ALCATRAZ / アルカトラズ
ALCATRAZ

製作/J・J・エイブラムス





Feb. 13, 2012
第6話 爆弾魔 ペティ Paxton Pettyn

脚本/Jennifer Johnson
監督/Paul A. Edwards
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1960年ハウザーはアルカトラズに行くまでのフェリーの中で
船酔いをする。
爆弾魔ペティの事を刑務所に連行すると、所長自らが出迎えに
やってくる。他に爆弾を埋めた場所を聞き出せば、またして
も市警察のお手柄になるという。
センヌプタ博士は船酔いしているハウザーに対してペパーミントの
タブレットをくれて酔い止めに使ってと告げる。

-- 現在 --
ハウザーは意識を失っているルーシーの病室で彼女が
好きだった音楽をかける。医師がやってくると、ハウザーは
彼女に回復の見込みはないのか?と告げるが、蘇生措置について
の説明は受けたか?と尋ね、可能性は薄いという。

その頃
パイン通り公園で散歩中やくつろぐ人が多数居る中で
次々と爆弾が爆発する事件が起きる。
レベッカたちはすぐに現場へとやってくると、地雷と言えば
パクストン・ペティだと語る。60年代初めの爆弾魔だという。
当時は複数の場所が狙われ、三カ所が爆発したという。四カ所目
があるハズだが、当時見つからなかったというハウザー。
自分は次の爆弾の場所を探すのでレベッカたちにはペティを
捜す様指示を出す。

ペティは朝鮮戦争で工兵部隊に所属。
ウォンジュの小学生が
米軍の地雷を踏んだ際に容疑を掛けられ、軍法会議にかけられた
という。結論が出るまでの間彼は、
プレシディオ基地の墓地管理
の班の任務についていたとし、有罪になった後、軍の刑務所に
5年間服役したという。出所後に爆発させたのだという。

ソトはレベッカにペティの写真を見せると先ほどそこにいた
野次馬の中に同じ顔の男が居たのを見つけすぐに辺りを
見回すとそこに居る事が分かる。すぐに追いかけて追い詰めるが
彼は爆弾を突然レベッカに向かって投げつけ、レベッカを
負傷させるのだった。
レベッカは頭部をぶつけるが、とりあえず大事には至らなかった。
しかし地雷をいくつも背負っている人物が町中を彷徨いている
ことは危険だと告げる。当時爆弾は基地から盗み出された物だ
とされたが、今は何処から爆弾を用意したのかと疑問が残る。
現代に蘇った囚人のコブもライフルを持って居たし、シルベイン
も銃を携帯していた。誰かが手伝っているとしか思えないという。
ソトは
キャプテンアメリカも50年間氷漬けにされていたので、
ペティもそのパターンか?と考えるが、その意見は却下される。
悪者には必ず味方が居るとし、
スーパーマンレックス・ルーサー
みたいなヤツだと語る。

そんな中、現場では爆弾処理班のサイコことマット・タナー
調査に来ていた。話を聞くと古いモノだが、地雷は改造されている
という。殺傷能力を高めるために中に色々と含まれているとの
こと。

遺体の検視をしているニッキーの元に話を聞きに行く。
サウンドマンのTシャツを着ていた彼女の事をソトは気に入る。
被害者の体内から爆発物だと思われる異物が見つかったという。
それは
軍のバッヂみたいだという。

ハウザーはその頃古い資料に目を通していた。
その書類には歌の歌詞が書かれていて、スノー、ビアード、
グレースと書かれていた。それらが
雪祭り(スノー)、ユニオン広場
(ビアード)、グレース大聖堂(グレース)
で起きた爆発だと判明
してていた。

1960年アルカトラズ。
所長やミルトンたちは、ペティに対して凍り漬けにして爆弾の
設置場所を拷問によって聞き出そうとしていた。肉体的には限界
だとして、センヌプタ博士(ルーシー)は辞めるよう訴えるが・・

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爆破事件が発生。ハウザーたちは証拠品から当時アルカトラズ
に収監されていたペティだとして捜査を開始する。
すると爆発現場に彼が居るのを目にする。

ドラマとしてのキーワードとして、朝鮮戦争や海軍という
文字が多く登場し始めている感じ。
どの人物もやはり不当に逮捕され収監されたことに対する
怒りを覚えている共通項が有るのだろうか。

歌の歌詞にちなんで爆破場所を示唆しているけれど、何故
過去だけでなく現在の世の中でも爆破しなければならないのか。

ペティの話を聞く限りではシルバースター勲章を授与出来ず
アメリカ政府からの不当さを訴えている感じ。

今回はハウザーとセンヌプタ(ルーシー)の出会いなども60年代
のシーンの中で描かれた。
彼女だけが何故若いまま現世しているのか全くの謎。
他の関係者と同じくワープしてきたのであれば、彼女から話を
聞けば良いだけじゃないのかって感じもするけど、医務室にいた
ミルトンも含めて、一夜にして2012年の世界に来てしまった
という事なのかな。

毒の事件の日に有った出来事がやっぱり気になるね。

所長とトミーだけが何かを知っている感じ。
トミーはペティがしている事の意味も知っていた感じだし、
この二人は海軍繋がりが有るのかな。第45師団にいたと語って
いたね。

歌の中に爆破場所のキーワードが埋め込まれているとの事だ
ったけど、ハウザーが情報を隠す必要もないのに、自分一人で
ルーシーとの約束を果たすために動いたと言うことなのか。

最後に爆破してしまうタナーも間抜けすぎるものが有り、信管
を抜く作業なんてせず、そのまんま爆破処理すれば良いだけの
ことだったんじゃないのか。

今回のペティも一週間前はアルカトラズの監房の中で寝ていた
という。2012年の世界に来てすぐに順応してしまうところは
凄すぎる。


■使用された曲

・Billie Holidayの"These Foolish Things (Remind Me of You)"
・James Pizzinatoの"Korean Lullaby"

レベッカ・マドセン (Sarah Jones) サンフランシスコ市警
ディエゴ・ソト (Jorge Garcia) アルカトラズ研究者
エドウィン・ジェームズ (Jonny Coyne) アルカトラズ刑務所所長
ルーシー・バナジー (Parminder Nagra) ハウザーの助手
ジミー・ディケンズ (Santiago Cabrera) サンフランシスコ市警
イライジャ・ベイリー・ティリー (Jason Butler Harner) 副所長
レイ・アーチャー (Robert Forster) 元看守、バーテンダー
エマーソン・ハウザー (Sam Neill) 影のFBI捜査官
トミー・マドセン (David Hoflin) レベッカの祖父・囚人2002
ジャック・シルヴェイン (Jeffrey Pierce) 囚人
ミルトン・ボーレガード (Leon Rippy) 医師
チェット (Samuel Patrick Chu) ソトの友人・チェスター

マット・タナー (Mehcad Brooks) "サイコ"、爆弾処理班
パクストン・ペティ (James Pizzinato) 爆弾魔
ニッキー (Jeananne Goossen) 検視医
エマーソン・ハウザー (Greyston Holt) 若い頃の彼
--- (Rocky Anderson) Surplus Owner
ジェリー (Daniel Boileau)
--- (Richard Bradshaw) Security Guard
--- (Natalie Charles) Nurse
セルヴィン (Bill Croft) 捜査官
--- (Jenna Hastings) Doctor
--- (David Jacox) Dog Walker
--- (Noah Beggs) Bomb Squad Team Member

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