4400 未知からの生還者 (第2シーズン)


第9話(15) 罪と贖い
Rebirth

脚本/Lisa Melamed 監督/Milan Cheylov

今回は4400の一人、エドウィン・ムシンガーについて取り
上げた話だった。

彼の能力はズバリ、子宮内にいる赤ちゃんの異常を感知し
治癒する能力があるということ。ショーンと似た治癒系の
能力を授かったわけだが、その反面治した分だけ逆に自ら
傷ついてしまう。

彼は子供たちを治したいというが世間に公表される事は
避けたいという。その理由は過去の壮絶な人生にあった。
彼はルワンダ時代虐殺される事に対して、何の反対もせず
見守っていたという。彼の顔を知る人物がアメリカに居る
というのも凄いが、今回はそんな過去によって嫌悪感を
示すトムの姿があった。

トムは未来人が4400に能力を授けたのは何らかの理由が
有ることだと思っていたが、虐殺を見守っていた男を助け
る事は正義に反するという。
ルワンダ政府へ受け渡しを拒否する変わりに、赤ちゃんの
治癒活動を行うという条件で一応展開として落ち着くわけ
だが、過去がそう簡単に消せないことを描いた。

また今回は平行してリチャードの過去についても触れられた。
彼によくしてくれたミルトンの死。
それを機会に当時の朝鮮戦争に出兵したリチャードの仲間が
会うことになる。みなリチャードに酷い行いをしてくれた人
は素直に謝罪してくれたが、一人だけその首謀者であるリー
だけは姿を見せない。リーは黒人と白人が結ばれるのを快し
とせず今でもその心情に変わったものが無いことを描いた。

差別的な行動を取ることで仲間のいない彼の現状が描かれ
一人亡くなって行くことを考えると、そんな心情に固執する
必要が有るのかとさえ思うシーンだ。

またエイプリルが先日マイアを利用して賭け事を行った件
で姉のダイアナと衝突。結局家を追い出されてしまう。
この辺突き放せるところが凄いなと思う。マイアは間違いを
冒しても許し合えるのが家族だというが、結局離ればなれに。
なんとも切ない場面だった。

カイルは記憶がないときにコリアーを殺した事を思い出し
つつ有った。誰にも相談できず苦悩する様子が描かれた。

ジョエル・グレッチ (トム・ボールドウィン) 国土安全省
ジャクリーン・マッケンジー (ダイアナ・スクーリス) 国土安全省
マハーシャラルハズバズ・アリ (リチャード・タイラー) 元軍人
ローラ・アレン (リリー・ムーア) 夫が再婚
パトリック・フリューガー (ショーン・ファレル) カイルの親友
チャド・ファウスト (カイル・ボールドウィン) 意識が戻る
メガリン・エキカンウォーク (イザベル) リリーの子供
コンチータ・キャンベル (マイア・ラトリッジ) 予知能力
サマンサ・フェリス (ニーナ・ジャーヴィス) NTAC主任
カリーナ・ロンバード (アラーナ・マレーヴァ)
ピーター・コヨーテ (デニス・ライランド) 国土安全省
リチャード・カーハン (マルコ・ペイセラ) 安全保障省。めがね
ジェフリー・コムズ (ケヴィン・バーコフ) 神経科学
ビリー・キャンベル (ジョーダン・コリアー) ホテル王。4400
カジエリック・エリクセン (ダニ−・ファレル) ショーンの弟
ブルック・ネヴィン (ニッキー・ハドソン) ショーンを好き?
ナターシャ・グレグソン・ワグナー (エイプリル・スクーリス) 妹

guest
Ingrid Torrance (ルーシー) 4400センター
Luke Askew (リー・ケンダル) 白人優越主義者
Hill Harper (エドウィン) 4400。ルワンダからの移民
Beau Starr (ベン) リチャードの戦友
John R. Taylor (ヘンリー)
Patricia Drake (ホドラー) 医師
Lovie Eli (ヘレナ)
Brandi Alexander (アルマ)
Myfanwy Meilen (アン・ワース)
Jodie Graham (セバスチャン・ワース)

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