BONES - 骨は語る -
シーズン3





May 19, 2008
第15話 下顎骨に刻まれた秘密 THE PAIN IN THE HEART

脚本/Hart Hanson、Stephen Nathan
監督/Allan Kroeker
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ブースはストーカーの女性・パムによってつきまとわれ、
ブースに親しくしているブレナンの姿を見て、パムは彼女を

射殺しようとする。ブースはブレナンを助ける為に身を呈して
防ぎ、変わりに負傷する。


カミールや研究所の人たちはブレナンに対して、行きましょう
と誘う。
ブースの葬儀なんだと告げ、葬儀に出て故人を悲しむ
事でその事実を受け入れられるものだと言われる。アンジェラ
はブレナンの意見も分かるとするが、親友として私の為に一緒
に来て欲しいという。葬式に私一人では耐えられそうにないの
だというアンジェラ。

墓の前でキャロリン検事がブースの生前の彼の功績を称える
言葉を述べ、二週間前に自らの命と引き替えにパートナーの命
を救った勇敢さを称える。ブレナンは神様がいるのならば何故
助けてくれないのか?という。
そんな中、容疑者の男が突然ブースの墓に近づいてくると、
葬式の参列者に紛れ込んでいたブースは突然飛び出し、容疑者
を捕まえる。逃亡犯を逮捕する為に捜査当局がオレの死を偽装
したのだというブース。とんだ時間の無駄だったというブレナン
は次の葬式の時には絶対に出ないと告げる。ブースはブレナン
には真実を知らせるつもりだった事を告げる。するとスイーツ
ブレナンに対して認めたくない強い感情に直面しているのだ
ろうと告げ、思いが深い証拠であり、情熱の証
だと告げる。
怒りの感情で激怒しただけだというブレナン。
そんな中、ザックから
ブレナン宛に小包が届いていることを
告げ、中を開けると
下顎骨である事を知る。その骨には銀の
ネジが入っていることからゴルモゴンの一部だと感じる。
食べた跡も見られる中、今度は一体誰を食べたのかとして
恐怖に身を震える。

スイーツはテレビの前でゴルモゴン事件について説明する。
今回送り届けられた遺体によって5体目の被害者だという。
儀式的な食人被害であり、犯人には弟子が居ること。
送り届けた目的はガイコツを完成させることではないのか?と
言う。とりあえず歯槽からDNAが採れるかも知れないとし、
DNA検査と友にザックに対して傷跡を調べる様告げる。ザック
は茹でられた跡が有るとすると、ジャックは鉱物を調べると
告げる。捜査はFBIの管轄だったが、研究所の職員達が勝手に
証拠品に触れるのを見て、ブースも諦めスクインツたちに
任せると告げる。

ブースは一人リラックスタイムの為に自宅ど風呂に入る。
好きな音楽を大音量でかけて、ヘルメットを被り、そこに
ビールを貼り付けてストローに繋げて、風呂に入りながらでも
ビールを飲める体勢を作っていた。葉巻まで吸いながら風呂
に入っていると、突然ブレナンが部屋に入ってくる。
作り物の石の下に鍵を隠しているのをブレナンは見抜いていて
鍵を開けて勝手に入ってきたのである。ブレナンは
何で死んだ
事を黙って居たのか?
と問うと、ブースは局の手順に従った
だけだという。ブレナンは貴方と組んで3年が経過し、その間
手順なんて守ったことがないのに、何故蚊帳の外に置いたのか
と告げる。俺はブレナンには知らせようとして報告書には書いた
事を告げるが、何故報告が除外されたのかは分からない
という。

ザックは送られて来た骨を調べると噛まれた跡が有るが、それは
入れ歯をつけて噛んだものだという。骨からはメタクリル樹脂
とモノマーが検出され、四ケイ価フルオロマイカを検出した
という。市販のモノでは無く手製の
入れ歯だろうという。
DNAは例のロビイストのものだったとのこと。
ザックとジャックはカミールにある実験をしたい事を告げる。

スイーツはみんなに送られて来た骨を金庫の骨と一体化させて
完成させようと語る。望みに答えればきっと犯人も反応する
ハズだという。
そんな中、モノマーを使った実験をしていたザックとジャック
は、証拠品の再現実験をしている際に突然爆発事故を起こし
ザックは重症を負うのだった。

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ブースが撃たれたことで回復せず亡くなったかと思えば、
実際には回復後に捜査のために死んだことにして犯人をあぶり
だそうとしていた事を知る。そんな事実を聞かされていなか
ったブレナンは長年のパートナーである彼に対して怒りと
共に生きていたことへの喜びを感じる。そんな中、いよいよ
ゴルモゴン事件と対峙していくことになる。

ザックが殺人鬼の弟子だという事を知っていたのでちょっぴり
盛り上がりに欠けたのは残念だった。たぶん知らなければジャ
ックが犯人ではないかとか、スイーツが犯人ではないかなど、
疑いの目を向け、色んなアンテナを張り巡らせて犯人捜しも
楽しめる流れだったのだろうな。

なんと言ってもブレナンとブースの関係が楽しかったかな。
悪のりしすぎなブースの入浴シーンだったけど、ブレナンに
とっては相当複雑な気持ちでブースに対して眺める姿が
有ったのだろうね。スイーツ以外の全員が騙されていた訳だけ
ど、騙したブースにあんまり怒る人は居なかったね。

ザックは自分の体を傷つけてまで骨を完成させようとしていた
のかなという感じだったけど、実際には想定していた爆発の
量の三倍の吹き飛び方をしてしまったようで、悪い事は出来
ないね。
気になるのはザックがどの程度の犯罪に関わっているか。
そして骨を盗んだ人物が誰なのかという点かも。
研究員たちに仲間意識を感じつつも自分の信念を貫くという
難しい立場だったけど、ザックが崇拝しているマスターの何が
そんなに完璧なのかがイマイチ伝わらず、研究者魂が行きすぎ
て暴走したのならばまだしもよく分からない流れだったのかな
という感じ。

遺骨の保管室"地獄の辺土"に有る遺骨をブレナン先生の生徒た
ちが総掛かりで捜索に当たるというシーンが描かれたけれど、
ブレナンが大学で教鞭をふるう姿も見てみたい。

どの遺骨も犬歯だけが抜き取られていたけど、それに気がつか
なかったのかなと。
犬歯は狼の象徴で自由の印だとか。迫害する人々を救う力の
象徴だったとして、マスターがそれら主張を上手くすり込んだ
価値観を披露していたということなのかな。

自分はザックに何を与えたのか。
ブレナンはザックの宝箱を見て、みんなが与えていた物の
一つ一つを目にして自分は何も与えていなかったとするけど、
ブースのフォローは完璧だったね。

ブレナンがブースに詰め寄る様を見ていると、今まで彼女が
恋愛慣れしていない不器用な感じがして良い感じだった。
来週からはシーズン4も継続して放送してくれるみたいなので
シーズン4も楽しみだ。

■使用された曲

・Social Distortionの"Bad Luck"

テンペランス・ブレナン (Emily Deschanel) 骨
シーリー・ブース (David Boreanaz) FBI捜査官
アンジェラ・モンテネグロ (Michaela Conlin) 骨格から似顔絵
ザック・アディ (Eric Millegan) 数学が得意
ジャック・ホッジンズ (T.J. Thyne) 知識が豊富、実家が金持ち
カミール・サローヤン (Tamara Taylor) 博士
キャロリン・ジュリアン (Patricia Belcher) 検事
ランス・スイーツ (John Francis Daley) 心理学博士

マックス・キーナン (Ryan O'Neal) ブレナンの父
ラス・ブレナン (Loren Dean) テンペンスの兄、保護観察

ハウィー・マディソン (Donnie Jeffcoat)
--- (Graham Miller) Grad Student
--- (Alain Uy) Grad Student
--- (Megan Paul) Grad Student
マーカス・ゲイヤー (David Greenman) FBI Forensic Tech
--- (Jill Arrington) Attractive Newswoman
--- (Michael Hexum) Wanted Man at Funeral

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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