ALCATRAZ / アルカトラズ
ALCATRAZ

製作/J・J・エイブラムス





Jan. 30, 2012
第4話 銀行強盗犯 スウィーニー Cal Sweeney

脚本/Robert Hull
監督/Brad Anderson
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コロニエルリバティ銀行の受付嬢アマンダの元に紳士風の男性
キャル・スウィーニーが現れ、貸金庫から出したいモノが有る
と告げる。二人は貸金庫に下りていくと早速キスする。
防犯カメラは切ってあるというアマンダに対して、隙を見て
注射器で彼女を眠らせると、
貸金庫を壊して中から色々と物品
を盗み出していく
。その最中に銀行員がやってくると、スウィ
ーニーは銃で殺害する。

1960年
アルカトラズ刑務所の洗濯室
スウィーニーは弟子入りする男・ハーラン・シモンズに、色々
と刑務所内の取引について指導する。スウィーニーは刑務所
でのタバコや薬物などを流入させて金を稼いでいる人物だった。
ズボンなどを洗濯する前に必ずポケットを調べろと告げ、そこに
客からの要求するものが書かれていると告げる。単純だがリスク
が有る事を告げ、この世界では悪党相手に弱腰で挑めばすぐに
相手に主導権を握られるとして、私情を挟むなと告げる。
そんな中、スウィーニーと内通している刑務官が、スウィーニー
の監房にガサ入れしていると報告に来る。
スウィーニーはすぐに戻って中を調べると、自分の宝にしている
ブリキの箱が無くなっている事に気がつく。スウィーニーは
すぐに副所長と話がしたいと看守に要求する。

現在。
ソトレベッカリリーが勤務する中華店で朝食を取る。
レベッカはソトが何故博士号を二つも取っているのにコミック
屋をしているのか質問する。すると親の手前博士号を取得した
が、全米犯罪学学会の学会誌に画期的な犯罪防止論という名の
茶化した論文を投稿した為にブラックリスト入りしたのだという。
親と複雑な関係に有るソトの事情の一端を知る。
そんなレベッカの元に銀行の貸金庫が襲われ死亡事件が起きた
との連絡が入る。それを聞いたソトはすぐに
囚人2112号のキャル・
スウィーニー
が活動しているのだろうとピンとくる。
50年代に20件以上の貸金庫だけを狙った犯行を続けて来た男
だか、殺しは専門外だという。恐らく予定外に殺したのではないか
と。しかし何故目の前に金が沢山有るのにそれを手にしようと
せず貸金庫だけを狙うのか?と問うと、貸金庫だけを盗むのは、
連邦犯罪ではなく器物破損で、FBIの捜査は逃れるためだろうと
告げる。リバティ銀行では6個の貸金庫が盗まれていた。
被害者の銀行員は空気圧縮銃によって殺されているとし、精肉
業社が牛を殺すのに使用しているものだと語る。

被害のあったアマンダから事情を聞く。
するとスウィーニーとは町のスーパーで出会ったのだという。
とても気が合いディナーに誘われ関係が発展したという。
いつも家に来ていたが、彼の家は改装中とかで入れて貰えなかった
との事だった。彼はお婆さんの形見だとしてネックレスをくれた
という。
二日前にも銀行の貸金庫が襲われているが、質屋に売った形跡は
無いという。貸金庫の中に何が入っているか銀行も把握していない
のでスウィーニーが何を求めているのか、盗まれた貸金庫の
オーナーから話を聞いて回れとハウザーから指示されるレベッカ。

その頃スウィーニーは、ベイリー邸を訪れ、主人のウィリアム
から盗まれた貸金庫の中身の保険の為に調査している事を告げ
近づく。中に有ったのは
青いサファイアのネックレスだとする
ウィリアム。プラチナのチェーンが付いていたもので、結婚25周年
の記念に妻にプレゼントしたものだという。スウィーニーは
突然豹変して、何故そのネックレスを大切にしているのか理由
を知る為に二人の出会い・なれそめから話すよう脅すのだった。

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今回は銀行の貸金庫ばかりを襲うスウィーニーが主人公。
一体彼が現在の世の中で貸金庫の中身の何を狙っているのかを
追跡する。

スウィーニーという男の人生に触れるエピソード。
10歳の頃に火災によって両親を失い、唯一残ったモノが焼け焦
げたブリキの箱だったということ。

その箱を捜しているのかと思ったけど、全然違うものを求めて
いるようで、何だかよく分からないものが有った。

ハウザーは悪い奴では無いにしても、過去と現在を繋ぐ何かに
関与しているのかと思ったけど、彼も何故囚人が現在にタイム
スリップしてくるのか分かっていない様だった。

会話を見る限りでは、スウィーニーは何者かによって鍵を盗んで
くるよう要求を出されている感じだった。
鍵を持って居たのは囚人ジャックに続いて二つ目だという。
解析した結果では、当時の技術では作れない鍵だとして、その
原因がハウザーたちが追う組織に繋がっているのだろうか。

当時のアルカトラズの所長や副所長のエピソードも描かれ、
副所長の誕生日会を所長が行っていたけど、その中には、いけ
好かないボーレガード博士やら心理学者で臨床心理学の博士号
を持つグッピー?夫人なる美女が居た。記憶の事を引き合いに出し
ていたので、ここで会話していた内容は何ら意味が有るのだろう
か。そしてブリキの箱の中から副所長が書類にサインする
為に万年筆を取り出していたけど、一体何をしようとしていた
のだろうか。
案外ソトはこの美女博士の息子とかそんな設定だったりする
のだろうか。

また囚人を使って誕生日会の給仕をやらせるとか、相当けちく
さい所長だな。
よくこんな不気味な所で誕生日会を開こうとするもんだなと
思わせた。

またソトが花屋に行った際に、モテキャラになっている所が
微妙に気になる。刑事には15%引きだが、あなたなら二割引きに
するみたいなセリフが有ったけど、ソトはどう見てもそんなキャラ
じゃないしね。

スウィーニーとハーランの関係も安っぽいエピソードだったかも。

レベッカ・マドセン (Sarah Jones) サンフランシスコ市警
ディエゴ・ソト (Jorge Garcia) アルカトラズ研究者
エドウィン・ジェームズ (Jonny Coyne) アルカトラズ刑務所所長
ルーシー・バナジー (Parminder Nagra) ハウザーの助手
ジミー・ディケンズ (Santiago Cabrera) サンフランシスコ市警
イライジャ・ベイリー(E.B)・ティリー (Jason Butler Harner) 副所長
レイ・アーチャー (Robert Forster) 元看守、バーテンダー
エマーソン・ハウザー (Sam Neill) 影のFBI捜査官
トミー・マドセン (David Hoflin) レベッカの祖父・囚人2002
ジャック・シルヴェイン (Jeffrey Pierce) 囚人
ミルトン・ボーレガード (Leon Rippy) 医師
チェット (Samuel Patrick Chu) ソトの友人・チェスター

アーネスト・コブ (Joe Egender) 囚人
ハーラン・シモンズ (Steven Grayhm) スウィーニーの弟子
ジェリー・テイラー (Geri Jewell) テイラー副所長の姉・同居
キャル・スウィーニー (Eric Johnson) 囚人、ブリキの箱、鍵を捜す
アマンダ (Anna Galvin) コロニエルリバティ銀行・受付
Mrs.ベイリー (Lisa Bunting) 妻、夫の遺体を発見
ウィリアム・ベイリー (Greg Webb) 貸金庫の内容を聞かされ殺される
--- (Paul Chevreau) Silver
--- (Lau Lau Li-Cook) Waitress、リリー
--- (Andrew Hedge) Security Guard
メリッサ・マーフィー (Laura Jaszcz) ヘンリッチ・ベイナショナル銀
行受付
--- (Chris Logan) Observation Room Tech
Mrs.ボーレガード (Valerie McNicol) ミルトン博士の妻
--- (Darren Moore) Inmate
--- (Chris Nowland) Guard
--- (Timothy Paul Perez) Police Chief
--- (Johnson Phan) Bank Manager 殺される
--- (Ben Rogers) MIT Tech
メイ (Elizabeth Thai) 花屋の店員
--- (Sean Tyson) SWAT Commander
--- (Lucas Wolf) FBI Man
--- (Andrew Zachar) SWAT Member
--- (Mark Steinberg) Bank Manager
--- (Timothy Wallace) SWAT Officer

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