24 -Twenty Four-
シーズン7

http://wwwz.fujitv.co.jp/24/index.html


第24話 7時:託された正義!長い一日が終わる時

Day 7: 7:00 a.m.-8:00 a.m.

脚本/Manny Coto、Brannon Braga
監督/Jon Cassar
--------------------------------------------------------
逃走するボブの横転した車の中からPCを取りだしたキム。その
PCをクロエとジャニスは必死に解析する。
トニーによって連れ去られたジャックをなんとか救出する為に
もPCから発信された情報を解析し、相手の居所を掴むしか今の
ところ方法は無かった。

一方ジャックは敵の医師達を殺害しタクシーの整備工場へと
逃げ込むもトニーによって掴まってしまう。

ホワイトハウスではオリビアの元にケニンとアーロンがやって
くる。オリビアは警備を呼んで追い出そうとするが、ケニンは
オリビアが電話でコリアーと会話した通話内容を再生する。
君があの時壊したメモリーカードには何も入って居なかった事。
アーロンに預けていた事を告げる。オリビアは突然この会話だけ
が全てではない事を訴えるが、ケニンは言い訳など利く耳も
持たなかった。オリビアはこの件を見逃せば復職への後ろ盾を
行うと取引しようとするが、そんなものは必要が無く、必要な
ものは真実であると告げる。全てはオリビアが大統領に話すべき
で有ること。その後の対応は大統領に委ねると告げる。

トニーに掴まったジャックは、何故こんな事をするのだと問い
詰める。一度は友人だったものとして自分を殺害の道具に使う
のではなく安らかに眠らせてくれと頼む。するとトニーは病原体
を使うつもりは無いことを告げ、全ては奴らに逢うために行った
事だという。奴の名前はアラン・ウィルソン。チャールズ・ロ
ーガン大統領を影で操りパーマー大統領を暗殺した事。その後
妻のミッシェルも殺害したという。ジャックはそれを聞いて
個人的な復讐のために市民達を殺害したのかと激怒するが、
正義であるという。異常なイデオロギーを持ち合わせるのは奴ら
の方で、潰すはずの計画を全てジャックによって邪魔されたと
いう。オレはCIP装置の件でも、ホワイトハウス襲撃の際でも
ホッジスの件でも全てを解決した事を告げると、ジャックは
幾ら正当化しても告げる。アランを殺害すれば陰謀の広がりを
解明できなくなるとしてトニーに先走る事を辞めるよう説得す
る。こんな事をして彼女が喜ぶはずはないと告げるが、トニー
は黙々とジャックの身体にC4爆弾を巻き付ける。

やがてアランたちが多数の傭兵の警備を引き連れてやってくる。
カーラとトニーは両手を挙げ敵意がないことを示す。ジャック
の体内の病理報告書を手渡そうとする瞬間、突然FBIのヘリコプ
ターがアランたち目掛けて攻撃してくる。アランはすぐに仲間
に連絡し、ウッドサイドの工場地域に救出部隊を送れと指示を
出す。

ヘリコプターに乗ってきたルネは銃撃戦の最中ジャックの姿を
見つけると銃弾をかいくぐってやってくる。C4爆弾の解除方法
を知るルネは急いでジャックの身体から爆弾を外し確保する。

トニーは施設内に入ったアランを追っていく。
アランとカーラがやってくるが、トニーはカーラを殺害し、
アランを問い詰める。この一瞬のために生きてきたというトニー
は、CTUを辞めて静かに暮らしていた俺達を巻き込み、妻だけで
なくお腹の子供も殺害したと告げ恨みをぶつける。そしてトニー
がアランを殺害しようとしたとき、ルネらがやってきてトニーを
撃つ。諦めようとしないトニーを今度はジャックが撃つのだった。
--------------------------------------------------------

いよいよ発覚するオリビアの悪事

アーロンとケニンが最後にようやく立場が逆転する辺りがとても
良かった。
しかしオリビアの件の処理をアリソンに求める辺りはかなり酷な
ものだったね。
シーズン7では、法と秩序でテーマとして存在していたので、
法を守るのか家族を守るのかに於けるアリソン大統領の決断は
とても立派な物だった。そしてそんなシチュエーションを突き
つける所が上手いよね。派手な演出に隠れがちだが、こういう
駆け引きがドラマとして上手く出来ている。

トニーがしている事の意味を知る。

まぁトニーがそこまで悪い奴だとは思えないところがあったけど
やっぱりキャラクターの雰囲気作りが上手かったな。
トニーは妻の為、子供の為に復讐していたこと。
しかしその為に犠牲にしなければならない物が多数有るって所
が複雑な葛藤を生んでいる。ある意味ではジャックだって大儀の
為に小さな犠牲を強いるシーンは有るわけだしね。

全く解決しない組織の全貌

この辺はシーズン8で明らかにされるのか。
いよいよシーズン8で「24」は終わりらしいから、最後はスッキ
リ出来ることを望む。
しかしこれだけの人気シリーズを終わりにするという決断も
実にアメリカらしいところだ。

ジャックは生き存えるのか。

最後はゴハールに懺悔する所が意外性もあり面白かった。
我々は難しい時代に生きているとしてジャックの行動にも理解
の有るゴハール。問題は全ての過ちについてジャックが自分自身
の事を許せるかどうかだという。

キムが救世主となるか。

肝細胞治療を受けることになった。まぁシーズン8でジャックが
クレジットされている事を考えれば治るのだろうけどね。

クロエとジャニスの和解

この設備にしては良くやっているとジャニスに声をかけるクロエ。
ジャニスも嬉しそうだったな。

ルネは法律を破ってアランを拷問するのか?

アラン移送処理のサインを求めに来たジャニスを拘束して、
ジャックの様なことをしようとした彼女。
アランは犯罪の痕跡を残していないかも知れないために、法廷に
持ち込んでも起訴されないかも知れない。
ジャックからは自分も法律を守るべき事は理解しているが、気持
ちが納得しないことを告げ、ルネに対して明確にはアドバイス
出来無いが自分が納得出来る道を選ぶよう告げられる。

ジャック・バウワー (Kiefer Sutherland)
アリソン・テイラー (Cherry Jones) 大統領
ヘンリー・テイラー (Colm Feore) アリソン夫
イーサン・ケニン (Bob Gunton) 大統領首席補佐官
ジョー・スティーブンス (Mark Derwin) 国務長官
ティム・ウッズ (Frank John Hughes) 国土安全保障省長官
ブライアン・ゲッジ (Warren Kole) 護衛官(裏切り)
アーロン・ピアース (Glenn Morshower) 元護衛官
キム・バウワー (Elisha Cuthbert) ジャックの娘

ルネ・ウォーカー (Annie Wersching) FBI
ラリー・モス (Jeffrey Nordling) FBIワシントン支局長
ショーン・ヒリンジャー (Rhys Coiro) FBI。皮肉屋
ジャニス・ゴールド (Janeane Garofalo) FBI。メガネ
マーク・ドーナン (Vic Chao) FBI。アジア系
テラー (Dana Bunch) FBI。
キルナー (Jorge Pallo) FBI。ジャックを監視する
レナート (Wiley M. Pickett) FBI。敵に精通している
エリカ (Ever Carradine) FBI。金髪美人
レミック (Peter Onorati) FBI。マトボ誘拐後に捜索
マーシー・ラーモント (Marci Michelle) FBI
リード (Steve Lanza) FBI。ハミッド救出
フランクス (F.J. Rio) FBI。キムを警備している

トニー・アルメイダ (Carlos Bernard) テロリスト
クロエ・オブライエン (Mary Lynn Rajskub) CTU
オリビア・テイラー (Sprague Grayden) 大統領の娘

ジョナス・ホッジス (Jon Voight) 議員。敵に情報を漏らす
アラン・ウィルソン (Will Patton) 組織の男
カーラ・ボウデン (Amy Price-Francis) 組織の女

マーティン・コリアー (Leland Orser) 殺し屋との仲介
ゴハー (Ravi Kapoor) イスラム教徒
サニー・メーサー (Christina Chang) 医師


評価:★★★★★★★☆☆☆ (7.0)

inserted by FC2 system