30 ROCK サーティー・ロック 原案 / ティナ・フェイ 監督 / アダム・バーンスタイン 他 製作 / ジェリー・カプファー 製作総指揮 / ティナ・フェイ、ローン・マイケルズ ジョアン・アルファノ、マーリ・クライン、デイヴィッド・マイナ ー http://www.30rock.jp/

第13話 バレンタイン離婚 Up All Night

脚本／Tina Fey 監督／Michael Engler
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ジャックが差し入れた食事にあたってスタッフは三日間嘔吐
しているという。レモンはジャックにその事実を告げると高級
レストランの料理だぞとし、パッケージを見てみると"カヤホガ
川産"と書かれた怪しいシジミである事を知る。
今週は再放送に出来ないか?というレモンに対して、陸軍が
スポンサーをしているので無理だと語る。何とかオンエアーに
間に合わせろという。

そんな中、ジャックのオフィスに連絡が入り、これから元妻で
あるビアンカがやってくるという。何か欲しいときには必ず
連絡してくるのだとし、恐らく離婚訴訟に於いて財産をむしり
取る気だろうという。98年から別居しているというジャックは
彼女のことをイカレた女であると告げる。

ビアンカは弁護士を同伴してやってくる。
レモンは「アグリー・ベティ」のマネだとして、ビアンカに
気がつかれないように地べたを這って退出する。

レモンはスタッフたちの前で今夜は徹夜になることを告げる。
しかしスタッフは今夜はバレンタインデーで予約が入っている
とブーイングが鳴り響く。
セリーは恋人のアリスと結婚式場を巡ってケンカの真っ最中だ
った。レモンの元にも宛先人不明の真っ赤な花束が届いていた。

ビアンカが来たのは、離婚の協議を決着させるためのものだった。
先日のパーティーでの件を謝罪すると、共有財産の全てを放棄
するという。明日の書類にサインすれば、全てがクリアになる
事を聞かされジャックは浮かれる。

一方レモンは自分にくれた花束を誰が贈ってくれたのか探し回る
事に・・・
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ジャックが差し入れした料理でスタッフたちが食中毒を起こ
したために、徹夜での仕事を強いられる中、今日はバレンタイ
ンデーという事もあって、それぞれに妻や恋人たちとの時間を
持ちたいと考えていた。レモンは、自分の元に贈られてきた
花束の送り主を捜していく。

ジャックとビアンカの離婚話はなんだかよく分からない物が
あった。ジャックの微妙な心情がそこには存在していて、
本人の前では罵倒してしまうのだけど、実際には別れるのは
名残惜しい感じで、無理に訴訟騒ぎを起こそうとしている所な
ども、実際には離れたくないとする裏返しなのではないかと
いう感じがする。

"結婚"、"寝る"、"殺す"。
三人の人物を抽出して、それぞれにどれに該当するかを選ばな
ければならないゲーム。
フランクが常にジェナの事を"殺す"に選ぶ辺りにドラマが
生まれていたし、嘘つきだからとするフランクの前で彼のことを
罵倒した事で本音が引き出されるという上手いオチが用意される。

ジャックの離婚成立の煽りを喰らって、バレンタインを犠牲に
するものが居たり、それぞれに意中の相手と過ごそうとするも
どの人物も殆どバッドエンディングの中で、一番美味しい思いを
したのはケネスだったのかもしれない。