24 -TWENTY FOUR-
(シーズン8)





26 Apr. 2010
第19話 午前10時から11時 Day 8: 10:00 a.m.-11:00 a.m.

脚本/Manny Coto、Brannon Braga
監督/Michael Klick
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テイラー大統領はロシアにコネの有る人物からルネ暗殺の犯人
と、影でカミスタン反政府組織を操っていた人物・組織を聞き出す
必要が有り、ローガンが最もそのコネがある事を知り協力を
仰ぐ。するとロシア政府・外相の一派が関係している事が判明。
更にノバコビッチたちはデイナを使ってCTUから情報を操作さ
せていた事を知る。デイナは免責を条件に全てを話すとして
証拠の音声ファイルと撮影フィルムがあることを臭わせる。
テイラー大統領はローガンから一連の事件にロシア政府が関与
していたとの報告が有り、ジャックがこのままデイナを尋問
して証拠を表に出せばロシア政府は和平協定の席から降りて
しまうハズだと語る。それを受けてテイラーはCTUに自ら脚を
運ぶとジャックに対してこれ以上のデイナへの尋問は行わない
事を告げ、ロシアには交渉の席に留まってもらう必要が有る
と語る。ジャックにはマグワイア空軍基地に行ってもらい聴取
をするとのこと。
ジャックをヘリコプターで護送しようとする中、ジャックは
運転手を人質にしてヘリコプターを奪取する。クロエはジャック
に投降を呼びかけるが全く応答がない事を知り、急いで連邦航
空局と空軍に連絡して、ジャックのヘリコプターを強制着陸さ
せるよう命令を下す。

クロエは必死になってジャックに語りかける。
何故こんなことをするのかと。
一方ジャックの運転するヘリコプターに併走する形で空軍の
ヘリコプターが投降を呼びかける。しかしジャックはヘリコプター
を屋上のヘリポートへと着陸させる。クロエは無茶なことは
辞めてCTUに戻って欲しいと訴える。

ジャックは屋上から非常階段を伝い地上に降りる。
ヘリコプターがジャックを監視する中、NY市警にすぐに現場
に直行させジャックを捉えるよう指示する。
しかしジャックは空から監視されている事を知り、死角に入る
と上手いこと都会の喧噪の中に潜り込んでしまう。

コールはクロエに対してジャックは何をしようとしているのか
と問うとロシアの件で恐らくデイナを追求しようとしているのだ
という。アーロに対して、交通監視カメラでジャックを追跡
するよう命じる。

ケニンはテイラーの元にいくとジャックが依然とし逃走して
いる事を語る。CTUが現在NY市警と合同でジャックを捕まえよう
としている事を語る中、ケニンはテイラーに対してこの件が
暴露されたらテイラー大統領自身が弾劾裁判にかけられること
は間違いなく、また刑事告発をされてしまうことを語る。
あなたは一線を越えてしまっているとし、今ならばまだ間に合う
としてロシア政府が一連の事件に関係している事を話すべき
だと語る。デイナに免責を与えて情報を引き出し、透明性の
高い調査員に一連の件を調査させれば政権は守れる事を語る。
例え和平は白紙に戻っても今は政権を維持させることが大事だ
という。またここで隠せたとしてもいずれは証拠は表沙汰に
なる事を告げる。この協定が如何に大事なのかは分かっている
し、テイラー大統領が私生活を犠牲にしても柱として掲げて
来た和平協定であることを告げつつも、例えこの政権で和平が
実現しなくても次の政権の元がかなえられれば良いのだと説得
する。テイラーはケニンに分かったとして、声明の準備を
して欲しいと頼む。今から40分後に記者会見を行うという。
ケニンは断腸の思いだがこれが正しい判断だと語る。

テイラーはローガンの元にいくと、もうおしまいであることを
語る。和平協定の締結を中止するという。隠蔽が明るみに出れば
全てを失うという。しかしローガンは既にこの事態を予期して
いたような反応を示す。テイラーはもっと貴方は反対するかと
思ったと告げるが、私は現実的なだけだという。テイラーは
貴方の名誉を回復する方法を探るとし、またダリアに話をしな
ければならない事を語る。真相を隠していたことを謝罪する
という。そんなテイラーにローガンは、貴方が懸念していること
は証拠が表沙汰になることではないのかと問い、証拠が世の中
に出なければ良いだけのことではないかと突然意見を語り
始める。その為にデイナの身柄を隠すのだとし、外部の施設
に隔離して証拠を吐かせて、握り潰すのだという。自分には
民間の軍事会社に知り合いがいるというローガンはいつでも待機
している事を告げる。証拠がネックならば手をうてば良いだけ
のこと。証拠さえ手に入れば安全だという。倫理には反するが、
倫理とは問題の内容によって変わるものだという。今は
国家安全の和平を実現させることを第一に考えるべき時だと
語る。
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■CTU対ジャック

ジャックが例え反目側に回っても止める人がいないって感じ
です。
そうなってくるとクロエに結果的にジャックを裏切る立場を
取らせて対決の構図を作る。
しかしジャックはクロエが思っている以上に
クロエの事を理解しているということで、ジャックをおびき
出す囮作戦は、寧ろ主導権を握っているのはジャックだった
ということで呆気なく勝負はついてしまった。

問題なのは今後の作戦に於いてはジャック一人では難しいと
いうことでコールを引き入れた格好だけど、ジャックがコール
とデイナの密会の時間帯を熟知しているとか、コールが
何故かデイナの輸送先を知っているという辺りはちょっと
違和感があるかも。

ジムという情報屋だか闇の武器商人だかに協力を仰ぐ。
過去にこういう人物が出てきていても良いとは思うのだけど
シーズン8で初めて出てきたキャラクターのようだ。

■テイラー大統領の行為は暴走なのか?

ケニンがまた格好良いですね。
これまでにも大統領の警護官とか補佐官の中で格好良い骨太
の演技を見せる人は居たけど、この人はホントにぶれないな。
一見すると悪役顔にもなり得る人なんだけどね。

テイラー大統領が完全にローガンによって踊らされていること。
ゴールを目の前にしてやっと掴んだ和平実現という事実を
手放すことは容易ではない感じだね。

ジャックが私生活を犠牲にし愛するものを失い感情的な対応に
出ているとされているけど、テイラー大統領もまた大局的立場
から見てジャックと同様に私生活を犠牲にしてきた人なだけに
気持ちは分からないでもない。
ただ和平条約締結後に一連の事態が発覚したら、より傷跡が
大きくなりそうだし、やっぱりカミスタンはアメリカに対する
不信感をあらわにして条約を反故にするのではないのかな。

ロシア政府の不正を今明らかにすれば、寧ろ社会ではロシア
政府の同意など求めなくとも条約締結を後押ししてくれそうな
感じもする。アリソンとしての弱みを握っているつもりでも
実際には握られてしまっている気がするんだよね。

■確変

なんとなくダリアってロシア側に付いているのではないか
という気がしないでもない。
この人ハッサンには散々裏切られているし、まだ少しエンディ
ングまでエピソードがある事を考えると、ちょっと意外な
敵の出現が必要な感じがする。それらのことも全てローガン
が把握していたりしてね。



・24 Theme、Written by Sean Callery



ジャック・バウワー (Kiefer Sutherland)
クロエ・オブライエン (Mary Lynn Rajskub) CTU
ブライアン・ヘースティングス (Mykelti Williamson) 新支部長
デイナ・ウォルシュ (Katee Sackhoff) CTU
アーロ・グラス (John Boyd) CTU
コール・オーティス (Freddie Prinze Jr.) CTU

アリソン・テイラー (Cherry Jones) 大統領
イーサン・ケニン (Bob Gunton) 大統領首席補佐官
スーザン (Sarah Hollis) 大統領の秘書
カイラ・ハッサン (Nazneen Contractor) オマールの娘
ダリア・ハッサン (Necar Zadegan) オマールの妻
ジャモ (Navid Negahban) オマールの元側近

チャールズ・ローガン (Gregory Itzin) 元大統領
ジェイソン・ピラー (Reed Diamond) ローガンの秘書
ミカイル・ノバコビッチ (Graham McTavish) ロシア外相
パベル・トカレフ (Joel Bissonnette) 殺し屋、ノバコビッチの部下
マーク・ブレッドソー (D.B. Sweeney) 民間警備会社・輸送責任者
デボン・ローゼンタール (James Hiroyuki Liao)
アンジェラ・ネルソン (Lesley Fera) 報道官
ジム・リッカー (Michael Madsen) 闇の商人
ベック (Justin Alston) 捜査官
--- (Mark DeLisle) NYPD Officer
--- (Mark Engelhardt) Air Force Pilot
リー (Brian Hite) CTU Agent
ホプキンス (Hiro Koda) CTU Agent
グリーア (Sterling Rush) CTU Agent


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