24 -TWENTY FOUR-
(シーズン8)





24 May 2010
第24話 午後3時から4時 Day 8: 3:00 p.m.-4:00 p.m.

脚本/Howard Gordon
監督/Brad Turner
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ジャックはローガン元大統領の服に盗聴器を仕掛けていた結果
ロシア側の首謀者は国連のロシア代表団のノバコビッチでは
なく、なんとロシア大統領のスワロフだと判明する。
その盗聴を聞いたジャックはスワロフの殺害を企てる為に
国連ビルの向かい側のあるハートビルにローガンの側近で有り
現在CTU内部で大統領命令によって就任したジャック捜索隊
ピラーの車に乗り込み、検問を突破。ピラーを気絶させた後、
ジャックは狙撃の準備をする。
クロエはジャックが殺害されるのを何とか阻止したいが為に
コールと共にジャックの行方を追う中、アーロが顔認識ソフト
によってハートビルにいる事を見つけて直行する。クロエは
コールに対して10分後私の連絡がなければ待機させて置いた
部隊を突入させて欲しいと語る。
コールはクロエに対して例えジャックが証拠を持っていると
しても寧ろスワロフ暗殺を阻止することを優先しなければ
外交的にも大変な事態になる事を示唆する。

一方ダリアは記者のメレディスがカイラに対して、ハッサン
殺害に関与していたのはカミスタン政府反対派組織ではなく
その背景にはロシア政府が関与していた事を知る。
ダリアはその件でテイラー大統領に対して事実確認をしたい
のでメレディス捜索の手伝いをして欲しいことを頼むが、
テイラーもこれ以上は隠せないと考えて全てのことをダリア
に話す。ロシアが関係していることをアメリカは把握している
こと。それを知ったダリアは和平協定を結ぶことは出来ないと
するが、テイラーは協定にサインしなければカミスタンが
アメリカに核兵器を持ち込んで攻撃を計画していた事実を
公にして、カミスタン国に対する報復行為にでる事を語る。
選択の余地はないとすると、ダリアは完全にテイラーに対する
信頼心を失う。

クロエはジャックと接触することに成功し、ジャックの持つ
証拠を公にすべきことを訴える。しかしジャックはクロエを
気絶させるともう計画を止めるつもりはないという。
ジャックはローガンに対して現在ローガンの居る向かいのビル
からライフルでいつでも殺せるよう照準を合わせていること
をつげ、その部屋にロシア大統領のスワロフを連れてくる
様命じる

国連大使はマスコミの前で、テイラー、ダリア、スワロフの
三名、そしてマスコミ各社を通して全世界に向けて、この日
が世界にとって大切な日になる事を告げる。歴史的な一日
になるのも今は無きハッサン大統領の勇気と彼の未来に対する
ビジョンが有った事を告げる。ロシア大統領もまたマスコミの
前でロシア国民を代表して、この和平協定によるパートナー
への友情の念を表明する。

会見が終わった後、ダリアが目も遭わせずに立ち去ったことを
感じスワロフはテイラーに対してもしかして知っているのかと
問う。記者からの情報でハッサンの死にあなたの関与があること
を知ったのだという。しかし和平による恩恵を理解している
事を告げる。

そんな中ローガンはスワロフに電話すると今すぐ私の部屋に
来て欲しいとつげ、君の陣営から情報が漏洩しているので
直接話がしたい事を語る。

クロエは意識を取り戻すが手錠で縛られていた。
クロエはジャックに対してジャックの持つデータを使えば
これまでの隠蔽工作にテイラー陣営が関与していたこと。
そしてロシア大統領の不正が全世界に流せるという。その
為の方法としてCTUのサーバーを経由し、全ての政府機関
やマスコミに送信すれば、例え情報規制を行う大統領でも
止められないことを語る。しかしジャックは最後までやり遂げる
と言って聞かなかった。

コールからクロエに連絡が入るが応答が無かったことを受けて
バーク捜査官に対して今すぐに戦術チームをハートビル22階に
送るよう指示する。そこにはジャックがいる事を告げる。

クロエは尚説得を続ける。
チームが来る前にジャックを逃がすこと。ロシア工作員の
パーベルノバコビッチを殺害することとスワロフ大統領を
暗殺することはまるで意味合いが変わってくるのだとつげ、
戦争に発展することになるという。核武装国に戦争を仕掛けて
も良いのか?と問うと、戦争になればまるで関係のない市民を
巻き込むことになるのだと語る。
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■クロエが先かジャックが先か

いよいよジャックが首謀者がロシア大統領・スワロフにあると
知ってローガンを脅して、ジャックが狙撃する射程圏にスワロフ
を呼び出させる。ジャックはローガンに対して、盗聴していた
会話の音声データを聞かせて、全ては知っているということを
示した上で、ローガンを脅した格好だった。

クロエはジャックが狙撃しようとしている事を知って、止めに行く。
クロエが銃を持っていくことに正直、何の意味があるのかみたいな
感じだったけど、後々それが有効になっていく。

クロエはアメリカの地で相手国の大統領を殺害することは、戦争
を仕掛けるようなことだとして唱えていた。

10分して連絡がないと戦術チームが駆けつけると語っていたクロエ。
一時間前の同じタイミングの時には、コールがジャックの協力者
のジェームズ(ジム)・リッカーの元に単独で乗り込み、15分して
俺から連絡がないと情報期間にジムの情報が全て出回ると脅して
いたシーンがあったな。

■CTUサーバーから情報を一斉送信出来るか?

クロエが言うにはスワロフを殺害しなくても、断罪出来るとして
ジャックの持つ証拠を渡してくれれば、それを実行することを
約束する。

戦術チームがバーク捜査官の指揮の下、22階に近づく中、決断を
迫られ、ジャックはクロエに銃で俺を撃ち、メモリーカードを
公開するよう求めた。

クロエがジャックを撃たなければならないというシーンが訪れ
普通の情報分析官ならば銃など撃てるはずもないのに、ジャック
に撃たされるところはちょっと酷だったね。
ただジャックは自殺しようとしていたので、そうなってしまうと
作戦が無効になってしまう気がしないでもない。

■ピラー、ローガン復活

ジャックの要求通りローガンはスワロフを部屋に連れてきたが、
撃たれることはなかった。
ピラーもまた一時間前には命乞いをする立場だったのに、ジャック
が撃たれ確保されたことを知ると途端にまた自分たちの行動を
起こし始める。まぁ自分の仕事をしていると言えば仕方が無い
のかなと思うけど、テイラーの命令ならばともかくローガンの
命令の下で動いているので、何の免責も同情にも値しない気がする。

■クロエはメモリーカードを運ぶ

こういう時、通信でサクっと送信できないのか。
独自のAP設定したんだし自分の手で持っていくというのもちょっと
アナログチックで笑えるところ。
監視されているということは分かるのだけど、監視するよりも先に
送信出来ると思うんだけどね。メモリーカードなんて沢山用意
して別のを渡せば良かったのに・・・とか色んな可能性が有るけど
流石にそんな状況でもなかったのか。

ピラーのセクハラに近いクロエに対する調査はかいくぐったけど
結果としてサービーにアップロード中に捕まってしまった。

■大統領たち

メモリーカードを押収したピラーがローガンを経由してアリソン
の元にも届いた。その動画の中にはジャックのキムへのメッセージ
と共にその思いが綴られていた。
「本来の平和には単なる駆け引きからは生まれない。根底にあるの
は、"信頼"、"正義"、"相互理解"そして何よりも大事なのは、
互いに前に進むという強い意志。今回はそれがなく幻の協定で
有り、俺の良心が許さない。犠牲者が黙殺されているのを放って
おけない」とのことだった。

■調印式

いよいよ歴史的・記念すべき一日、その瞬間がやってきました。
スワロフが最初にサインし、次はダリア。
ダリアがかなりサインに躊躇しており、それを見守るジャモや
カイラは目に涙を浮かべていたようだった。相当無念だろうし、
何よりもアリソンに対する失望が高そうだね。
最後にアリソンがサインを行う。
ハッサンからの贈り物のペンに込められた思いを聞かされて、
流石にアリソンの良心も揺れ動いたようだ。
ジャックやクロエは事実を明かせなかったけど、アリソン大統領
自身が事実を明かすことに意味が有ったんだろうね。

■その後

アリソンに求められた最後の決断は調印式直前にジャックの暗殺
命令だった。国のために戦ってきたジャックさえも殺害しなければ
ならないものなのか。まさに「ランボー」シリーズに於けるシル
ベスタースターローン状態だったけどね。
ローガンはアリソンに決断を求め、暗黙は了解と受け取るとして
ジャック暗殺を指示。
それを止めようとして、今回初めて"無人機"が役にたった。
無人機のカメラ写りまで気にするジャックさんステキです。

ジャックを殺害しようとしていた諜報員がなんと、
「CSI:科学捜査班」のバルタン刑事役のAlex Carterだった。
もの凄く美味しい役をもらったものだ。でも手足を縛られた状態
でもジャック反撃。

ローガンがアリソンに対して彼をどんな所に収監しても必ず
最後まで目標を追い詰めてくると言ったのが分かる感じだね。

■その後2

結局、ローガンはピラーと祝杯をあげていたけど、アリソンが
調印式で全てを明かしたことで、全てが終わった。
ローガンがビラーを殺害し、ローガンはアリソンが部屋に護衛官
を連れてくる中で、拳銃自殺。とはいえ死なない感じで、生きて
いても脳死状態みたいな感じで語られていたね。


・24 Theme、Written by Sean Callery


ジャック・バウワー (Kiefer Sutherland)
クロエ・オブライエン (Mary Lynn Rajskub) CTU
ブライアン・ヘースティングス (Mykelti Williamson) 新支部長
デイナ・ウォルシュ (Katee Sackhoff) CTU
アーロ・グラス (John Boyd) CTU
コール・オーティス (Freddie Prinze Jr.) CTU

アリソン・テイラー (Cherry Jones) 大統領
スーザン (Sarah Hollis) 大統領の秘書
ティム・ウッズ (Frank John Hughes) NSA
カイラ・ハッサン (Nazneen Contractor) オマールの娘
ダリア・ハッサン (Necar Zadegan) オマールの妻
ジャモ (Navid Negahban) オマールの部下

チャールズ・ローガン (Gregory Itzin) 元大統領
ジェイソン・ピラー (Reed Diamond) ローガンの秘書
ジム・リッカー (Michael Madsen) 闇の商人
ユーリ・スバノフ (Nick Jameson) ロシア大統領
イーデン・リンレイ (Julie Claire) ピラーの部下

ネイト・バーク (Jamie Martz)
--- (Eriq La Salle) UN Secretary General
--- (Jim J. Mundy) UN Secretary General
ナンツ (Alex Carter)
エレン・クラマー (Kathryn Winslow)
--- (John Antonini) Commando
ベック (Justin Alston) 捜査官
--- (Adam Tsekhman) Suvarov's Aide
--- (Eltony Williams) EMT
--- (Erin Pickett) Reporter


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