BONES - 骨は語る -
シーズン6





November 4, 2010
第5話 コンクリートに消えた骨 The Bones That Weren't

脚本/Pat Charles
監督/Jeannot Szwarc
--------------------------------------------------------
2週間後にオープンを控えたサマーパビリオンという施設に於い
てスケボーの青年は立ち入り禁止の札を乗り越えて敷地内に
侵入しコンクリート上で楽しくスケーティングしていると、
ジャンプし着地した地点のコンクリートが剥がれ、中から白骨
体が顔を覗かせるのだった。

ブースとハンナは仕事に行く前軽くイチャ付きながら雑談する。
ハンナは彼にアナコスティアについて何か知っているかと問う
とブースはここから1.6km先に有る売春やギャングが蔓延る
ヤバイ地区だと語る。するとハンナはその地域で警察官が買収
されているという情報があると告げ、記者として調査しようと
している事を知る。ブースは危険なので気をつける様語る。

ブースとブレナンとスイーツはいつものダイナーで朝食をとり
ながら雑談する。ハンナがアナコスティアで取材しようとして
いることについてのことが話題となる。ハンナはカブールなど
危険な地域でも取材しているのでそこに比べたらマシだと語る。
するとブレナンは金星に比べても安全よと語りだし、硫酸の雲
もなければ巨大な活火山もないという。ハンナも夢中になれる
ものを探しているのではないかとすると、知的な人間にとって
それが無いのは苦痛なことだというブレナン。ブースはそれって
俺が退屈な男性だから彼女は仕事に意欲を燃やしているのかと
問う。するとブレナンは貴方が退屈ではないのであれば、幾ら
彼女に対して頑張って見ても満たされることはないと告げ、
一階述語理論だと語る。ブースはハンナとは上手くやっている
事を告げ、トイレの綺麗に利用しているし、食事も作っている
事を語ると、トイレは蓋を閉めないと意味がないというブレナン
は、煙霧化した尿や便の微粒子が空気中に放出されて歯ブラシ
に付着するのだと語る。
そんな中、ブースの元に電話が鳴り事件だとして現場へと向かう
事になる。

現場に着くと施設が人を食うオバケ貝のような形をしている事
を指摘。人を食う貝なんて居ないというブレナン。骨を見た
ブースは気の毒な"野郎"だと語ると、ブレナンは遺体は男なのか
と問う。しかしすぐにブースの言ったことで間違いないとし、
あごの角度と歯のすり減り方から見て20代後半の男性だと語る。
しかし骨はこれだけしかないとし、頭蓋骨の裏側がないと語る。
いつも通り"コンクリートごとラボに持っていけ"と言うのだろう
というブースに対して、2 * 3 * 4m程度で良いと告げ約1トン弱
だと語る。

ホッジンズはラボに運ばれた遺体を調べる。
粉しか証拠がないという。今回の助手としてバジリがやってくる。
法人類学は一年ぶりだというバジリに対して、カミールは戻って
良かったと語る。ブレナンは文化人類学よりも法人類学の方が
良い学問でより科学的だと言えるのだという。
中を調べるが穴だらけだというホッジンズ。それを聞いたバジリ
はX線でコンクリート内を調べようと告げ、バリウムを流して
MRIのようにして内部の形を撮影したらどうかと提案する。
すると骨自体は溶けてなくなっているが、明らかに形としては
人間の全身の骨の形をしていることが分かる。しかし骨が何故
消えてしまったのか

遺体は仰向けになり襲われてすぐに気絶したようだというカミール。
バジリは歯にタトゥーがしてあるという。左上顎の中切歯に
確かにタトゥーがあるというブレナン。これはヘッドスピンの
絵柄だというバジリはブレークダンスのトリックだと語る。歯
にタトゥーをしている人はそうは居ないので人物は特定出来る
だろうという。

ブースは帰宅するとハンナの為にディナーとワイン、そしてキャン
ドルで盛り上げる。帰宅したハンナは驚き、まさかプロポーズ
なのかと問うが、それを否定する。もしかして汚職警官の取材を
上層部から辞めさせられたことを聞いたのかと問うが、それも
否定する。上層部から官邸付き記者は歴史を追えと言われたと
し、ドギツイ犯罪ネタなんて追うなと言われたという。ブースは
君は止められてもやるんだろうと語ると笑うのだった。

アンジェラは徹夜で作業をしている中、ブレナンがラボにやって
くる。お腹の赤ちゃんに悪いのではないかというブレナン。
光造形装置を使って立体的複製を作ることにしたとし、考古学
教室から借りてきた事を語る。複製が終わるまでアンジェラは
休むと告げると、ブレナンはレーザーで骨が再現されているのを
目の前で見て驚く。バジリもやってくる中、まるで未来の世界
に来たようだと語る。カミールもその光景を目にすると、私にも
193cm・37才男性・高収入でマザコンじゃない人を作って欲しい
と語る。再現された骨を見て恐らく骨の形状からしてバレエダンサー
だろうと語る。体中に刺された跡があるという。被害者は
ロバート・ピアソンだと判明する。
--------------------------------------------------------
2週間後に開設する施設のコンクリートの下から遺体が発見
される。骨は一部しか残っておらず調べていると、なんと
骨を食べる真菌の一種のカビが凶器に付着していて、
コンクリート詰めにされた後にそのカビによって分解されて
いた事を知る。果たして殺害した犯人は誰なのか。

なんだか久しぶりにイマイチなエピソードだった。

骨を再生する為に使った道具。現在之3Dプリンターの走りかも
知れないけど、もの凄く胡散臭い装置だった。それをアンジ
ェラが思いついて利用するというのもまた強引な流れ。

凶器が何処に有るのかとか、パフォーマーたちのそれぞれの
癖のあるキャラクターなど理解しづらいものも多く、
シェイクスピアの言葉でしか反応しないために、それに
見合った言葉で情報を引き出そうとするスイーツの努力する
姿も有った。

ブース&ブレナンのシーンでもイマイチ面白い会話は見られず、
ブースの恋人のハンナが撃たれたことを受けて、骨に詳しい
彼女が診察して重大な病気を見逃すところだったという
ことでハンナはブレナンに対してより好感度を広げたのかな。
ブレナンがそれを見つけた後ブースがお礼をするシーンに
置いてやたらと切なそうに互いに顔を眺め合っている姿とか
見てハンナは二人のことに気がつくんじゃないのかと
思ったけど、そんなの関係無いって感じで、益々ブースとハン
ナ、ハンナとブレナンの絆が強まった感じかな。

骨を喰らう真菌があるというのも凄い。
そして疾病対策センターがいくら発生ポイントを把握している
とはいえ、誰がどのようにして殺したのかという証拠自体
はそうとう胡散臭い流れが有ったのも確かだし、そもそも菌
を探しに行こうとする際に菌が見つかったからと言っても
それがどうなるのかって感じがした。

最後は都合良く指紋を採取。
真空蒸着を使いコンクリートの中に埋められていたシートから
指紋を検出していた。

どのように殺害されたのかを再現実験する際に、ブレナンが
もったナイフを見てみんながビビってしまっていた。
ただあのシーンでブレナンが射すなんて本気で思った人も
居ないだろうと小一時間な感じだったかな。

■使用された曲

・In One Ear by Cage the Elephant
・System Overload by Pjayz
・Waltz No. 7 in c sharp minor, Op. 64,2 by Frederic Chopin
・House of Wax (feat. the Others) by Wax Tailor
・Why Don't You Love Me by The Dahls
・Nobody Hot As Me by Ku


■検索用キーワード


テンペランス・ブレナン (Emily Deschanel) 骨
シーリー・ブース (David Boreanaz) FBI捜査官
アンジェラ・モンテネグロ (Michaela Conlin) 骨格から似顔絵
ジャック・ホッジンズ (T.J. Thyne) 知識が豊富、実家が金持ち
カミール・サローヤン (Tamara Taylor) 博士、"カム"
キャロリン・ジュリアン (Patricia Belcher) 検事
ランス・スイーツ (John Francis Daley) 心理学博士
マーカス・ガイアー (David Greenman) FBI捜査官・鑑識

アラストー・バジリ (Pej Vahdat) 助手
ラッセル・レオード (Stephen Boss) パフォーマー・ダンサー
シンシア・リナルディ (Kelly Stables) バレエダンサー、小柄の女性
ビバリー・ホウル (Melinda Dahl) パフォーマー、歌手
タイラー・ミルフォード (John Fleck) ブロンズ像、解離性障害
ジョニー・ウィザード (Alex Weed) "魔法使い"、マジシャン
ハンナ・バーリー (Katheryn Winnick) ブースの彼女、記者
デリック・プライス (Ronnie Steadman) 清掃員
--- (D.J. Guthrie) Male Dancer
--- (Kathryn Jinx) Poi Spinner
--- (Kody Klein) Pedestrian


inserted by FC2 system