24 -Twenty Four- Season3

監督/ジョン・カサー
脚本/ロバート・コクラン、ジョエル・サーノウ、ハワード・ゴードン

http://www.fujitv.co.jp/24/index2.html

◆#19「午前7時…危険な囮捜査決行!黒幕人物の弱点に迫る」
◆#20「午前8時…逆探知成功!黒幕との頭脳戦」
◆#21「午前9時…捜査逆行同志の裏切り…混乱の捜査本部」

今日も相変わらず凄い展開が待ち受けていたわけですが、
もの凄い後味の悪さは何なのでしょうか(´−`;)

私情が邪魔をして本来の目的を見失う。
これまでにも散々出てきたテーマでも有り、それを考え始めると
答えが見つからずに複雑な心境にさせるものですが、つい先程に
ジャック様がそんな微妙なテーマに挑戦し"目的遂行のために"と
いうテーマの下で壮絶な決断を見せた後となっては、なんだか
肩すかしを喰らったような展開を持ってきたという気がする。

ここに来て本来のスピード感を失った感じがするのは、そんな
見たくはないテーマをまたぶり返された思いがすることと同時に、
内部でのどんでん返しはシーズン3の中でも2度目と言うことで、多少
食傷感なんかも感じ始めているのかも知れない。
そしてそんな葛藤を描いている間に、犯人との対決が迂回されて
一瞬でもウィルステロの恐怖という緊張感からは違うところで起き
たエピソードという感じがするところかな。

犯人唯一のウィークポイントがようやく見つかったモノの、駆け
引きやシナリオの展開の中でそれを活かしきれない所なんかも、
妙にヤボったく感じている。

あれだけ警備が厳重になっている所でミシェルに隙が生まれる
ような状況が生まれてくるのだろうか。
ウィルスの件に関しても事態を広げるだけ広げてしまい、
そう簡単に収束するような展開ではないというのも、何だか
後味の悪さを感じる原因なのかも。

犯人も私情を挟んで本来の目的を見失いかけている。
正直、犯人の娘・ジェーン(アレクサンドラ・ライドン)は、彼が
心配しなくても酷い待遇を受けることもないと思われるが、何を
焦って取り戻そうとしているのだろうか?

最後に追い打ちをかけるかのような大統領元夫人の暴走劇。
人間不信に陥りそうな人物像をよくぞ作ってくれたという感じ
です!!\(`д´)/


評価:★★★☆☆

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