BONES - 骨は語る -
シーズン3





Apr. 28, 2008
第12話 悲しき子守歌 THE BABY IN THE BOUGH

脚本/Karine Rosenthal
監督/Ian Toynton
--------------------------------------------------------
ブレナンとブースは現場に向かう中、ブレナンは彼に話しかける。
ケイマン諸島を知っているか?と尋ねると、ダイビンクの名所
であり海のイメージがあるという。ブレナンの会計士が税金対策
にそこの銀行を使う事を薦められたという。ブースは一体だれ
だけ給料をもらっているのか?と問うと、
今度出版する本では
前払いだけで7桁の金を受け取る
のだという。先頭の数字は幾つ
なのか?と問われると素数だと語る。

そんな中、二人は現場に到着するとデルビー保安官から話を聞く。
車が炎上しているのを5km先の住民が発見して通報してきたのだと
し、被害者はガソリンをかけられて焼かれた様だという。
ブレナンは骨を見て、
女性・20代前半、耳状面前方に溝がある
事から経産婦だという。右の脛腓骨が複雑骨折していて、胸骨
柄が砕けて頭に外傷があるという。死因はまだ今の段階では
特定は難しいとのこと。そんな中、ブースはどこからともなく
赤ちゃんの声が聞こえるのを耳にする。すると何と木の上に
赤ちゃんが飛ばされて引っかかっているのを目にする。
ブースはブレナンに赤ちゃんの面倒を見るよう告げると、乳房
が有るからと言って子守が得意ではないという。ブースは
子育ての経験があるのだからあなたがやれば良いと言われると
ブースは赤ちゃんに対して気難しい女性ですねと語る。
オムツを取り替える中、被害者のバッグからパウダーを取り出そ
うとして探る中、
バッグの中に何処かの鍵が入っているのを
見つける。しかしオムツを取り替えるまでの間にブレナンは
鍵を赤ちゃんの近くに置いておいた為に
飲み込んでしまった
事を知る。仕方なく出てくるまで赤ちゃんの面倒を見ようと
告げる。

ブレナンには里親の資格が有った。
アンジェラによると、ラスが登録を頼んだのだとし、拘置所に
入る前にエイミーに何か有った時にはブレナンに娘達の面倒を
見てもらう為だという。それを聞いたカミールは意外な事なので
驚く。
ジャックは赤ちゃんの身体に金属探知機を近づける中で、
ブレナンはX線を撮るべきだと語る。赤ちゃんの前では遺体は
調べられない事を告げると、アンジェラが暫く面倒を見てくれ
という。アンジェラは大喜びで、自分も大人数の子供を産みたい
のだと語る。

FBIのバーンズはブースの元にやってくると、車の所有者は
既に他界している事を告げる。5年前には既にナンバープレート
も失効していて車は廃棄場に売ったという。
ウエストバージニア
のセネカロックス
に有る廃棄所だが、既にそこも2年前に廃業
されて、経営者は行方知れずとのことだった。

ザックは被害者の筋付着部が何カ所も肥大している事を告げる。
激しく動かす事でこのような状態になるのだという。恐らく
仕事が原因だろうとのこと。黄色靱帯にむち打ちの痕も有る
とし、死亡者の怪我は車の事故によるもので、焼かれる前に
既に死んでいる事が分かる。ジャックに骨を削って分析をさせ
て欲しいと指示する。
そんな中赤ちゃんがピンクの排便をしたと伝えに来る。

ブレナンはベビーモニタを設置。
骨のストロンチウムを調べた結果、その蓄積を調べると場所
を特定出来るという。ジャックによると恐らく被害者は
ウェストバージニア北部のタッカー郡に居たのだろうとし、
殺害されたのは
ペンドルトンだという。回収した車のドアから
微粒子が検出され、そこかにタンゼンドオオミミオオコウモリ
の糞が出たという。
アンジェラは骨から被害者の顔を復元する。
その顔から赤ちゃんの母親と類似性が高い事をブレナンは語る。

--------------------------------------------------------

車の中で焼死体が発見された女性。
遺体が焼けこけた傍の木に被害者の赤ちゃんだと思われる
鳴き声が聞こえ、里親の資格を持つブレナンがしばらく面倒
を見る事になる。それも赤ちゃんが何でも見た者を口に入れて
しまうとする癖によって、被害者が所持していた鍵を飲み
込んでしまったものだった。

冒頭から嫌みなほどにブレナン先生に大金が舞い込む話があり
それとは対照的に今回は生活苦にあえぐ炭鉱の町で起きた事件
の様子が描かれたものだった。
ブレナンの出版による印税によって、町に通じる橋を建設して
しまおうというのだから凄い。流れを見ていると子供のために
金を提供するのかと思っていたけど、町全体のことを考えている
のだから大したものだ。
ブレナンの常識には多少のズレが有ったとしても良い人である事
には変わらない。このドラマ、コネを使うシーンが多く、
以前にもラスの娘の診察をしてもらう時にもブレナンのコネで
無料で治療してもらっていたし、今回はカミールのコネを
使って国立小児科医療センターの院長を呼びよせていた。
また政府にハンツビルの橋を直してもらうとして、今回は貸しの
有る議員に頼む姿が有った。

故郷を離れず固執している姿を見ていると、被災地の人の
事を思い出してしまう。

さてブレナンにとっては未知の生物である赤ちゃんとの対面。
子供嫌いであろうブレナンと赤ちゃんの擬似的な生活・世話を
していく姿を見ると、ブレナンの中にも母性が生まれたのかな
と期待するものがある。数話前のエピソードの中にはエイミー
との絡みも有ったし、徐々に人間とのふれあう姿が有り、
本来あるべき家族の姿というものを通して、ブレナンの意識を
変えていく様だ。

ブースが意外と純粋に母乳という言葉を躊躇している姿が
有り、オッパイ、お乳などブレナンが惜しげもなく言葉責め
に合わせているところは、これまでの仕返しとって所も
有って楽しめた。
指骨のダンスとか可愛らしかったしね。

事件はジャックの解析が目立ったかな。
ドアの付着していた成分だけでよくぞ遺体の現場を見つけ
られた感じ。

銃の製造番号を特定する為に塩酸を使ったり、粉砕された
骨を見つけるために水を使うという単純だけどマメ知識的
展開が用意されていた。
凶器に付着していたものから随分と色んな物質が見つかった
けど、被害者は何時これを金庫に預けたのだろうね。

そういえば冒頭で車が燃やされていたけど、誰によって
燃やされたのでしょうか?赤ちゃんだけは殺されなかったけど
スリップ事故で吹き飛んだというよりも、被害者って元々
殺されて運ばれあの場所で炎上されたのではなかったので
はないのかな?

■使用された曲



■検索用ワード


テンペランス・ブレナン (Emily Deschanel) 骨
シーリー・ブース (David Boreanaz) FBI捜査官
アンジェラ・モンテネグロ (Michaela Conlin) 骨格から似顔絵
ザック・アディ (Eric Millegan) 数学が得意
ジャック・ホッジンズ (T.J. Thyne) 知識が豊富、実家が金持ち
カミール・サローヤン (Tamara Taylor) 博士
キャロリン・ジュリアン (Patricia Belcher) 検事
ランス・スイーツ (John Francis Daley) 心理学博士

マックス・キーナン (Ryan O'Neal) ブレナンの父
ラス・ブレナン (Loren Dean) テンペンスの兄、保護観察

チップ・バーネット (Thomas F. Wilson) リサイクルタイヤ工場責任者
ジミー・グラント (Austin O'Brien) キャロルの夫、元高校の教師
キャロル・グラント (Becky Wahlstrom) 妻、
ルー・タイラー (Cameron Dye) メグの夫
ポール (James Lashly) ハンツビルの住民
ドロシー (Sheila Shaw) ハンツビルの住民
リッチ (James C. Victor) ハンツビルの住民
デルビー (Steve Seagren) 保安官
アール・デランシー (Frank Clem) 工場をクビ、シェパードを殴る
テリー (Ronald William Lawrence) ハンツビルの住民
チャーリー・バーンズ (Nathan Dean) FBI捜査官
--- (Clement Blake) Homeless Man
アンディ (Jack Metcalfe) 赤ちゃん、メグが母親

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

inserted by FC2 system