BONES - 骨は語る - シーズン3

Nov. 6, 2007
第6話 燃え尽きた優等生 INTERN IN THE INCINERATOR

脚本／Christopher Ambrose
監督／Jeff Woolnough
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ニックとウィルはジェファソニアンの焼却場で煙が激しく立ち
こめているのを知って急いで調べに行く。以前オポッサムが
迷い込んで同様の事が起きた事が有るという。アディー博士が
昨日ブタの実験をしていたので焼却炉に捨ててしまったのかも
知れないことを告げるが、豚肉ではなく人が焦げているのを
目にする。

すぐにブレナンやカミール、そしてブースもやってくる。
遺体は400度の熱ならば6時間で骨が炭化し、8時間で灰になる
という。それならばこの中に遺体が放り込まれたのは午前1時
から3時の間だという。すぐに施設への訪問者記録を調べる。
すると最後に訪問したのは午後9時36分で、今朝8時2分までは
誰も外部から来た物はいなかった。という事は部外者ではなく、
被害者も犯人もジェファソニアンで働く職員だろうとのこと。

遺体の恥骨から見て被害者は女性。気管に煤が無い事から
死んだ後に焼かれたのだろうという。全身骨折の跡が有るが
それが殺害の際のものなのか焼かれた為のものなのかは判別
が付かなかった。
そんな中アンジェラがやってくる。今日はバンクロフトが
監督に来るのでスタッフは用心しなければならないと語る。
ブレナンは誰なのか?と尋ねるとジェファソニアンのトップの
人だという。そんな中アンジェラはラボに置かれている頭蓋骨
の骨格を見ただけですぐに映像が飛び込んでくる。
アンジェラの様子がおかしい事に気がついたカミールやブレナン
は知り合いなのか?と尋ねる。
普通復元するにもマーカーが必要だったが、アンジェラは何百
の遺体を復元するウチにある程度くぼんだ眉間、狭い鼻孔、欠け
た側切歯だけで分かるのだという。その歯はスキー事故で16歳
の時にぶつけて欠けたものだという。被害者はジェファソニアン
の実習生・クリステン・リアドンだと語る。アンジェラは何度
か教えた事があるとの事。
クリステンは元々デザイナー志望だが、父親が熱心な研究員で
薦めも合ったので父の為にこの研究所で実習生をしていたのだ
という。父は有名な研究員・テッド・リアドンだとすると、
ブレナンも彼から古代薬学を教わったとの事だった。

クリステンについて聞き込みすると、仲間もここの職員と付き
合っていて相手は既婚者だが誰も名前は知らなかった。ただ
エジプト展示の式典で初めてその人物とキスをしたのだという。
それ以降深みにハマっていったのだと聞く。
犯人が近くに居ると思うと怖いとアンジェラは語る。

ブースはバンクロフトから捜査の全面協力を求める。
バンクロフトはテッドの事を政治的なことでジョージタウン大
の博士に異動させていた事を知る。バンクロフトによると必要
な人事であり優秀な科学者は管理職には向かなかったのだという。
一方ブレナンは娘の死をテッドに伝える。

その頃カミールはブースに対して、父親が木曜日に60歳の誕生日
を迎える事を聞かされる。盛大な誕生日のパーティーをするので
ブースに恋人役として来て欲しいとのこと。未だに一人暮らし
をしているというとかなり五月蠅く言われるのだという。
かつて二人は付き合っていた為に恋人のフリをするだけで良い
とし、木曜日の6時半から10時まで頼むという。ブースは一生
家族の目を気にしていくのかと告げる。

ブレナンはテッドに娘の死を伝えたことに関して、普段はブース
が伝える立場だったので、その役目の辛さを知ったと語る。父
は娘の彼氏のことについては何も知らないとの事だった。
クリステンのボスだったエバン・クリムキューがブレナンたち
の元にやってくる。普段クリステンには鑑定の仕事をしてもらっ
ていたという。博物館に持ち込まれるもの、収集家たちが入手
したものを調べるのだという。ここには博士号候補の実習生は
3人から5人いたとし、みんな野心的で努力家だったという。
一番の人は奨学金を得られる為で7万5千ドルと最高の経歴が
得られるのだという。クリステンはその中でもトップだったとし
ライバルはニール・タイラーだったとの事だった。
クリステンたちは連続殺人事件を鑑定中だったとのこと。
エバンに既婚者かと尋ねると、妻とは別居中で現在恋人は居ない
と聞かされる。

ニールの元を尋ねる。
ニールは先日の連続殺人事件で見つかった物を調べていた。
メダルはフリーメーソン系列のもので、ドクロはゴルモゴンの
象徴だと語る。ゴルモゴンとは18世紀にフリーメーソンやヨーロ
ッパの他の秘密結社を一掃しようとした組織だった。
クリステンの事を尋ねると、自分は苦学生でアルバイトも掛け持ち
しているので12時頃帰宅したとし、彼女は一人でここに残って
作業を続けていたとの事だった。
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ジェファソニアンの焼却炉で焼死体が発見される。
事件が起きたのが深夜だった事で、外部からの侵入は不可能
だった事から犯人・被害者共に職員ではないかと疑う。
身近に犯人が居るという事で、アンジェラたちは恐怖を感じて
いく。

シーズン3の初回に見られた猟奇殺人事件がゴルモゴンという名称
が付いたようだ。名前だけ見ると「スタートレック」に出て来そ
うなどこぞの惑星の星人にも思えるけど、確かに人間のする事
ではない気がするのであながち間違いではないかも。
やたらとジャックがゴルモゴンではないのか?みたいなネタふりが
されていたけど、ドラマとして膨らんでいくのか。単なる言葉
遊び的な意味合いだけなのか。

ジャックとザックの男性陣は相変わらず実験。
飛び降りかと思ったけど、骨密度データを元に作成した被害者
の強化ナイロン製の人体模型。
施設のどこから落とされたのかを図ろうとする意図があった
ようだが、相当無理が有った気がする。焼却炉の中に上から落と
したというのであれば、それ相応の音が聞こえないのかな。

比較的早い段階から犯人は特定され、そして自白もしようと
していたみたいだが、そこから一癖も二癖も有った。
施設長として存在しているバンクロフトが何らかの圧力で、
事実の隠蔽を図り、そんな所でも面倒な政治的圧力が有る
のかなと思ったけど、その辺は完全にミスリードを誘う流れ。

死因の特定もあれだけ燃えてしまっている骨を前にして、
大動脈と肺を刺されているというのは分かるものなの?って
気もする。

ネタ的にはいまいち乏しいエピソードだった。
唯一サローヤンに妹・フェリシアが居たこと。
完璧な姉・カミールの存在によって、妹が生きづらい人生を
送って来たであろう事情が伺えるものがあり、その姉から恋人
を奪おうとして激しくブースにキスをしてきたとする辺りが
凄かった。
姉妹で言い合いをする中でいつの間にか責任がブースに転嫁され
て、妹の事を悪く言わないで!というカミールの姉妹愛を見た
流れだけど、恋人役を演じてもらったという恩も忘れて、
全く失礼な話だ。

ブースとブレナンの関係も相変わらず。
ブレナンって型どおりの行動を起こしそうなので、意外と性格
は読みやすいものがあるのかもしれないね。
パスワードを盗み見ているブースは流石だけど、それを口に
してしまうところもまた憎めない。そしてちゃっかりカミール
のパスワードを覚えている所が笑えた。

ザックはあんまり目立たなかったけど、恋愛に関してはちょっぴ
りすっとぼけた様な発言をしていたかな。
浮気して居た上司のエピソードと今のアンジェラを重ねて、
どちらも浮気・不倫みたいな事を口にしていたけど、説明する
のも面倒臭そう。


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