ALCATRAZ / アルカトラズ
ALCATRAZ

製作/J・J・エイブラムス





Mar. 26, 2012
第13話 マドセンという運命 Tommy Madsen

脚本/Jennifer Johnson、Daniel Pyne
監督/Aaron Lipstadt
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レベッカは道端でナイフに刺されて倒れていた。

--- 36時間前 ---
レイの店でレベッカは上司と会うと、一連の捜査は全て相棒
殺しにたどり着くことを説明する。ウィルの事を犯人は知って
いて怨恨による殺しだろうという。すると上司は、ウィル・
ピーターソン
は警察の
内務調査の対象者だったことを聞かされる。
ブロードウェイ投資信託から不正入金が有った為のものだと。
ブロードウェイ投資信託といえばハーランの会社であり刑務所
帰りの大富豪だという。しかし特定する待てには居たらず、
彼が亡くなった事で調査は打ち切りになったとの事だった。

そんな中、ジョー・リメリックという男性が、
マカリスター精神科
病院
にやってくる。自分は1963年のアルカトラズの受刑者であり
悪い奴に追われているので隠れなければならないというので
有る。医師に会うとジョーは、パッと気がついたらそこに居た
のだと語る。

-- 昔 --
アルカトラズの監房棟。
トミーはジョーに話しかける。ジョーは脱走を試みたが、潮の
流れで運悪くまた島に戻ってきてしまったのだという。
トミーはジョーに対してお前は表向き亡くなった事になっている
とし、
お前はゴーストだと語る。
そんな中、トミーが所長に呼ばれまたしても医務室へと連れて
行かれる。また血を採るのか?と問うと、
今回は採るのではなく
輸血する
のだという。トミーは俺は病気ではないと訴える。
何だか金属の味がするとトミーは語り、異物を入れた血を輸血
される事で俺は亡くなるのかと呟く。

-- 現在 --
トミーはブラッドリー家に押し入ると、夫のマイケルに対して
妻のジョージアは何処か?と問う。何時戻るのか?と尋ねると、
今すぐ戻る様メールしろと告げる。その間に娘のルーシー
密かに家を抜け出していた。

一方ルーシーミルトンの元で健康チェックする。
何故血の一部に銀を入れたのか?と問うが、所長のプードルで
有るお前も知らないのかと皮肉られる。ルーシーはミルトンに
血と銀は分離できるのか?と問う。

ハウザーはルーシーとコブが面会したときのVTRを見ていた。
コブはルーシーに対して
生きている限りはあんたはいつも標的
だと語っていたのである。それを聞いたハウザーは外出制限を
する事を告げ、当分は医療センターとオペレーションセンター
以外は禁止だと語る。そんな中、ハウザーの携帯にトミーが
現れたとの知らせが入る。

すぐに事実関係を聞きに行くと、30分前に少女・ルーシーが
保護されたとし、似顔絵を見せたらトミーが家に押し入った
のだという。しかし恐怖の余り自分の名前や住所を話す事
が出来ずに居るという。ソトとレベッカはルーシーにネコの
絵の塗り絵をする様薦める中で彼女の気持ちを落ち着かせて
いく。そして住所を聞き出すのだった。

-- 昔 --
トミーは気がつくとベッドの中に居た。
しかしそこはアルカトラズではなく、サンフランシスコの
ノブ・
ヒル
だった。所長自ら食事を運んでくると、朝食を食べる様
告げる。トミーはおかしな細工の血を輸血されても死ななかった
のかと告げる。寧ろ体調が良いと。トミーに対して協力する
ので、トミーも私の役に立ってもらうという。

-- 現在 --
妻のジョージア(33歳)が帰宅すると、マイケルは隙を突いて
トミーを撃つ。トミーもまたマイケルを撃つ中で、ジョージア
を連れ去ってしまう。一歩遅れてレベッカやハウザーが
マイケルの元にやってくると、10分前に妻を連れ去っていった
事を聞かされる。トミーは銃弾を受けて負傷しているハズだと
語るが・・・

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いよいよ最終話。
まぁ予想はしていたけど、何の解決も見せずに終了。
途中で打ち切りになったドラマは数有れど、ここまで放りっ
ぱなしで終わらせるというのも珍しい。

何でジョージアを狙ったのかもよく分からないが、ジョーが
単純にこの病院に入院しているために、中に入る為に誘拐
したのかな。
マカリスター精神科病院はハーランの息のかかった病院という
事と途中のセリフの中でハーランが裏切ったとしていた事で、
所長vsハーランの構図だったのかなという感じだけど、
ハーランが何処に居るのかとか、何故大統領さえも目の届かない
所に居るのかよく分からないし、ここに来てパラグアイの契約
がどうとか物語を広げようとしている辺りが意味不明だった。

ジャンプに関しては、少しだけ説明が有ったけど、地熱現象に
よるものであり、量子トンネル効果だなんだかんだと語って
いた。その地熱現象を操作出来る装置が扉の中にあるのかと
思ったけど、扉の中に有ったのは、単に追跡装置みたいなもの
が有っただけで、銀に含まれている周波によってそれぞれの囚人
の居場所を掴める仕組みになっていたというだけの事。
だから何って感じもする。

トミーが何故妻を殺害したのかもよく分からないし、同じような
理由でレベッカを殺害したのかなというものがあるけど、これ
も続きがあれば、血液を輸血して治るという設定から始まるのか
なと思わせる作り。

ちょっと洋服が胸を強調する緑色のシャツを着ていたけど、
救命に運ばれた際にそのシャツが着られて下着が露わになって
いるシーンがちょっぴりドキっとするものがあった。

■検索用キーワード

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レベッカ・マドセン (Sarah Jones) サンフランシスコ市警
ディエゴ・ソト (Jorge Garcia) アルカトラズ研究者
エドウィン・ジェームズ (Jonny Coyne) アルカトラズ刑務所所長
ルーシー・バナジー (Parminder Nagra) ハウザーの助手
ジミー・ディケンズ (Santiago Cabrera) サンフランシスコ市警
イライジャ・ベイリー・ティリー (Jason Butler Harner) 副所長
レイ・アーチャー (Robert Forster) 元看守、バーテンダー
エマーソン・ハウザー (Sam Neill) 影のFBI捜査官
トミー・マドセン (David Hoflin) レベッカの祖父・囚人2002
ジャック・シルヴェイン (Jeffrey Pierce) 囚人
ミルトン・ボーレガード (Leon Rippy) 医師
チェット (Samuel Patrick Chu) ソトの友人・チェスター
ニッキー (Jeananne Goossen) 検視医

若い子のエマーソン (Greyston Holt) センヌプタと付き合う
アーネスト・コブ (Joe Egender) ルーシーを狙撃 (2話)
キット・ネルソン (Michael Eklund) 児童誘拐犯 (3話)
ジャック・シルヴェイン (Jeffrey Pierce) 囚人 (1話)
パクストン・ペティ (James Pizzinato) 爆弾魔 (6話)
ハーラン・シモンズ (Steven Grayhm) 禁制品の流通を牛耳る

ギャレット・スティルマン (Greg Ellis) 囚人2109、策士
ジョセフ・ライムリック (Brendan Fletcher)
ウォーレン (Bart Anderson) ハウザーの仲間、灯台を調査

若い頃のレイ (Robbie Amell) アルカトラズの新人看守
Mr.K (Matt Craven) 研究者
ジョージア・ブラッドリー (Emily Holmes) 精神科医・妻
エミリー・ブラッドリー (Dakota Gubby) 娘
マイケル・ブラッドリー (David Ingram) 夫
ヴァン・マドセン (Jayden Les) トミーの息子
--- (Eric Keenleyside) Captain
--- (Brandi Alexander) Hospital Resident
--- (Emy Aneke) ER Doctor
--- (Joel Garner) Psych Ward Orderly
--- (Jon Kralt) Driver
--- (Gardiner Millar) The General
ヴァネッサ・ワルドレン (Henrietta Meire)

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