24 -TWENTY FOUR-
(シーズン8)





25 Jan. 2010
第5話 Day 8: 8:00 p.m.-9:00 p.m.

脚本/Howard Gordon
監督/Brad Turner
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ハッサン大統領殺害に関してはジャックやコールの活躍によって
未遂に終わるが、ハッサンの実の弟のファラドが暗殺者を手引き
していた事を知りショックを受ける。そんな中、暗殺者のダブ
ロスの遺体を調べていた所、彼の体からは核物質であるウラン
235が検出される。恐らくアメリカ国内にそれらが運び込まれて
いるであろう事を知り、暗殺者がロシアンマフィアと精通して
いることから、6年前にロシアンマフィアに潜入捜査をしていた
元FBI捜査官のルネ・ウォーカーを招聘するし、ヘースティングス
は彼女に再び潜入して、核物質を持つ人物と接触を図って欲しい
と頼まれる。ジャックはルネが潜入したのが6年前であることや
先日までの激しい戦いの傷が癒えていないことを理由に、彼女
に一人で潜入させるのが危険だと判断し、潜入させるのであれば
自分も作戦に加わると語る

カミスタン・イスラム共和国
ハッサン大統領の治安部隊が反逆者の一斉検挙に出ていた。
容疑は政府の転覆計画策で、ワセル将軍も逮捕されたとして
ファラドに対して君が政権を取って変わる計画はもう無理だと
いう。しかしファラドはアメリカから本国の反政府者たちに
対して、ウランさえ手に入れれば大した問題ではなくなると告げ
バザエフへの口座に送金しなければならない事を語る。

一方ジョセフ・バザロフ父・セルゲイに対して、弟のオレグが被爆して
苦しみ、そして一人で厨房の裏の部屋に閉じ込められている現状
に対してクリニックに入れていくべきだと語る。自分がその手
の医者を捜してきたとするが、セルゲイは当局は核の存在を
既に知っており捜査しているので危険だという。しかし
このまま放って置くわけにはいかないとするが、父はそれが
運命だとし、自ら招いたミスだと語る。オレグは核物質を輸送
中に誤って被爆してしまったのだった。ジョセフはそれでも
俺の弟であり父さんの子だとすると、父は別荘に連れて行く
よう指示する。

ファラドはセルゲイに対して口座にはすぐに入金されることを
告げ5時間程度かかる事を告げる。ゼルゲイはそれまでの間
暇つぶしにと女性をあてがう。

一方潜入の為に自動車部品の店に働いていたジアと接触した
ルネだったが、ジアにはFBIの監視装置が腕に付いていることを
知り、腕を切り取ってしまう。それを見たジャックはルネが
不安定な精神状態では任務は無理だとしてヘースティングスに
中止の連絡を入れるという。ジアはこいつらが好きなのは
何よりも金であり、この状況でも取引する事を告げる。何よりも
私以外にウランにたどり着ける人はいないと語る。
ジアが気絶から目覚める。腕を切り取った応急措置も終わって
いた。ルネはジアに対して手数料は払うとしてウラジミール
逢わせて取引が成功すれば250万ドル払うと告げる。ジアは
彼は移動し続けているので確かな場所は知らないが、心当たりは
あるとして連絡をとると語る。

外で待機していたジャックの元にクロエから電話が入る。
ジアには監視装置がついているハズだというクロエに対して
その件は処理したと語る。クロエは何が有ったのかと尋ねるが
ジャックは答えようとはしなかった。ジャックは急いで俺たち
の潜入の為の偽のプロフィールの作成をして欲しいと告げる。
そんな中、ジアたちが動き出したのでまた尾行を続けると報告
する。
クロエはデイナに対してジャックらのプロフィールを急いで
作るよう頼む中、デイナの元にはケビンからの電話が鳴っていた。
ケビンはデイナに30分以内に戻ってこいと告げると、彼氏に電話
しても良いのだぞと脅す。お前はジェニー・スコットで前科
持ちの殺人の共犯者なんだと言われ、なるべく急いで戻ること
を告げるが・・・
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■CTU周り

今の所一番の問題はデイナの元にやってきたケビンという男性。
彼女の過去を知っている様で、永遠とこういう男は金のある
デイナの生き血を吸って生きていきそうな男だね。

デイナが情報関係の処理を扱っている関係上、銀行や港湾局
のデータを弄れと強要してくる。早い所知り合いの刑事とかに
逮捕させれば良いのにね。

そもそも殺人の共犯者だったデイナが国の重要な職務に就けて
いるというのは不自然極まりない。例えそれがケビンに巻き込
まれたものだとしてもね。

■ジャックとルネ

ジアを窓口にしてウラジミールと接触し、そして核物質を持つ
セルゲイへと接触していこうとしているようだ。
ジアに対するルネの対応を見ると完全に常軌を逸しているし、
その後ウラジミールへの接触に於いては、信用を得るための
やりとりが行われるけど、無線用耳栓だとしても、ジャック
とかあれだけ大声をだしていると外に音漏れして聞こえないか
心配になる。
クロエが検索しながら情報はジャックを介してルネに伝わって
いくという面倒な段取りなのでタイムラグは怖いものが有った
けどね。
途中で嘘がバレて殺害されそうになるが、ルネは元々死にたが
っていたようでこの取引が成立しなければ行くところもない
としてウラジミールへの訴えを起こしていたけど、この辺は
彼女の本音が出ていた部分だろうね。最後の瞬間まで助ける
べきかそれとも計画の続行かを選択させられる方としては
判断が難しい。ヘースティングスならば確実に逆の選択を
常に取りそうだ。

■核物質の流れ

ファラドは実の兄を殺してでも政権を奪取して自分の掲げる
理想を貫きたいようだ。その為には核が必要だとするけど
本当に核を持つだけでそんなに状況としては変わるのだろうか?

バサエフ家でもドジっ子な末っ子が被爆してしったことで
親子としての葛藤が存在する。
ハッサンの家庭でも同時に兄弟としての絆と夫婦の絆などが
試され、妻はオマールに対してこれ以上は我慢出来ないとする
烙印を押したようだね。

核物質に関しての取引には5時間はかかると言っていたので
単純に言って5話先までは取りあえず核に関する犯罪者間の
やりとりは行われないのかな。

■和平に立ちはだかる人権の重み

ハッサン大統領は国内で自分の政権を転覆させようとしたもの
たちに対して粛正を行おうとしていた。国際法上それは違法
に当たるとしてアメリカ大統領は反対する。
しかしハッサンによると、「アメリカは法の支配に基づいた
開かれた国家だが我が国は違うこと。唯一の法は力であり
少しでも弱みを見せたら潰される」ということを主張する。
果たしてこの辺の溝は埋められるのか。
まぁアメリカの法も相当いい加減だけどね。

・24 Theme、Written by Sean Callery




ジャック・バウワー (Kiefer Sutherland)
クロエ・オブライエン (Mary Lynn Rajskub) CTU
ブライアン・ヘースティングス (Mykelti Williamson) 新支部長
デイナ・ウォルシュ (Katee Sackhoff) CTU
アーロン・グラス (John Boyd) CTU
コール・オーティス (Freddie Prinze Jr.) CTU

ロブ・ワイス (Chris Diamantopoulos) 大統領のスタッフ
アリソン・テイラー (Cherry Jones) 大統領
イーサン・ケニン (Bob Gunton) 大統領首席補佐官

オマール・ハッサン (Anil Kapoor) 大統領
カイラ・ハッサン (Nazneen Contractor) オマールの妻
ダブロス(マイク) (Doug Hutchison) 反政府
ファラド・ハッサン (Akbar Kurtha) オマールの弟
ダリア・ハッサン (Necar Zadegan) オマールの娘

ケビン・ウェイド (Clayne Crawford) デイナと関係のある犯罪者
マンナーズ (Lamont Thompson) 捜査官
ルネ・ウォーカー (Annie Wersching) 元FBI捜査官、ロシア潜入
セルゲイ・バザエフ (Jurgen Prochnow) ロシアンマフィア
ジョセフ・バザエフ (David Anders) セルゲイの息子・長男
オレグ・バザエフ (Gene Farber) セルゲイの息子・次男・被爆
ジヤ・バザエフ (Jon Sklaroff) 仮釈放中、6年前に取引
ルーゴ・エルソン (Tony Curran) ウラジミールの仲間
ニック・コーリン (Michael Filipowich) ケビンの友人・犯罪者
ジョエル・レビン (Eli Goodman) 医者
ワシム (Bashar Rahal) 将軍
ウラジミール・ライタナン (Callum Keith Rennie) Vladimir Laitanan
--- (Conrad Allan) Bazhaev's Bodyguard
--- (Philip Shahbaz) Wasim's Officer
--- (Ajay Nayyar) CTU Worker


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