夏うたドラマSP 幸せの贈り物
「全ての母娘に捧げるウーマンライフドラマ、
小さな命との出逢いと別れ」

脚本/鹽野佐和子 (第一回連続ドラマシナリオ大賞入選)
プロデューサ/鈴木早苗、志村彰、長坂淳子
演出/高成麻畝子

http://www.tbs.co.jp/shiawasenookurimono/


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大学受験の為に予備校に通う望月瑠璃は、この日彼氏の竹下
信宏から、今まで付き合っていた時に貸していたCDを返して
もらいお金を受け取る。更に一枚の書類を受ける。そこには
中絶承諾書にサインした跡が有った。
瑠璃はこれで私達は終わりだというと、その足で志村産婦人科
へと足を運ぶ。すぐにでも中絶の手術をしたいという彼女。
金曜日にコブクロのコンサートに誘われていた為のものだった。
しかし一番早くても金曜日だと言われる。

公園で一休みしている時に、瑠璃は妊婦の女性と男の子の姿
を見かける。子供が自由に動き回り母親の手を焼いている姿を
見て、やっぱり私には子供は無理だと呟く。

帰宅すると来客が有った。
母の華恵は金沢から親戚の香世子が来ているという。
挨拶にいくとなんと先程公園で遊んでいた母子だった。
彼女は子供の病気のために東京に出てきたと言い、三週間程度
滞在することを聞かされる。
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コブクロの歌とタイアップした内容なのかな。
テレ朝の企画と似たような感じのドラマだね。

大学受験を目指す女性がある時妊娠してしまう。
子供を産んでから自分の人生に後悔したくないと思う彼女は
中絶を決断する。

ドラマでは限りなく男性の意思が排除されたような内容だった。
子はかすがいとはいうが、妊娠とは女性だけの問題ですか?

同じ様に妊娠している女性を登場させ、命の重さを感じさせる
もの。

主人公の女性は母親から幼いときにあなたが産まれてこなければ
もっと自由に生きられたといわれた事が心の傷として存在して
おり子供を持つことに対してとてもナーバスになっている。
ただでさえ18歳という年齢なので、その決断には仕方がないと
思わせるものも存在するが、病気で産まれてくる事が分かって
も子供を産む決断をする人も居ると言うことで、彼女の中には
無かった価値観が彼女の心を揺さぶる。

容体が急変しても医療行為はしないと決断する時のセリフには
ちょっとインパクトが有ったし、実際急変したときの異常を
知らせる点灯音が最後の命の鼓動のような感じでとても切ない
物語である。

相手役の市川知宏もジュノンボーイのグランプリ受賞者だけ
有ってとても好青年。あの速水もこみちともほぼ同じ高身長
だし、今後活躍が期待できそう。
ただ最近この手の人が多くてなかなか顔と名前が一致しないん
だよな。

望月瑠璃 …… 榮倉奈々 (予備校生)
竹下信宏 …… 市川知宏 (予備校生。瑠璃と付き合っていた)
三国直人 …… 網島郷太郎 (香世子の夫。仕事で忙しい)
高杉幹子 …… 宮地雅子 (女医)
望月華恵 …… 朝加真由美 (瑠璃の母。元通訳だったようだ)
三国香世子 …… 桜井幸子 (一児の母)

加部亜門、柊瑠美、森康子、結城さなえ、三谷侑未、佐野美幸
水月舞、平野由希、森本祐吏、田中清貴、骨川道夫、近藤起矢
坂城君、加藤弘晃、歌田裕一、黒田浩史

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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