24 -Twenty Four-
シーズン7

http://wwwz.fujitv.co.jp/24/index.html


第16話 23時:嵌められたFBI…忍び寄る死の恐怖

Day 7: 11:00 p.m.-12:00 p.m.

脚本/Manny Coto、Brannon Braga
監督/Jon Cassar
--------------------------------------------------------
イーサンは辞任。ジャックはスタークウッドがサンガラで開発
した生物兵器をアメリカ国内に持ち込んだ事実を知ってトラッ
クを奪取するも、中でガスが漏れているのを知りバブルを閉め
る間に大量に吸い込んでしまう。その間トラックは奪い返され
ジャックはすぐにFBIのモスに連絡を取り、疾病対策センター
(CDC)を現場に寄こすよう報告する。
すぐに現場にやってきてCDCセンターのメイヤー。生物兵器は
恐らく認知症や麻痺を引き起こすものだろうというジャック。
容器から漏れているのを知って2分ほどでバルブを閉めたこと
を告げる。取りあえずジャックには抗生物質を投与し、全身を
消毒する。
恐らくスタークウッドはバージニアにある本社に生物兵器を
運ぶはずで、モスはCDCが生物兵器の証拠を掴めばすぐに踏み
込む事を告げる。

一方人質として連れて行かれたトニーは本社でホッジスから
尋問を受ける。FBIはこの件に関してどの程度まで情報を把握
しているのか。話せば逃げ道をやるとしてホッジスは語るが
オレは何も知らないとして口を割ろうとはしないトニー。
グレッグは一連の光景を見てホッジスに話しかける。もう極秘
ではなくなった以上政府が黙っているハズはなく、証拠を消し
た方が良いのではないかという。しかしホッジスはこの計画
には巨額の金がかかっているとして計画の続行を示唆する。

その頃ホワイトハウスではイーサンが辞任したことで、空白に
なった首席補佐官を誰が埋めるのかを話し合っていた。アリソ
ンはボブ・ジャストマンを候補に入れるが、オリビアは政権内
は汚染されている為に外部から招へいするのが良いのではないか
と助言する。民間企業のリック・バーマンを指示する。
アリソンは当面の間、空白にはオリビアが臨時で就いて欲しい
と頼む。オリビアは自分の警備にアーロンを指名する。

そんな中、ティム・ウッズは大統領に報告する。FBIのモスから
の通信によると現在国家の危機に瀕している事。ジャックは
メイヤー議員殺害とは無縁で、全ては民間軍事会社のスターク
ウッドが関わっている事を告げる。全てはスタークウッドが
ジュマとの繋がりを隠蔽するために行ってきたことであると。

モスはルネに対してジャックが生物兵器に感染したかも知れない
事を語る。バウワーへの偏見が捜査を邪魔したことを謝罪する
が、全てはルネが自分を信じて話してくれれば良かったと告げ
る。

閣僚を集めアリソン大統領は会議を招集する。CDCのベン・ラ
ンドリー所長より報告がある。病原体は東コンゴ発祥の異常型
ブリオン・クロイツフェルト・ヤコブ病を引き起こす恐れの
有るものだという。恐らく感染から1日から2日で死ぬもので、
感染したら治療法がない事を告げられる。スタークウッドには
1500人の傭兵がおり、アメリカ軍が投入されると内戦状態の
様になると報告される。
--------------------------------------------------------

いよいよジャックの容疑が晴れる。

気がついたときには遅いって感じもするけど、ラリーが自分の
落ち度を認めた所は良かったかも知れない。
もう一人イーサンの判断力も間違えていなかった事が証明され
て、腹の立つアリソンの娘・オリビアにも一石を投じられれば
良いんだけどね。

果たしてジャックは生物兵器に感染してしまったのか。

これってシーズンが始まる前からジャックは感染したような事
を耳にしていた感じもするので驚きもなかった訳だけど、
2006年の段階で、3年契約が報告されシーズン8までは出演する
事が言われていたので、死ぬわけは無いんだよね。
しかも今年に入ってシーズン9の契約に更新するような報道も
有ったしね。

テロリストに連れて行かれたトニーは大丈夫か?

トニーの流れも上手くできているな。
数話前からホッジスの秘書・グレッグが違和感を覚えるような
動きを見せ始めて、今回鞍替えしても不自然ではないような
前振りがされている。そんな流れを裏切るっていうのが「24」
の醍醐味だと思う。

アメリカの民警団法

国内の治安維持のために軍隊を投入することは許されていない。
外国にはガンガン軍事力で攻め込んでしまうアメリカも、国内
を守るためには警察やFBIが動き回らねばならない。当然といえば
当然なんだけど、民間が軍隊を持つアメリカでは、警察vs軍
という辛い構図が出来てしまう事が有り得るんだなぁ。

ストークスがグレッグに殺害される。

今まで生物兵器を運ぶために主導してきたストークス。
今回トニーを尋問するために彼が銃を突きつけるけど、グレッグ
があっさりと殺害する。もう用済み感が出ていただけであっさり
と処分されてしまうところが悲しい人間関係だね。
オレはトニーが喋らないことにレッドスキンズ戦を賭けている
と言っていたのが虚しい。

生物兵器は敷地内に有るので簡単に見つかりそうなものだが。

FBIの捜査に対してもここは私有地であり政府からの弾圧から
守る権利があるとして軍隊を差し向ける。なんか凄い無茶苦茶
な事を言っている様な気もするんだけど、それが通ってしまう
所がまた権利という名の不思議なマジックだな。

ホッジスは何をしたいのだろうか?

軍隊の必要性を訴えるにしても、自分たちが起こした事と分か
った時点でその訴えは棄却されるようなものだ。
ばれても尚、スタークウッドに利益を得るような構図になって
いるのだろうか?

ジャック・バウワー (Kiefer Sutherland)
アリソン・テイラー (Cherry Jones) 大統領
ヘンリー・テイラー (Colm Feore) アリソン夫
イーサン・ケニン (Bob Gunton) 大統領首席補佐官
ジョー・スティーブンス (Mark Derwin) 国務長官
ティム・ウッズ (Frank John Hughes) 国土安全保障省長官
ブライアン・ゲッジ (Warren Kole) 護衛官(裏切り)
アーロン・ピアース (Glenn Morshower) 元護衛官

ルネ・ウォーカー (Annie Wersching) FBI
ラリー・モス (Jeffrey Nordling) FBIワシントン支局長
ショーン・ヒリンジャー (Rhys Coiro) FBI。皮肉屋
ジャニス・ゴールド (Janeane Garofalo) FBI。メガネ
マーク・ドーナン (Vic Chao) FBI。アジア系
テラー (Dana Bunch) FBI。
キルナー (Jorge Pallo) FBI。ジャックを監視する
レナート (Wiley M. Pickett) FBI。敵に精通している
エリカ (Ever Carradine) FBI。金髪美人
レミック (Peter Onorati) FBI。マトボ誘拐後に捜索
マーシー・ラーモント (Marci Michelle) FBI

トニー・アルメイダ (Carlos Bernard) テロリスト
クロエ・オブライエン (Mary Lynn Rajskub) CTU
オリビア・テイラー (Sprague Grayden) 大統領の娘

ジョナス・ホッジス (Jon Voight) 議員。敵に情報を漏らす
グレッグ・シートン (Rory Cochrane) ホッジスの秘書
ストークス (Michael Rodrick) テロ:リーダー格
ベン・ランドリー (Scott Lawrence) CDCの所長
トム・チャップマン (Philip Anthony-Rodriguez)
ビンセント (Rocky McMurray) 将軍
ロバート・ガルベス (Gabriel Casseus)
サニー・メーサー (Christina Chang) CDC


評価:★★★★★★★☆☆☆ (7.0)

inserted by FC2 system