ALCATRAZ / アルカトラズ ALCATRAZ 製作／J・J・エイブラムス

Mar. 12, 2012
第10話 料理人 モンゴメリー Clarence Montgomery

脚本／Leigh Dana Jackson
監督／Jack Bender
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ALAHEDAカウンティのサイレントオークション会場。
クラレンスは一人の女性・エレン・ケイシーと目が合うと、話
をする為にバルコニーに出る。家を買った事を告げるクラレンスに
対してエレルは冒険しようと告げ、ゴルフ場をカートで乗り
回す。楽しく過ごす中で、エレンは喉をナイフで掻ききられて
死亡する。一体誰にやられたのか。クラレンスは自分の状況が
どうなっているのか混乱していた。

-- 昔 --
アルカトラズ刑務所の食堂に所長に呼び出されるクラレンス。
所長は彼に味見をして欲しいと告げ自分の作った料理を振る舞う。
最初は美味しいと語るが、率直さを求めると、クラレンスは
バターは多めに入れた方が良いと語る。所長はクラレンスの
持って生まれた味覚は才能であり、次回のシェフの日には厨房
を仕切りってくれという。しかし黒人差別の激しい中、黒人が
白人相手に料理を出す事はトラブルの元であり、クラレンスは
拒もうとするが・・・お前は白人の女性の喉を切り裂いたので
ここにいるのだろうとし、償いの機会だと思えと語る。

-- 現在 --
ソトは飛び込んでくる事件に関して、60年組の犯行かどうかを
全て検証していた。ゴルフ場でメーガン・パーマーの遺体が発見
されたという。三時間前に発見されたとする遺体の現場の状況を
見ると、ソトは何かを思い出したように古い資料を探り出す。
1958年に殺害されたエレン・ケイシーの遺体と同じポーズで
殺害されていたのである。

クラレンスは車イスのエミット・リトルの元を尋ねる。
ドアを叩くとエミットはロンポック刑務所で死んだと聞かされて
いたクラレンスが目の前にいるのを見て驚く。しかもあの時と
容姿が全く変わっていないのである。あの頃と変わっていない
とするが、クラレンスは変わった事を告げ、自分の服に付いた
大量の血痕を見せる。女をどうやら殺したらしいと告げると、
エミットはお前は人を殺した事など無いだろうと告げる。50年
前の事件でも無実の罪で白人の証言だけで捕まっていたのである。
エミットは50年前の出来事だとするが、クラレンスは違う事
だと告げる。俺は毎晩独房から出されて血を抜かれて頭をいじら
れていた事を語る。これまでは自分が有ったのに、歪められて
しまったのだという。過去には無実だったが今では無実ではな
くなったと語る。

-- 昔 --
クラレンスは白人専用ゴルフクラブ場で初めて雇われた黒人シェフ
だった。クラレンスは刑務所のカウンセラーのセンヌプタ博士
に対して白人に関わると痛い目に合う事を告げると、私も同じ
立場である事を告げる。しかしゴルフコースで喉を切ったから
こそここにいるのではないか?と語ると、世の中が俺にケンカを
売っているのだと語る。

-- 現在 --
レベッカたちは現場を調べる。クラレンスはタナハシーカントリー
クラブで初の黒人料理長をして、そこで6年間勤めていたこと。
オーナーの娘・エレンと付き合っていたら、娘が亡くなってしま
ったこと。
被害者はエレンで、彼女はUCバークレー大学院に通っていた
という。1958年に殺害されたメーガンは13番ホールで殺害されたが
エレンと同じ場所でメーガンが殺されたという。しかし血だまりが
無い事から別の場所で殺害してここに運んだのだろうとの事だ
った。メーガンには連れの女性・ケイトの姿が有った。彼女
から話を聞くと、写真の男・クラレンスの事は見ていないとし、
メーガンは元々ハメを外したがるので居なくなっても気にして
いなかったと語る。
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料理人をしていたクラレンスは無実の罪でアルカトラズに送られ
る。そして現代の世界でも50年代に殺害されたエレンと同じよう
なポーズで喉もとを切られて殺害される遺体が発見される。
ニッキーは遺体を調べていく内に、遺体写真のエレンと今回の
被害者メーガンは別人が殺害したモノだと断言する。
ハウザーは60年組が関与していない事件ならば、殺人課に任せよう
とするが、当時の現場写真が公表されていないにもかかわらず、
同じような殺され方をしているのは何らかの関係が有るのだとして
捜査の続行を求める。
捜査していく内にニッキーは遺体から黒人男性の毛髪が見つかり、
遺伝病であるウィルソン病にかかっているであろう事を指摘する。
治療にはペリシラミンが使われるが、50年当時にはペニシリンと
ビタミンB6が使用されていた事が分かる。クラレンスの過去の
持つモノの中にその薬が有る事を知る。

相変わらずよく分からないけど、ドラマとしては血液の流れと
記憶操作の流れが有るようだ。
この二つの流れは過去にもセリフとして現れているし、センヌプ
タ博士が特に記憶を消すことに関して、何らかの事実に触れている
発言をしているので関与している感じだけど、血液の流れに
関しては、ミルトンさえも知らない所長だけが知っている流れ
として存在している感じ。
血を抜き取ってその中に放射性の物質を入れてまた元に戻すという
事をしていたのか。

ソトによると50年代の実験では、刑務所の囚人相手に人体実験が
行われていて、梅毒、LSD、ダイオキシン、CIA MKウルトラ計画
などが行われたのだという事。61年のユア州の刑務所では上述した
放射能を血液の中に混ぜるという事をしていたので、何らかの
関係が有りそう。

ただ相変わらずタイムスリップについては提示されているものが
何もない。

事件は記憶(脳)を操作されたクラレンスが無実だったのに、操作
された次の瞬間には本当に殺人を犯してしまうというもの。
刑務所では料理が美味しいと言ってくれたウィリアム大尉を
殺しているし、現代に蘇った際にも女性を殺している。
しかし最初の殺人だけはエミットが殺害したという事なのかな。

相変わらずよく分からない。
特に所長と副所長の関係は微妙だ。

ハウザーたちのしている事に関しても、地元警察たちは不満を
述べている感じ。とりあえず58年の事件の全容を解決させる事
で不安を相殺していたけどね。

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