BONES ―骨は語る―
シーズン2


第15話 赤いテープ
Bodies in the Book

脚本/Christopher Ambrose
監督/Dwight H. Little
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ブレナンとサリーはベッドで朝からいちゃついている所を
出版社の広報のエレンから電話。最近ブレナンが出版した本は
40万部を越える売り上げを記録。その為の取材やサイン会の
スケジュールを伝えて来たのである。話は研究所で聞くとして
相変わらずサリーといちゃいちゃするブレナン。

研究所に行くとエレンは部下のハンクを引き連れやってくる。

そんな中港で遺体が発見されたとの報告を受け、ブースと一緒
に現場に向かう。なんと鎖に繋がれて海に沈められていた遺体
はブレナンが出版した本を模倣したような殺し方をしていた
のである。遺体の全身を赤いテープで繋がれていた。
遺体は40代半ばの男性。死亡推定時刻は5日前だが、渡り蟹が
遺体を食していた事で腐食は進んでいた。
前頭骨に銃弾の跡があり射出口も確認される。アンジェラに
よって骨格から顔を再現していくと被害者はグレーンバーグに
住むジム・ロパタ(43歳)である事を知る。
ブレナンの熱狂的なファンによる犯行か?
ファンレターを調べるとして手伝いに来たサリバンが捜査に
加わる。彼はかつて分析官をやっていた事を告げる。

ジムの妻・コニーは兄のグレッグ・ブラレーを引き連れてブー
スの元にやってくる。最後にあったのは火曜日で彼は翌日の
水曜日に殺害された。出張が多い人なので気がつかなかったと
いう。グレッグはジムは酒癖の悪いヤツだったという。ブース
はグレッグに推理小説は好きか尋ねると、コニーが好きだと
答える。
コニーが虐待を受けていたとなれば、兄のグレッグは妹を守る
為に殺害することも考えられるという。

一方遺体のテープには砂が付着しており、ジャックがその砂を
調べる。テープは熱に強い電気工業用に使われるテープである
事が分かる。グレッグはレーガン空港で荷物係として勤めてお
り、荷物にはその手のテープを使うとのこと。
グレッグにアリバイを尋ねるが水曜日には山でキャンプをして
いた事を知る。
ブレナンは彼の右手が合指症で有ることに気がつく。運動の妨
げになるとの事。

犯人がブレナンの本を参考にしているとすれば他にも二人の遺体
が出るという。
そんな中、ブースに再び電話が鳴る。二件目の遺体が発見された
との事。
被害者はメリーランドに住むセーディ・ケラー(28歳)。
とても裕福な家庭で夫・アシュトンと結婚している。
遺体はネズミに食べられており腐食が進んでいた。やっぱり
この遺体も赤いテープで手足を縛られており、拳銃で撃たれて
いる事が分かる。妻は自由奔放で家庭的な人とは言えず、なん
でも思い通りにしないと気が済まない人物だったという。
浮気も当然し放題。ブースはアシュトンには多額の遺産が舞い
込む事に目を付け、アリバイを尋ねるが彼は妻が殺された日は
ゴルフ大会に出ていたことを告げる。
セーディの体内にあった銃弾はネズミが食べた後だった。

サリーはブレナンを見て本を出版したことで事件が起こって
いることに責任を感じており、そして怖がっていると分析する。

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★アンジェラの耳元で囁くものたち

アンジェラが顔を復元した事を説明するときにジャックは耳元
で自分の検査結果を囁いた。それを真似してブースもまた
アンジェラの耳元で囁く。

★三人の被害者

ジム・ロパタ・・・妻に暴力を奮っていた。
セーディ・ケラー・・・夫が居るのに浮気し放題。
エレン・ラスコー・・・部下のハンクに厳しく接する。

一応殺されるだけの理由が有るか。

★ブレナンを巡り、ブースとサリーの争い

ブースの気持ちが良く解らないが、それでもサリーの事を
良いヤツだと言ったりフォローしている辺りは大人だなと。
今回はサリーによってブレナンは心理が読まれるのが嫌そうだ
った。これまで一人で過ごしてきた彼女だからこそ感じる思い
なのかも知れないけどね。

★3つの事件に共通するもの、しないもの。

使われた拳銃と銃弾、そして赤いテープは共通する。
しかし殺し方に於いてはバラバラなものが有った。
一人目のジムは抵抗した跡が有り、二人目のセーディは抵抗した
後もなく、殺される時には意識が無かったのではないかという
事。三人目は結構人に見られる可能性の高い場所で犯行が行われ
ているな。

★遺体が動物に喰われる。

一人目は渡り蟹、二人目はネズミ、三人目は噛み蟻が遺体の周り
に存在していた。噛み蟻とかネズミとかわざわざ用意したのかな。
それならばそれを購入した線から調査すれば自ずと犯人が分かる
気もする。

★ブレナリスト

なんとミステリー小説好きの男たちが集まりchatしていた事実が
発覚。その中でブレナンのストーカー・オリバーはブレナリスト
を名乗る。みなそれぞれに好きな小説家の名前が付いている
様だ。
因みにオリバーはブレナンにまとわりついているが、犯行には
加わっておらずchatでは、ブレナンの小説は真実が描かれている
事を必死になってマニアたちに説いていた様だ。
血を見て倒れるオリバー。ミステリー好きの割りに何処か滑稽で
ある。

★交換殺人だった。

一人目のテープから見つかった砂は長石を含む岩であること。
それはアービング社がカントリークラブに下ろしている砂で
有り、ロックビルカントリーでゴルフをしていたアシュトンに
よる犯行を裏付けた。
二人目の遺体は糖尿病に使われるインスリンを投与していた疑い。
ハンクは糖尿病で有ったこと。更にエレンの携帯電話から
アシュトンに連絡した形跡が見つかった。
三人目の遺体は、赤外線照射で遺体の体の痣を調べると、
合指症の跡が見つかったことから犯人は明らかになった。

★アンジェラは一時間前にジャックとXXX

ブレナンがサリーとの関係について、何時かは別れる者なので
理性を保って距離を置いた関係を持とうとしたのに対して、
アンジェラは恋愛に於いて頭を使いすぎるのは良くないという。
で自分は保管室で一時間前にHしたらしいけど、保管室で欲情
するなって感じでしょうか。

テンペランス・ブレナン…エミリー・デシャネル
シーリー・ブース…デイビッド・ボレアナズ
アンジェラ・モンテネグロ…ミカエラ・コンリン
ザック・アディ…エリック・ミレガン
ジャック・ホッジンズ…T・J・サイン
ダニエル・グッドマン…ジョナサン・アダムズ
カミール・サローヤン (Tamara Taylor) 博士

ティム・サリバン (Eddie McClintock) FBI

ハンク・ベルデン (Jonathan Slavin) 出版社広報
エレン・ラスコー (Valarie Pettiford) 出版社広報
オリバー・ローリエ (Chris Conner) ブレナンのストーカー
グレッグ・ブラレー (Colby French) コニーの兄
アシュトン・ケラー (Steve Braun) セーディの夫。妻が浮気
コニー・ロパタ (Darby Stanchfield) ジムの妻。DV

--- (Sean Patrick Murphy) 裁判所のエージェント
--- (Ted Lyde) 警察官
--- (Jordan Tartakow) サインを求めてブースに銃を突きつけられる

評価:★★★★★★★☆☆☆ (7.0)

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