BONES - 骨は語る -
シーズン6





October 7, 2010
第4話 ボーンズVS.賞金稼ぎ The Body and the Bounty

脚本/Dean Lopata
監督/Tim Southam
--------------------------------------------------------
フリーガンを一年しているディランは同じ仲間のソレイユ
自分のお気に入りのゴミ箱に連れて行く。良質の残飯が捨てら
れるゴミ箱。

ディランは3つの持論として彼女に聞かせる。
1) アル・ゴアはマジで環境を守りたいんらばゴミ箱で暮らすべき。
2) 賞味期限は商品を売りゴミを増やして悪徳企業を儲けさせる
為の道具である。
3) 火が通っていれば食べられる。

ソレイユはディランこそ地球のことを考えたら良いとして天才
だと告げる中、ゴミ箱から匂いがするかと思えば、なんと
頭蓋骨が発見される

ブースとブレナンは通報を受けて現場に行く。
ブレナンは遺体を完全に消し去る"完全殺人"の方法があるという。
なんでそんな話をするのかというブースに対して、これは私の
車なのだから私が話題を選べるのだという。この車燃費はリッター
21.7kmだと語る。人生なんて予測不能であり、私が人を殺す可能性
がゼロなんていうのは不合理だという。ブースは以前の君は
私は殺さないと言っていただろうとすると、人生に絶対はない
のだという。ブースはブレナンが急に不気味な人間に思えてきた
とすると、ブレナンは私が殺人を犯してもあなたは私を逮捕出来ない
のと語り、完全殺人プランは完璧だと語る。
現場に着くと既にカミールが居た。
ブースとブレナンは相変わらず完全殺人について会話していた。
完全なんて無理であり運が左右するというブース。

カミールによると遺体は頭と両手だけが見つかったのだという。
ブレナンは遺体を見ると眉間の突出から男性の遺体だという。
毛髪らしきもの、歯が折れていることから、遺体の身元を隠そうと
する意図があるのではないかという。

そんな中再びブースとブレナンは完全殺人ての話が再燃する。
私のプランはあなたに言えないと告げ、貴方の恋人は記者であり
性行為後ボットしている時にうっかり話をしたら記事にされて
犯人にマネされるのだという。俺のピロートークはバラバラ殺人
の話ばかりだからなと皮肉を告げる。カミールは二人が物騒な
話題を話していることに驚く。

指骨を見ると平たい外骨腫があるという。ブースはレンジャー
仲間にも同様の怪我跡が有ったと告げ、デカい銃が好きな
ヤツに付く傷だろうと語る。

ラボに戻るとカミールはブレナンの元にやってくる。
紹介したい人物がいるというカミールはブレナンに対して、
テレビでお馴染み"サイエンスデュード"ことバンスン・ジュード
教授
だという。"科学野郎(サイエンスガイ)"の番組ホストをしていると言うが
ブレナンは子供向け科学番組に興味はないという。ジュードは
ブレナンに遭うと挨拶をし、このラボでテレビ番組を撮影したい
事を告げブレナンにスペシャルゲストになって欲しいと頼む。
そんなの断るというブレナンに対してカミールは良い宣伝にも
なるとして説得するが、ジェファソニアンは150年の歴史がある
のだから宣伝しなくても十分だと語る。しかし何人もの子を
科学の世界に送った番組だと告げると、子供は実験の意味など
考えないとし、子供が好きなのは悪臭と騒音だと語る。
デュードは私の実力を証明したらテレビに出てくれないかと
告げる。カミールは今は助手はいないし新しい視点も必要だ
と告げる。ブレナンはそれならば今回の遺体の所見を述べてくれ
として目の前の遺体を見せる。
採取してきた毛は髪の毛ではないとし、これはあごの毛だと語る。
カミールは"アレの毛"じゃなくて良かったと語る。デュードは
口癖となっている"すんばらしーい"を連呼した後、遺体を
見て気分を悪くし嘔吐してしまう。

アンジェラは遺体の顔を復元する。
ブースにその画像を送るとすぐに名乗り出てくる人物が出てくる。
グレッグ・ゲーリングという保釈保証人だった。
グレッグに遭うブースは彼から遺体は恐らくレイ・カミンスキー
(通称:ウルフ)
だという。保釈金を踏み倒された場合にその人物
を追うものだとし、いわゆる賞金目当てのバウンティハンター
だという。正式な免許を持っている人物だという。彼が追跡
していたのはチャールズ・ブレイバーマンであり、チャールズ
は職場の同僚殺しで起訴されている人物だと知る。しかし体格
は170cm・67kgであり、屈強なカミンスキーを殺害したのかと
問うが、マンソンは157cmだし、ジェフリー・ダーマーは
ベンチプレスさえ持てないヤツだという。長年の経験から保釈金
の高い人物程危ないヤツであり、彼の保釈金は100万ドルだった
のでカミンスキーのようなベテランに頼んだのだという。

ホッジンズの元にジュードが現れると、彼はジュードのことを
熟知していて感動する。彼が常に唱えている科学に於ける"観察・
分析・推定!"だと一緒に叫ぶ。ジュードから今はブレナンの
助手をしていることを告げられる。
ホッジンズはヒゲから昆虫と鉱物の微粒子と粘液が出たとし、
更にはバーベキューソースが検出されたという。恐らくウエスト
バージニアの工場で生産されているものとのことだった。
--------------------------------------------------------
ゴミ箱の中から発見された頭と腕だけの遺体。
アンジェラが骨格から復顔することによって、彼は凄腕の
バウンティハンターだと分かる。
ラボには助手が居ない状況の中、ブレナンをスペシャルゲスト
として迎えて子供用の化学番組の製作したいとするジュード
がやってくる。彼からブレナンへ番組出演の打診が有る中、
彼の働きぶり次第で出演を決めることを告げる。

比較的事件捜査関係者自体は早い段階で全ての人が提示された
案件だった。被害者についてもすぐに判明するが、ドラマに於いて
は死因が最後まで癖のある展開が用意された感じ。

ブース&ブレナンの討論テーマは完全殺人に関するものだったけど、
相変わらず頑固なブレナンに対して「人は変われる説(進化論)」を
唱えるものが有ったし、意固地なブレナンに対して、新しい価値感を
植え付けようとする為なのか、みんなしてブレナンにテレビ番組
に出演しろ的訴えが有った。

怪しげな科学者のネタ自体はビル・ナイの「サイエンスガイ」
ベースに有ったようだ。現在個人的に見ているDlifeの
NCIS 〜ネイビー犯罪捜査班シーズン3-11の中でもこのネタが
取り上げられている。

冒頭から3つの法則みたいなものを強調した流れが有ったので、
3つの主張が色んな人の口から語られた。
科学者が語る「観察・分析・推定」の主張だったり、
ブースは彼の番組を指摘する際には「構え、狙え、撃て!」と表現
していた。

スイーツもプロファイル捜査で今回はバランスよく配置されていた。
カウンセリングを受けている人を押しのけて入ってくるブースは
相当強引にスイーツを求めていた。
スイーツは冒頭の頃、殺人の被疑者のチャールズの妻・モリーが
失踪した際には、モリーは夫から自由になろうとしていたとして、
形式的付き合いの人であるサロゲートのような人物を頼って逃げて
いるのではないかと主張していた。これは間違いだったけどね。
結果としては、支配と依存の関係だったとし、逃走経路をプロファ
イルで探し当てようとした際には、「逃亡者の87%は西へ向かう
とする心理的真理」が存在するとし、「柵を作る時には時計回り
に作るようなもの」だと主張。ブレナンはそれに対抗するように
して、ブースとブレナンが激しく被疑者の追走劇を演じた際の
怪我した状況を加味して場所を特定した。

ホッジンズは遺体の微細証拠から、ゴミ箱から発見された頭と手
の骨以外の場所を特定していた。アカトウヒの葉から標高1300m
以上の高地にいたこと。アオナガタマムシという珍しい虫と、
被害者に付着していたソースから250号線から800mの範囲だと限定
していたこと。遺体の匂いをかぎつける犬トゥーティーを使って
ピンポイントで探り当てる辺りはちょっと胡散臭いところだった
けどね。

実験ネタもイマイチ面白味はなかった。
殆ど科学者の台詞を語らせたいが為・その性格を表したいが
為のエピだった感じ、ポテトガンのような武器だとする辺りも
相当アホっぽい結論だったけど、結果的にはビーンバッグ弾で
あることを突き止めるに役立った。

ジャネットという女性が不自然な形でブースにぶつかって登場
したなと思ったけど、この人が金目当てで殺害したことが判明。
彼女もバウンティハンターらしいけど、遺体を切り捨てて遺棄
するっていうのは相当凄いことかも。

「致命傷で死ぬ」と語った科学者に重複表現だと突っ込みを
入れるブレナンの姿。ビーンバッグ弾が使用されていると
された時にはブースが「ニュートンセンチ」の力が出るのか?
と問う際に、力の単位はニュートンよと突っ込むブレナンの姿。

最後は骨のコスプレをしてブレナン登場(ボーンレディ)。
科学者の誓いの音頭と称して、

・私たちは大きな星や小さな原子を見る。
・私たちは事実を見つめ真実を語る。
・私たちは知性を使い新しいことを受け入れる

として「私たち科学者の努めです」と叫ぶブレナンの姿は印象的
だった。


テンペランス・ブレナン (Emily Deschanel) 骨
シーリー・ブース (David Boreanaz) FBI捜査官
アンジェラ・モンテネグロ (Michaela Conlin) 骨格から似顔絵
ジャック・ホッジンズ (T.J. Thyne) 知識が豊富、実家が金持ち
カミール・サローヤン (Tamara Taylor) 博士、"カム"
キャロリン・ジュリアン (Patricia Belcher) 検事
ランス・スイーツ (John Francis Daley) 心理学博士
マーカス・ガイアー (David Greenman) FBI捜査官・鑑識

バンスンン・ジュード (David Alan Grier) 教授、科学系テレビ番組
ジャネット・レブランク (Lisa Marcos) バウンティハンター
グレゴリー・ゲーリング (Thomas Kopache) 保釈保証人・末期がん
ディラン (Greg Cipes) フリーガン
ソレイル (Mimi Michaels) フリーガン
モリー・ブレイバーマン (Corinne Reilly) チャールズの妻
マギー・マグレグール (Kathy Byron) 犬"トゥーティー"、レンジャー
レイ・カミンスキー (Michael Duisenberg) バウンティハンター"ウルフ"
チャールズ・ブレイバーマン (Zac Henry) 殺人罪で起訴
--- (Victor Holstein) Lab Technician


inserted by FC2 system