30 ROCK サーティー・ロック (シーズン3) 原案 / ティナ・フェイ 監督 / アダム・バーンスタイン 他 製作 / ジェリー・カプファー 製作総指揮 / ティナ・フェイ、ローン・マイケルズ ジョアン・アルファノ、マーリ・クライン、デイヴィッド・マイ ナー http://www.30rock.jp/

Feb. 26, 2009
第12話 世界の終わりは恋人と Larry King

脚本／Matt Hubbard
監督／Constantine Makris
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ジャックとエリサは食事を取ろうとするが、エリサは屋台で
良いという。目の前で男性が赤ちゃんをあやしながら屋台で
食事を買おうとしているのを見てジャックは可哀想だという。
しかしそれを聞いたエリサは何故か?と尋ね彼は貴方が持って
居ない、家族・妻・子供を持っているのだと語る。

ジャックはオフィスに行くとリズに女性としてアドバイスが
欲しいと頼む。午後にエリサが来るが、彼女は最近将来のこと
について確認したがっている様だと語り、ジャックはちゃんと
考えているが、あまり信用されて居ない事を告げる。
結婚するのか?と問うと、ジャックはまだその前段階だと告げる。
同棲するのか?と問うと、ジャックは90年代を思い出せとし、まだ
彼女とは寝ても居ないのだと
いう。エリサは宗教的に厳しい教育を受けてきたので、なかなか
体の関係にも及ぶことが出来ないとし、だから別の方法で楽し
んでいるのだという。先に進むことに対してエリサは何らかの
契りを欲しがっているという。幾ら相手を大切にしても納得
しないみたいだという。性と愛とは切り離せないと。リズは
それならば第一に正直になることだとし、貴方が納得いかない
のならば同意するなという。第二に今年は私は貴方よりも
"二回多くやった"という事だとし、負けを認めろと突然ジャック
にライバル意識を持つ。

リズはトレイシーがCNNの「ラリー・キングライブ」に出演する
事になった事を知り準備は出来たのか?と尋ねる。三時間
かけて言葉使いを直したという。ピーターはトレイシーに番組
内で「TGS」を宣伝して欲しいと頼む。「TGS」は金曜10時30分
NBCで放映中だという事を言って欲しいとすると、金曜C時30分
TB10で放映中だなと語る。

そんな中、ピーターの携帯にリズから電話が鳴る。
リズは目の前に居るのにどういう事なのか。電話に出てみると
男の服を着た女が俺のタクシーに携帯電話を忘れていったの
だとし、俺の名前はアシフだという。リズは電話に変わると
アシフから配車センターまで受け取りに来られるか?と問われる。
行くというリズ。アシフは何故携帯の履歴にトレイシーの名前が
有るのか?と尋ねられると、彼とは仕事仲間なのだという。
サインが欲しいのか?と問うと、800ドルを用意しろと言われ
断れば携帯を捨てると言われる。リズは呆れたように"アベコ
ベデー"だと語ると、アシフは俺は移民だから知らないがそんな
日が有るのか?と言われる。
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ジャックはなんとかエリサとの関係・ヨリが戻ったものの、
エリサは次の段階に進む為には何らかの契りを求めている事を
知ってリズに相談していくというもの。
人生にとって一番大切なモノとは一体何なのか。
そんな中でアジア市場の株式が暴落して、NBCを始めとするGE
グループは危機的状況を迎え、CEOのドン・ガイスも失踪して
しまう。

■リズ

今回は珍しくケネスとの絡み。
リズは携帯電話をタクシーの中に忘れてきてしまい、その運転手
の男性・アシフから不当な金銭の要求を行われる。
ただこの金額が不当かどうかは分からない。
日本の場合、遺失物法によって5%から20%の報酬を請求できる
と有るので、リズの携帯電話の価値がどの程度有るのかによる
ものが有るのかも。リズのようなテレビ関係者の携帯電話は
ある意味では何百・何千万の価値がありそうだけど、アシフ
から登録者リストを見られ、友達が居ねーなみたいに言われて
いた所が笑える。リズの携帯にはリズの胸の写真が入っている
という事で、2千ドルを要求されていた。
タクシーの配送センターがあるのが危険な地域だったこともあって
ケネスに付いてきてもらう。当初は保険適応外なのでいけないと
言われるも友達として来て欲しいと言われて、その気になって
しまうケネスが可愛らしい。

携帯の中に何が入っているのかでケネスからは色々と聞かれて、
ドイツの祖母からの子守歌が入っているとし、歌って見てくれ
と言われるも、リズも馬鹿正直に歌わずに、ドイツ語が分からない
と言えばいいのにね。
何度も歌のリズムを聞いてケネスは、リズが口ずさんでいるのは
レッドバルーンは99というネーナの風船に抗議する反戦歌だと
して嘘を付いていた事がバレてしまう。しかしそれでもケネスは
リズの為に来てくれるのだから優しいね。

■ジャック

いよいよジャックはエリサと関係を持つ事に。
仕事よりも愛に生きることに決めたことで、故郷のプエルトリコ
に帰郷するとするエリサを説得する。"ジャリサ"Tシャツを用意
したかと思えば、ジャックの秘書のジョナサンからは、"ジャクナ
サン"としての仕事はどうするのかと言われる。
マーク・アンソニー(プエルトリコ系の歌手)と押しつける様な事
はしないが、気持ちを知りたいと言われてずっと一緒にいる事
を話す。一度関係を持つと凄い勢いでHしまくるという辺りが
笑える。
アジアの市場が不味いと言われるもジャックは愛に生きようとする。
しかし「レバレッジ」のシーズン1を踏襲するように、ジャック
の発言が録音されていて、結局仕事をするハメになった。
それに失望したエリサが帰国することになるけど、ジャックは
その際「フレンズ」のロスの様に空港に迎えに行こうとしたことを
告げられ、結婚する事を告げる。しかし大きな宝石をもらったと
同時に帰国してしまった様だ。

ドン・ガイズが1987年に撮影したとするメッセージのビデオテープ
が送り込まれていて、アメリカ市場が混乱するであろうことが
既に占われていたこと。その原因はソビエト連邦か女性大統領で
資本主義の終わりを語っていたけど、結果的にアメリカ市場には
影響はなく、トレイシーの不用意な発言によって混乱させられた
というものだった。

■トレイシー

今回は何と言ってもトレイシーのパートが思いっきり笑えた。
トレイシーがCNNのトークショー「ラリーキングショー」に出演
するという事で、同僚達から「TGS」の宣伝をしてくるように言わ
れる。TGSなんて言うからスタートレックか何かの宣伝なのかと
思ったけど、ネタはNBCで放送しているサタデーナイトライブの
事のようだね。

トレイシーが最初にラリー・キングに語っていたのが、
映画「ティーン・ウルフ」ネタ。ラリーから全容を明かしてくれ
ましたと語られた際の笑えること。
トーク中に緊急ニュースが入り、アジア株式が大暴落になって
いると聞いた際には、「俺たちのニューヨークに明日はない」
と語ったり、ウォール街が崩壊してまた70年代に逆戻りする
とした不安を煽りに煽っていくという辺りが凄かった。
トレイシーって普段変な事ばかり言っているけど、何故かこういう
場では意外とまともな発言をしている所が笑える。
アジアに行った事は有るの?という質問に、「ラッシュアワー」
に出演する予定だったと告げるトレイシーだけど、クリス・タッカー
の変わりに出る予定なのかと思えばジャッキー・チェンの変わり
に主役を演じるハズだったと語っているし、笑えるな。
「サンダードーム」に備えて身体を鍛えろ!と語ったり、
N.Yのディズニー気配は終了だとし、夜中にあなたのレクサスは
ネズミの集団に戻り人間と奪い合うとしたり、散々な事を
吹いていたけど、結果的にトレイシー発端の経済パニックだった
という事でオチが付いた。

過去の映画の引用が多かったので元ネタが面白いね。

■その他

トレイシーがテレビ局に隠している財産について、ピートたち
が捜そうとするシーンが描かれた。なんどもテレビ放送中の
トレイシーに電話をしてその在処を聞き出そうとする辺りが
笑える。
世間はパイパニックの最中だとするトレイシーの発言も、ジャック
たちのエピソードに通じるところもあるし、トレイシーが
安全だと思っているのがケネスそのものだとしているところで
二人こそ友人関係に有るのではないかと思う所も有るね。
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