誰が最初にこんな制度を採用したのだろうか。

一番のサプライズはマダムが年を取ってない(笑)

クローンが心を持たないものと感じていた方が、移植されるもの
にとっては都合が良い。一度手にしたものを人間が手放せなく
なるというのも分かるけれど、やはり外の世界の人とクローン
の差というのは何らかの管理している流れは有るのだろうけど、
やはりいつでも逃げられそうな感じがする。

陽光では出来る限り出来る範囲で人間らしい行動をさせたいと
思っていた恵美子の気持ち。

人が夢や希望を本当に失ったときのトモの反応など興味深いと
言えば興味深いが既に視聴者の興味は過ぎ去ったような感じ。

引っ越した恵美子は、何でも流れ着くという岬に住んでいたと
いうことで、そういう細かい設定は良くできているとは思うけど・・


保科恭子 …… 綾瀬はるか
土井友彦 …… 三浦春馬
神川恵美子 …… 麻生祐未 (元陽光の学園長)
マダム …… 真飛聖

加藤 …… 柄本佑 (提供人)
古井 …… 八代英輝 (出版社)

片山享、白石花子、酒井康行、鈴木将梧
青山義典、原口桜弥



inserted by FC2 system