あんみつ姫2

脚本/いずみ吉紘
演出/西浦正記


あんみつ姫 (2008年)


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甘辛国の甘辛城のプリンセス、あんみつ姫。
奥方や家老の言いつけも聞かず城を抜け出し、城下町で悪党を
蹴散らす。
そんなある日、あんみつ姫と小姓の甘栗の助は彦左エ門とカス
テラ夫人が話をしているのを偶然耳にしてしまう。それは亡く
なったと思われていた甘栗の助の母親が吉良吉良国で生きて
いるというのである。
早速あんみつ姫は母親探しの旅に出掛ける。手がかりは甘栗の
助が母親の形見として大切に持っている懐刀のみ。果たして
見つけることが出来るのか。
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このドラマも毎年恒例の作品となるのか。
昨年の一作目に続いて、今回二作目。
前回のテーマがLOVEだったのに続いて、今回は"SMILE"がテーマ
の様だ。

フュージョン系時代劇とも言うべき内容のもので、時代劇の中に
現代的な感覚を取り入れた不思議なドラマ。

やはりあんみつ姫は井上真央の為に有るとばかりにハマって
いた感じ。

ドラマの中で殺生は無く、あくまで懲らしめるという展開を見
ると、子供向けの内容なのかと感じさせる。お笑いの人も真面
目な俳優さんも盛りだくさんの中で、何と言っても昨年
「薔薇のない花屋」でブレイクした八木優希がクレジットされ
ている所が目に付く。

展開としてはやや芸のない展開も目立った。
特に気になったのは、野牛九兵衛や金つばのリュウが出てくる
タイミングだ。二度も似たような展開を用意した格好であり、
リュウに至っては寒いセリフばかりが目立った。二度も同じ
様なシーンを演出するなら一度は格好良く描いて、二度目は
オチとして砕けさせるくらいの展開を用意して欲しかった。

最後の祭りのシーンはとても煌びやかで、最後を占めるに相応
しいものだった。

あんみつ姫:井上真央
てん茶(奥方・あんみつ姫の母上):和久井映見
あわの団子の守(殿様・あんみつ姫の父上):柳葉敏郎
カステラ夫人(あんみつ姫の家庭教師):夏木マリ
あべかわ彦左エ門(家老):泉谷しげる
甘栗の助(小姓):今井悠貴 - 提供スポンサー読みも担当。
しぶ茶(あんみつ姫の祖母):白川由美(特別出演)
金つばのリュウ(謎の遊び人):京本政樹
いちご大福(あんみつ姫の親友):中川翔子
しるこ(腰元シスターズ):大島美幸(森三中)
あんこ(腰元シスターズ):村上知子(森三中)
きなこ(腰元シスターズ):黒沢かずこ(森三中)

野牛九兵衛 (吉良吉良国の若様): 内田朝陽
ちまき(吉良吉良国に暮らす娘) : 八木優希
胡桃姫(吉良吉良国の姫):大塚寧々
かがみ大福餅(吉良吉良国の殿様) :山田明郷
錦玉(宿場「比留豚」の女将): 杉本彩
巴里酢(比留豚姉妹・「比留豚」の中居) :はるな愛 
肉桂(比留豚姉妹・「比留豚」の中居) :前田健
五平餅(提灯屋、元武士) :温水洋一
阿久田偉観(吉良吉良国を牛耳る大老) : 中尾彬
我滅猪生(吉良吉良国の勘定奉行) : 竹内力
団子屋のおやじ : 春海四方

アニマル浜口、猫ひろし、ダンディ坂野、髭男爵
小野敦子、江見啓志、土田アシモ、原田文明、村上連、岩田丸
縄田雄哉、和季明日香、カナモリモリ、金田進一、竹中寛幸
菅原健志、肉川仁朗、遠藤誠、内藤俊一、山崎圭太、塚田知紀
ちび太

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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