30 ROCK サーティー・ロック 原案 / ティナ・フェイ 監督 / アダム・バーンスタイン 他 製作 / ジェリー・カプファー 製作総指揮 / ティナ・フェイ、ローン・マイケルズ ジョアン・アルファノ、マーリ・クライン、デイヴィッド・マイナー http://www.30rock.jp/

第5話 マフィン・トップ Jack-Tor

脚本／Robert Carlock 監督／Don Scardino
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トレイシーはリハーサルも適当に抜け出そうとする。
友達のパーティーが有るんだとレモンに告げるが、ちゃんと
リハーサルには出演するよう言い渡される。更に共演者のジェナ
から、トレイシーに対してちゃんとカンペに書いてある台詞
通りに演じてくれと言われる。しかしトレイシーは、オレの
持ち味は即効のトークが売りだろう?という。

ジャックは社員たちの為にVTRに作成し、今後の番組の経営方針
を語る。彼の掲げる戦略とは"異種製品統合"。NBCの脚本家は
GE社の製品のすばらしさを台本の中に盛り込むのだという。
例えばGE社製の直流掘削モーターを愛用しているとか、台詞
に入れるのだという。製品を売るために番組を利用するという
のか?とレモンはあきれ顔。
ジャックは、君たちのしていることは大統領をコケにしている
だけだという。しかしレモンは、"ゲイ"ブラハム・リンカーン
ネタは大人気だと告げる。

ジョナはレモンに対して、トレイシーが未だにカンペ通りに
台詞を語らない事に文句を告げる。もしかしてトレイシーは
文字が読めないのではないか?と考える。試しにセリフを読ま
せてみようとして、台詞が変更された台本を手渡すが、彼は
読まずにその場から立ち去る。しかし立ち入り禁止の"非常口"
に逃げ込んだことで、その疑いは一層増すことになる。

そんな中、現場にいたフランクとトゥーファーは、ジェナの
性格が現場の人間と関わることで歪んできたのではないか?と
し、僕らが修正しないか?と話し合う。ジェナに会うと、
フランクは経理の知り合いのランド・カルリシアンが最近
ジャックが話しているのを聞いたという。"番組の予算縮小の
為に出演者を首にする"という事。それを聞いたジェナは二人に
感謝し、首にならないようジャックを説得しようとする。

レモンはピーターに、トレイシーの事を相談する。
彼は文字を読めないのではないか?という事。トレイシーは
彼は映画俳優なのにそんな事あり得ないとするが、確かに映画
撮影の現場でも台詞をまともに読めず、アドリブで切り抜けて
いた事を思い出す。レモンはこれはアメリカ政府の教育システム
に問題があるとし、イラクには大金を注いでいるのに、アメリカ
の卒業率はスーダン以下だという。いやスウェーデン以下だった
っけ?とレモンは言い直すが・・・
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トレイシーがカンペの台詞を守らずに常にアドリブで暴走する
事に関して、もしかすると彼は文字が読めないのではないか?
と疑っていく。レモンは、教育システムに問題があるとして
トレイシーを傷つけないようにその事実を聞き出すが・・・

トレイシーが文字を読めないと告白した後に速攻で新聞を
読む姿があったり、トレイシーが本当に文字が読めないか
どうかを探るために、ポスターに彼を卑下する文面を盛り
込んだり、美人レズオーディションを画策したりと、笑える
ネタ尽くしだった。

オレは文字が読めないとして、いつも女子トイレに入って
しまうし、サインを書くときはいつもXしか書かないし、
選挙でネーダーに投票したとする辺りの言い回しも面白く、
皮肉が込められているね。

一方ジャックの役者としての才能が無いという設定も今回
は二本柱のネタとして扱われた。
冒頭で社員向けに立派な主張をVTRで語るが、その裏にある
5日間の苦労は涙ものである。

ジャックが翌日の放送前に不安になる姿。
レモンにこのことは二人だけの内緒にとする辺りの不安そう
な彼の台詞回しに好感度を覚える物がある。

ジェナを呼び出す社内放送。
今回の彼女の番組は「マフィントップ」なる番組。
最初はジェナだけが呼び出されていたが、GFK(ゴーストフェ
イスキラー)とか、ヨーヨーマなんかも一緒に呼び出される
様になる。どんな番組なんだか。