踊る大捜査線レジェンズ・秋の犯罪撲滅スペシャル  (1998年10月6日放送) 演出 - 澤田鎌作 プロデュース - 亀山千広、東海林秀文 脚本 - 君塚良一 音楽 - 松本晃彦

「映画に繋がる最後のドラマSP湾岸署騒然!被疑者が逃走の陰に恩田刑事
…この危機を救えるのはやっぱりあの男か!!」
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会社内連続婦女暴行事件の為に一ヶ月間内定調査をしていた
青島。会議室でフロッピーを忘れたと課長がトモコに取りに
行かせる所で、暴行事件が起こり、青島はそれを見事阻止する。
青島は営業マン時代の経験を上手く活かして、会社に溶け込んだ
事を評価される。

今日は湾岸署では年に一度の制服新調の日だった。
指導員の和久には支給はないと言われるが、堅いことを言うな
と背広を新調してもらおうとする。青島はまるで漫才師の様な
真っ赤な背広。
そんな中、強行犯係にお呼びが掛かる。
曙荘で火災があり、それが放火の可能性が有るというのである。
青島たちは現場に行くと、真下に野次馬たちの写真を撮っておく
様告げる。放火犯は現場に戻ってくる可能性が高いとのこと。
湾岸署の刑事は、実況見分をするという消防士たちと小競り合い
になる。消防士たちによると、刑事たちのせいで常に迷惑が
かかっているというのである。仕方なく刑事たちは実況見分が
終わるのを待つしかなかった。

湾岸署に捜査本部が設置され、本庁の刑事・新城や島津らが
やってくる。放火事件に対する第一回の捜査会議。
被害者は橋本正史(30歳)。部屋からは灯油反応が出ており、事故
ではなく放火であることは間違いなかった。
次々と報告が挙がってくる中、森下が被疑者を逮捕したと連れて
くる。早くも事件解決かと、安堵の声が聞こえる中、青島を
目の敵にしている新城は、彼に裏付け捜査をしてもらうという。
犯人・柏田郁夫の供述により、放火で使用したライターは豊洲
の空き地に捨てたという。それを見つけてくるよう言われる。
銀色のオイルライター。青島は講習を終えて刑事見習いになった
緒方と一緒にライターを探すことになる。
緒方はライターを永遠と探しながら青島に何故刑事になったの
か尋ねる。現実を知っていたらならなかったという。

そんな中、犯人の柏田は、放火に関して金をもらって頼まれた
という。依頼したのは相良純子という女性とのこと。

青島はようやくライターを探してくるが、今度は被疑者の部屋
の700本のビデオテープの中から、犯行に関わるものが有るか
どうか調べろと言われる。完全に嫌がらせの状態だった。
雪乃たちもテープ調べを付き合い、なんとか全てを見終える。
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★放火事件

事件自体は案外あっさりと犯人が見つかっていく。
犯人は宮藤官九郎だった。しかし実際には金を貰って犯行を
犯したことを自供する。

★主犯は相良純子

恋人から暴力を受けていたそうで、別れようにもそうさせて
くれない事で犯行に及んだらしい。
成田空港から連れてくる途中に強盗事件が起こり、純子を
逃がしてしまう。強盗犯と共謀しているのかと思った。

★被疑者はすみれと似たような状況

男性から暴力を受けた被害者の女性と言うことで、それがどれ
だけ辛いことなのか、すみれにとって感情移入する物がある。
本庁ではすみれが意図的に被疑者を逃がしたのではないかと
され、青島たちにすみれの監視を言い渡されるが、仲間を疑う
事への抵抗感は強いだろう。アメリカの刑事って、仲間に絶対
的な信頼を寄せるのに、日本の警察は一体身内で何をしている
のだかね。

★緒方が刑事見習いに・・・

以前は森下にそのチャンスを与えるような展開が有ったけど
今回は緒方が捜査に加わった。ただ結果を見ると永遠の制服警官
ってオチだったね。

魚住と真下の階級争いに於いても、今回は真下が課長代理に
まで昇格していた。親のコネとは恐ろしい。

★室井は所轄の味方をしてくれないのか?

今回の室井は警務課の主席監察官という役職故、内務調査が
専門のようだ。同じ警察官同士の服務規程違反を鋭く指摘し
処罰していくという物。
すみれは果たして本庁が疑うとおり、被疑者と精通しているのか?

★辞職も考えるすみれ

実家の父親に事務職の話を持ちかけられたりしていた。
全ては彼女が未だに野口に襲われた件がトラウマとして残って
いること。更に今回は室井の対応に失望して、辞職も考えた
が、やはり最後に頼りになるのは所轄の仲間の存在だね。

★袴田のビールジョッキ

この流れはなかなか面白かった。
結果的にDV男が壊すことでホッとしたものがあっただろう。


青島俊作 …… 織田裕二 (湾岸署刑事課強行犯係係長・巡査部長)
室井慎次 …… 柳葉敏郎 (警視)
恩田すみれ …… 深津絵里 (湾岸署刑事課盗犯係・巡査部長)
柏木雪乃 …… 水野美紀 (湾岸署刑事課強行犯係・巡査部長)
真下正義 …… ユースケ・サンタマリア (警部補)
和久平八郎 …… いかりや長介 (強行犯係・巡査長)

袴田健吾 …… 小野武彦 (湾岸署刑事課課長・警部)
神田 …… 北村総一朗 (湾岸署署長・警視正)
秋山 …… 斉藤暁 (湾岸署副署長・警視)

中西修 …… 小林すすむ (湾岸署刑事課盗犯係係長・警部補)
緒方薫 …… 甲本雅裕 (湾岸署地域課所属・巡査部長)
森下孝治 …… 遠山俊也 (湾岸署地域課所属・巡査部長)
魚住二郎 …… 佐戸井けん太 (湾岸署刑事課強行犯係係長・警部補)
山下圭子 …… 星野有香 (交通課・巡査)
岸本巡査長 …… 畠山明子 (湾岸署警務課警務係)
藤田千草 …… かんだゆきこ (湾岸警察署交通課)
一倉正和 …… 小木茂光 (捜査一課課長)
新城賢太郎 …… 筧利夫 (本庁)

相良純子 - 大塚寧々 (殺人を依頼、彼にDVされていた)
柏田郁夫 - 宮藤官九郎 (金をもらって放火)
橋本正史 - 山本密 (30歳、被害者、純子の恋人)
東京消防庁火災調査官 - 萩原流行 (湾岸署と対立)
南 - 池内万作 (めがねをかけた刑事)
武 - 竹沢一馬 (刑事)
りんかい線職員 - 高木ブー (和久さんに切符を買えと告げる)
従業員の女 - 長野里美
強盗1 - デビット伊東 (ビールハウス"ビッグカントリー"にて)
強盗2 - 定岡正二 (ビールハウス"ビッグカントリー"にて)
女子社員トモコ - 畑野浩子 (システム営業部社員)
部長 - 深水三章
暴行犯 - 島田洋八
銀行幹部 - 大塚周夫
女を泣かせた男 - 大倉孝二
初老の制服警官 - 沼田爆 (不正で捕まる)
池神警察庁刑事局長 - 津嘉山正種
渡瀬 - 光石研 (室井の補佐)
会計課長 - 温水洋一

篠原涼子、石井トミコ、武野功雄
江良潤、中根徹、偉藤康次、山下裕子、星野有香、星川なぎね
児玉多恵子、矢原いずみ、峯村リエ、森喜行、正名僕蔵
真柴幸平、佐藤正昭、山口年美、前原実、赤池公一、岡田英也
田中龍、森喜行、白木隆志

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