BONES - 骨は語る -
シーズン4





Sep. 24, 2008
第5話 完全なる世界の崩壊 The Perfect Pieces in the Purple Pond

脚本/Josh Berman
監督/Jeannot Szwarc
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トッドカレンは人気のない場所でイチャつく中、トッドは
飲み物を飲み過ぎたとして工業用タンクの汚水の所で用を足そ
うとすると水が突然紫になり切り刻まれた遺体が浮かび上がっ
てくる。

ザック
マッキンリー精神科病院に収監されていた。
スイーツはザックに面会すると、殺人を犯したことを後悔して
いるかを問う。しかし後悔しているのは、あの人が死ぬべきだ
という不完全な論理を信じたことだという。スイーツは普通の
人ならば殺した事を後悔するものなのだとし、ザックがまだ
正常ではない事を指摘する。ザックは爆風の手は60%機能が回復
した事を語る。妄想が治まらない限りはここから出す事は
出来ないと指摘される。スイーツはドアから出ようとして
磁気
カードを当てるが出られなかった
。仕方なく看守に頼んで外に
出してもらう。

ブースとブレナンは遺体の発見現場へといく。
ペインター刑事から色々と状況を説明され
頭蓋骨だけが発見
されていない
事を言われる。ブースは背中が痛いことを口に
するとブレナンは肋積突靱帯を痛めたのだろうという。
パーカーと共に小さな滑り台に滑った時に痛めたとのこと。
ブレナンは骨を見ると成人男性だという。紫の水に関しては
ラボで分析してもらうと。また携帯電話と被害者からは
子供用
のクツ
が一緒に発見される。

遺体をラボに運ぶと色々と調べる。
アンジェラは遺体の指先が焼かれている事を指摘。
すると学生ボランティア研究員のウェンデル・ブライは、身元
を隠す為に指紋を焼いたのではないかという。アンジェラは
鋭い事を指摘するとブレナンはウェンデルは優秀な学生だと語る。
クツはスリランカのメーカーのもので
特注品とのこと。
カミールは遺体の腐食具合から死後2日から4日が経っている事
を告げる。骨を見ると
第二頸椎だけ不自然な傷跡になっている
事を告げると、頭蓋骨を切断する際に、躊躇った為ではないか
と推察する。また被害者は
エーラスダンロス症候群だったこと
が骨から判明する。ジャックは
紫色の水はレマネアという藻
のせい
で何か刺激を与えると紫色になるのだという。
これからクツの底の微粒子を調べるとのこと。
カミールはジャックにそろそろザックの骨の部屋をジャックの
オフィスとして使う様告げる。

ブースとブレナンは車で移動。
ブースが背中を痛そうにしているのを知って私が治してあげる
というがブースは断る。現在320km圏内の整形外科医で遺体の
身元を調べているとのこと。被害者の事を語ると、ブレナンが
色々と詳しく状況を話したためにブースは、新しい助手が来た
のだろうとし、新顔が来るとブレナンの話はいつも細かくなる
傾向にあると指摘される。

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工業用タンクから遺体が発見される。調べてみると被害者は
強迫神経症を患SF作家のジャレッド・アディソンだと判明
する。生前ボクサー傷が残っていたり、また第二頸椎の損傷
具合からバラバラにされる直前躊躇い傷が有る事が判明する。

うーん、こういう形でザックを登場させるのも有りなのか。
殺人自体犯していなかったとする辺り、相当視聴者から
の要望が大きかったのではないかと思うところもある。
逆にシーズン3でザックを犯人として仕立て挙げてしまったこ
と自体に無理が有ったのかもしれないなと思う所にも繋がって
しまう。

スイーツとの絡みは笑える物が有ったし、いつにも増して
ザックが論理的な語り口で対応していたところが、
ちょっぴり病的だという感じもしたけど、最後になって
実は殺しては居なかったとすることで、スイーツにもバレない
様に気を遣っていたのかなという所も有った。

新人研究員がジェファソニアンの人たちを眺める視線が
面白く描かれた。
ザックという人物に対するメンバーたちの特別な思い入れと
いうのは周りからするとかなり異常に写るのだろうね。
スイーツがザックと二人きりにさせられる事で怯えていた
けどこれが普通のリアクションだと思う。

ドラマとしては相棒とは何かを描いたのかな。
ブースとブレナン。
ブースはやたらとブレナンに非難を浴びせるものたちに突っか
かって彼女を守ろうとしていたし、ブレナンはブースの背中
の痛みを取ろうとして協力を申し出るもなかなかどちらも
相手の好意を受け入れようとはしていなかった。
ブレナンは今回の出版社が作家に求めているものが、本の
内容自体ではなく作家本人の人物像にあると知って失望し
執筆を辞めようとするも、それを止める姿が有った。
まさか彼女の本を読んでいるとは思わなかったけど、相変わらず
二人の関係は可愛らしく存在している感じ。結ばれない方が
寧ろおかしいね。

今回の事件は、結果的に強迫神経症の連鎖が引き起こした
不幸だった。
被害者の場合強迫神経症というよりも、重度の不潔恐怖症
だったということ。強迫神経症がそう簡単に治るわけ無い
なと思っていたので、それとも別のものが有ったのかな。

ジャックの微細の調査が効果を発揮して、ハエに羽化させた
り靴底のコーヒーのカスと海草の正体を掴んでいくが、
結果としてはミスリードの流れだった。如何にも温室は
殺人現場になりがちなんだけどね。

被害者が殴り合った人物が容疑者かと思いつつも、色んな
人と衝突していた。治療してくれる教授、生徒、そして
バリスタ店員に出版社の男性。そして結婚を申し出た
25歳年の差カップルの息子などなど・・・

結果的に母親だったというのが皮肉だったね。
12という規則性を探り当てたザックはやはり数字に強い。


因みに今回のゲスト研究員・ウェンデルは今後ともにコンスタント
に出演するみたいだ。シーズン8現在にもクレジットされている。

ザックは今回ゲスト出演したけど、これ以降は、s4 #25とs5 #16
出演だけみたい。
殺人はしていないという事が仲間に伝わるのかなぁ。


■使用された曲

・Katie Grayの"Set Free"

テンペランス・ブレナン (Emily Deschanel) 骨
シーリー・ブース (David Boreanaz) FBI捜査官
アンジェラ・モンテネグロ (Michaela Conlin) 骨格から似顔絵
ジャック・ホッジンズ (T.J. Thyne) 知識が豊富、実家が金持ち
カミール・サローヤン (Tamara Taylor) 博士
キャロリン・ジュリアン (Patricia Belcher) 検事
ランス・スイーツ (John Francis Daley) 心理学博士

ザック・アディ (Eric Millegan) 元ジェファソニアンの研究員
ウェンデル・ブライ (Michael Grant Terry) ゲスト研究員・生徒
ケリー・サットン (Debra Christofferson) ジャレッドと恋人
テイルダ・アディソン (Lisa Kaminir) ジャレッドの母
ラルフ (Ryan Alvarez) 強迫神経症患者
デビッド・サットン (Todd Robert Anderson) ケリーの息子・温室栽培
ゲーリー・トゥッシュマン (Matt Doherty) フォワードレトロ出版社
ジム・アメリアン (Dean Cudworth) メリーランド大で心理学、強迫神経症治療法
--- (Ronobir Lahiri) Barista
ペインター (Ransford Doherty) 刑事
カレン (Jamie Renee Smith) 冒頭のカップル
トッド (Brian David Miller) 冒頭のカップル、遺体発見
--- (Gregory Hinton) Orderly

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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