BONES - 骨は語る - シーズン4

May 14, 2009
第26話 “ザ・ラボ”殺人事件 The End in the Beginning

脚本／Hart Hanson
監督／Ian Toynton
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ブースはブレナンに精子を提供した後に銃弾に倒れて病院に
運ばれる。

ブースは夢を見ていた。
ブースはブレナンと一緒に"ザ・ラボ"というクラブを経営し、
夫婦として共に生活していた。二人はベッドを共にして朝を
迎える中、突然玄関をノックするものがやってくる。
ブースは渋々対応に出るとそこに居たのは、カム(刑事)と
相棒の刑事・ジャレットだった。仕事で来たというカムは、
あんたのクラブで死体が見つかった事を語る。

"ザ・ラボ"にいく。
ザックが4時前に出勤して来たこと。その後にフィッシャーが
来たという。5時頃に棚卸しをした事を告げ、ザックはトイレ
に倒れていた男を見つけて悲鳴をあげたとフィッシャーは証言
する。ブースとブレナンはトイレに行って遺体を確認にいく。
ブースは兵士だった為に遺体は何度も見ているがブレナンは
遺体を見るのが初めてだという。遺体を見るが身に覚えのない
人だと語る。ブレナンに当時何処にいたのかと尋ねると、自分の
オフィスに居た事を語る。しかし厨房にいた人が銃声を聞いて
おり、よりトイレに近いオフィスに居たブレナンがその音を
聞いていない筈がないという。血液凝固を見る限り、亡くなった
のは1時から3時頃だという。ブレナンは12時から4時まではオ
フィスに居た事を告げるが、カムは本当にオフィスに居たのか
と問う。ジャレットはカムに対して浮気を仄めかすのであれば
ブースが居ない時にすべきだという。

現場には弁護士としてキャロリンが来ていた。
店の全員が容疑者であり、監視カメラを切った人物がいるという。

店員たちから事情を聞くために全員を警察の取調室に任意同行
し、話をする。キャロリンも弁護士として同行していた。
フィッシャーに対して、貴方は一流のシェフであり一流の学校を出て
いるものがひたすらビールのつまみの手羽先を作っている状態
に我慢できずキレたのではないかと問う。
ホステスのアンジェラや従業員のデイジー、用心棒のウェンデル
などからも話を聞く。
クラブではライブも開かれているが、Cシンクというアーティスト
の出入りを禁止している事に関して、何かゴタゴタが有ったの
ではないかと疑う。Cシンクとはクラーク・エジソンのことで、
彼の兄はギャング団を率いていた為に、ブースはクラブをギャング
のたまり場にしない為に彼が舞台に立つのを禁止していた。
スイーツも事情聴取を受ける。市議会議員のマックス・キーナン
の事を知っているかと尋ねると、彼は常連客であり、興業の再認可
の為にリベートを求めてくる悪徳議員だという。最近"ザ・ラボ"
の事をイラン人のアウスト・バジリが店を買いたがっていたの
だという。
一方デイジーに話を聞くと自分がカメラを切った事を告げ、
フィッシャーとHする為だった事を語る。
カムはみんなが本当の事を言わないために、事後共犯で逮捕する
わよと脅すが、キャロリンがそれを止める。

ブースとブレナンがダイナーに居るとマックスが現れる。
マックスによると今回の不幸な出来事は興行再認可の件で
骨を折ってくれた人にお礼をしていないからだとしてブースに
圧力をかける。

カムは殺人課にブレナンを呼ぶ。
ブレナンのことを噂通りの冷たい女だとすると、私はただ
合理的なだけだという。人が殺されたのに店の再開のことばかり
考えていると非難し、夕べはホントはだれといたのか?と問う。
オフィスにいて銃声を聞こえなかったなんてあり得ないのだと
いう。

ジャレットはブースに逢うと、バジリがしつこく店を尋ねていた
事を知るが彼にはアリバイがあるという。銃創からは繊維が出て
きた事を告げると、犯人は恐らく音を消そうとした事を告げ、
繊維の出所が分かれば犯人は特定される事を告げる。
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・今回の設定

ブース (MR.B) クラブのオーナー。ブレナンと結婚している
ブレナン (ブレン) クラブのオーナー。ブースとクラブ"The Lab"経営
アンジェラ クラブホステス
ホッジンズ 三文小説家
キャロリン 顧問弁護士
カミール 刑事
スイーツ バーテンダー、歌手"ゴルモゴン"
マックス・キーナン 汚職市議
ジャレッド 刑事、ブースの弟
ザック クラブ・スタッフ
クラーク (Cシンク) 歌手、クラブでデビューしたい
ヴィンセント DJ、イギリス人で頭が切れる
フィッシャー シェフ
デイジー クラブ・スタッフ
ウェンデル クラブの用心棒
アラスト・バジリ 店を買収しようしているイラン人

ドラマは昏睡状態に陥っているブースがリアルな夢を見るという
設定であり、ブレナンも病室で小説を書いている姿が有った。
元々ブレナンは本を多く出版しているので、ブレナン自身の気持ち
も乗せられている舞台設定ではないかと思わせるものが有るし、
最終話に来て大胆な遊び心をドラマとして描きつつ、その後に待ち
受ける現実というのを挿入するのだから上手い設定だよね。

やはりなんと言っても視聴者が望んでいるであろうブースとブレナン
の恋愛話に対して仮想空間とはいえ、そこに言及されている部分は
ファンサービスなのだろう。それと同時に恋愛に踏み切れずにいる
二人の関係のもたつき感に対するガス抜き的意味合いも有って、
擬似的であれブースとブレナンを結婚させるとどうなるのかを
描いている辺りは面白く出来ていると思う。
最後に妊娠したという流れは事実を投影したのか、それとも単なる
思わせぶりなのか。

シーズンを彩った単語が次々と笑える形で描かれた。
"THE LAB"という名のクラブ名から始まり、墓堀人というボスが
この町を牛耳っているものとして描かれていること。そして
スイーツが率いるバンドが"ゴルモゴン"だとする辺りがまた
何とも言えない味付けだった。ブレナンはどういう意味なのかと
語っていたけど、基本的に性格設定自体は引き継がれているもの
が有って、フィッシャーが説明好きな一面が有ったり、ウェンデル
が寡黙で有り、忠誠心を持っていたり、ヴィンセントがイギリス
人で頭が切れるという設定だったり、ザックが思わずやっても
いない罪をかぶってしまうという辺りが上手く出来ていた。
そして何よりもブースはブレナンの為ならば命を張るというところ
とギャング団にも決して屈しないところなど、微笑ましい反面
ブースがかぶっているハンチング帽とか妙なサスペンダーとか
見ると、なんか軽い感じもしてその辺はクラブ関係者なので仕方
がないのかな。

事件自体はイマイチだったけど、犯人がジャレッドで、墓堀人の
手下だとする辺りがなんとも言えず、更にブースの記憶がないと
いう辺りが何を意味するのか。
そしてシーズン4と言えば入れ替わり立ち替わりする研究員たち
の選定が「Dr.HOUSE」のシーズン4のような形であるのかと思った
けど結局誰に選ぶともなくこのまんまの形で行くことになった
のだろうか?

みんながブースやブレナンが犯人だと思っていてそれでも庇うと
いう辺りファミリー感が出ていて、家族に恵まれなかったブレナン
としては嬉しい事でしょうね。

それにしてもスイーツ先生は歌が上手いですね。
そしてザック。思いっきり太ったなぁ。長髪から短髪になり、そして
今度は太り始めた。一体ザックに何が有ったんだ。

■使用された曲

・Motley CrueのDr. Feelgood

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