ALCATRAZ / アルカトラズ
ALCATRAZ

製作/J・J・エイブラムス





Feb. 6, 2012
第5話 看守 ヘイスティングス Guy Hastings

脚本/Steven Lilien、Bryan Wynbrandt
監督/Charles Beeson
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ガイ・ヘイスティングスは廃墟となったアルカトラズ島の看守宿舎
から写真を取り出す。見回りに来たレンジャーから声をかけられ
ると、彼はレンジャーを殴り飛ばして銃を奪い逃走する。

-- 昔 --
ガイは妻・ベティが目覚める前に起きて制服を着ていた。
目覚める妻にキスすると、
今日の仕事は新人の訓練だと語る。
夕べ娘のアニーの身長を測ると107cmだったとして、壁に身長を
刻んでいた。娘の成長の記録。妻はまさかこんな場所で幸せに
暮らせるとは思ってもみなかったと語る。

ガイはアルカトラズ刑務所に行くと、新人を目の前にして指導を
行う。ここは世界一危険な場所で有り、自分はおまえ達に生き延びる
術を教えるという。ここでは一人では生き残れない為、協力する
事が必要だと告げる。
看守の新人は6名。ジョン・コワルスキー、ウィリアム・ハッチ、
デビッド・オコナー、レナルド・バーントリー、アーロン・ラスキー
レイ・アーチャー
だった。

-- 現在 --
レイはレベッカに対して朝食を取る中華料理店で、写真を見せる。
レイとトミーが生まれ育った場所で二人で取った写真。左が
レベッカはお爺さんのトミーで右が俺だと語る。レベッカはトミー
お爺ちゃんはホントにお婆ちゃんを殺したのかと問うと、レイは
分からないとし、それでも生活のために忘れることにしたのだとい
う。トミーとは幼なじみで親友だったと。
そんなレベッカの元にハウザーから事件が起きたとの通報がある。

早速ハウザーたちと合流して事件の詳細を聞く。
一時間前に
アルカトラズ島の宿舎64号棟でレンジャーが襲われた
という。その直後に一人の男が出てきて、午前9時のフェリーで
本土に渡ってきたという。ソトは防犯カメラの映像からすぐに
ガイだという。しかし
ガイは囚人では無く看守で有り、悪では無く
善玉
だと語る。なぜその人物がレンジャーを襲ったのか。
ハウザーは分からないとしながらも、おそらく誰かがやらせたの
だろうと告げる。誰かとは63年組を消した人物だった。
何をさせようとしているのかそれを探れとハウザーは語る。

一同64号棟へとやってくる。
彼の経歴は、海軍に所属し朝鮮戦争にいき、57年に家族を連れて
ここに来ていること。そして記録上では63年に死亡している事に
なっていた。
看守8人も一緒に毒物流出事件に係わり亡くっている
のだという。しかし一体その人物が何故現在に蘇っているのか。
部屋の一角から血痕が見つかり、弾倉が見つかったことから
銃を所持している事が示唆される。どうやって彼を探せば良いのか。
ソトは確か彼には当時8歳の娘がいるとし、その娘から探りを
入れてみたらどうかという。

レベッカとソトは新作本を出すという設定でアニーと接触。
アニーには娘どころかすでに孫もいる幸せ家族だった。
アニーはアルカトラズ宿舎でのくらしはとても楽しかったとし、
父が帰宅するといつも床に寝そべっていたので、いつも上に
乗っかっていたという。
父と最後にあったのは学校に行く際にフェリー乗り場まで送って
もらったとの事。帰宅する際、母が桟橋で待っており、父が島
で毒流出事件に巻き込まれたのでしばらく自分たちの元には
戻れないと聞かされたとの事。その後二、三日はモーテルで過ご
していたが、亡くなったと連絡を受けたのだという。遺品を
届けてもらったが詳細については聞かされなかったと。
ソトは遺品を貸して欲しいと頼む。

--昔--
ガイは新人看守たちに食堂を案内する。
ここは別名ガス室だとし、催涙ガスがいつでも吹き出す仕組みに
なっているという。囚人はここでは自由に動き回れる分、看守
としてのリスクも高かった。所長のアイディアで囚人達の不満の
ガス抜きのために食事の時間だけは自由にしているのだという。
先日もレッド・スティーブンスが骨でビリー・ハスキンの喉を
切り裂く事件が起きたばかりとのこと。ここでは背後にもいつも
注意しろと云われる。そんな中、新人看守のレイの姿を見ると、
突然トミー・マドセンが襲いかかってくる。何でここに来たのかと
トミーは叫ぶのだった。

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囚人ではなく看守で有るハズのヘイスティングスが突然現世
に蘇り、看守を襲ってまで何か目的のために人々を襲う。
果たして彼の目的とは一体何なのか。

60年代の人が2012年の世界に来てジェネレーションギャップ
もなく動き回るのが不思議なこのドラマ。

今回はレベッカの祖父であるトミーとレイが絡む流れだった
のでそれなりに興味深いものが有ったけど、一体何が起きたのか
結局明かされる事もないままエンディングを迎えてしまった
感じ。

ガイは単純にレイとトミーが脱獄のために毒を仕込んだと
思い込んで復讐に来たという所なのだろうか?

訳ありな感じは至るところで有ったけど、ドラマとしての興味
はどれだけその人物が情報を持っているのかに有るので、
それが明かされずにいるままだとかなりフラストレーションが
溜まる。

今回のエピソードでも何も解決したところはないけど、幾つか
のヒントはすり込まれていた。
トミーとレイが兄弟だったとする事実には驚きだけど、
毒の事件にどれだけトミーとレイが関わっているのか全く
分からなかった。

ガイは気がつくと2012年の世界に来ていたらしい事を口にして
いたので、彼らには毒事件が起きた日から2012年の世界に来る
体内時計的には、数日の出来事として処理されているのだろう
か。

レベッカが最後にハウザーに対して優位性を見せ始めたが、
それが何なのかもよく分からない。医務室に大量の血が流れて
いたらしき事を口にしていたので、それがトミーの手なのだろう
けど、何か血筋に関係する物が有るのですかね。
ハウザーがこの血筋を気にかけている理由が全く分からないな。

ただ現代に生き返った物が娘の身を見守るシーンは理由はどう
であれ良い感じのシーンだな。


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・囚人番号2002 1957年5月12日 収監

レベッカ・マドセン (Sarah Jones) サンフランシスコ市警
ディエゴ・ソト (Jorge Garcia) アルカトラズ研究者
エドウィン・ジェームズ (Jonny Coyne) アルカトラズ刑務所所長
ルーシー・バナジー (Parminder Nagra) ハウザーの助手
ジミー・ディケンズ (Santiago Cabrera) サンフランシスコ市警
イライジャ・ベイリー(E.B)・ティリー (Jason Butler Harner) 副所長
レイ・アーチャー (Robert Forster) 元看守、バーテンダー
エマーソン・ハウザー (Sam Neill) 影のFBI捜査官
トミー・マドセン (David Hoflin) レベッカの祖父・囚人2002
ジャック・シルヴェイン (Jeffrey Pierce) 囚人
ミルトン・ボーレガード (Leon Rippy) 医師
チェット (Samuel Patrick Chu) ソトの友人・チェスター

若い頃のレイ (Robbie Amell)
ガイ・ヘイスティングス (Jim Parrack) 看守
ベティ・ヘイスティングス (Erica Carroll) 妻
アニー・ヘイスティングス (Lini Evans) 娘
J.T (Colin Lawrence) レイの店の店員
幼い頃のアニー (Macie Juiles) 8歳
--- (Chris Logan) Observation Room Tech
--- (Roman Podhora) Ranger
--- (Ben Rogers) MIT Tech
--- (Mitchell Wi) MIT Tech
--- (Scott Rintoul) Trainee Guard
--- (Nick Harrison) Trainee Guard
--- (Matt Raitt) Trainee Guard
--- (David Mott) Trainee Guard
--- (Brent Clark) Trainee Guard

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