ブラザーズ & シスターズ
Brothers & Sisters (ABC 2007年) シーズン2

製作総指揮/ケン・オリン (「エイリアス」シリーズ)





第7話 変わる時期(とき) 36 Hours

脚本/Molly Newman、David Marshall Grant
監督/David Paymer
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キティはロバートからの電話で目覚める。
流産して以降自宅で療養していた彼女は、ロバートの夢を見て
いたとの事。高校でランチを食べようとしても自分と一緒に
食べてくれる人が居なかったとし、そんな時配膳係のロバート
が出てきたのだという。
ロバートは本日のスケジュールをキティに話す。今日は最大の
献金者の
ポーク王という人物と逢うことになっていると告げる
と、キティは、メラニーフィル
トラビスなどスタッフに聞いて見ろと
いう。ポーク王は
全米国産豚肉協会の会長をしている人物だった。
スタッフたちの奇抜な人物を見て、ロバートはこんな
大道芸みたいな奴らで大丈夫なのかと呟く。
そんな中、トラビスから、娘のソフィーと逢う約束になってい
るという。メラニーがスケジュールをミスしてダブルブッキン
グした格好だった。ロバートはポーク王とのアポを延期すると
するが、大口の献金者なのでダメだとトラビス。

一方ジャスティンと喧嘩した状態で家を出てきたレベッカは
ホリーの元に行く。レベッカは母親にジャスティンは鎮痛剤を
飲んでいることを告げ、助けたいのにどうしたら良いか分から
ないと相談する。家族に知らせないとダメだとするが、みんなに
話した事が分かれば関係が崩れるとして臆する姿が有った。
しかしホリーはジャスティンは前に一度過剰摂取で病院に
運ばれている事を告げ、今すぐ家族に話すべきだと語る。

ジャスティンは鎮痛剤が切れたために麻薬ディラーの元に行く。
しかし職場まで来られるのは困るとしてジャスティンに怒り、
昼過ぎの2時に用意しておくという。

レベッカはジャスティンに電話すると、昨日は飛び出してしま
ったが仲直りのためにランチでも一緒に食べないか?と告げる。
ジャスティンも了承し、午後から用事があるので少し早めに
ランチを取ろうと語る。
その頃ウォーカー家では、サラ、ソーン、ケビン、そしてトミ
ーに電話し、ジャスティンに何が起きているのかを話し、実家に
集合を掛ける。しかしリナの家に入り浸っているトミーとだけは
電話が繋がらなかった。

ジャスティンは帰宅すると、母親のバッグを漁る姿が有った。
何をしているのかと問うと、小銭が必要だったと誤魔化す。
ジャスティンが部屋に戻ると、そこにはウォーカー家のみんな
が集まっていた。ジャスティンは心配してくれるのは有りがた
いが大袈裟だと告げる。しかしサラやノラはこれ以上誤魔化す
なと告げ正直に話せと迫る。自分にどうにか出来るという
ジャスティン。そもそも自分はクスリは要らないと言ったのに
母が勧めたのが原因だという。ノラはちゃんと管理すれば大丈
夫だと思ったとして認識の甘さを反省する。しかし他の兄弟
たちはあくまでこれはジャスティン自身の問題で有るとして、
ノラを擁護する。するとジャスティンは薬物が切れ始めて、
憤りの気持ちをそれぞれに向けて発していく。ケビンには35歳
なのに3週間以上付き合ったヤツも居ないとし、ホリーは愛人の
癖にと一蹴、レベッカに対しても家族の愛情が欲しくて入り浸
っていたのだろうとし、罵声を容赦なく浴びせていく。
それを聞いていたキティはジャスティンに対して激怒。
ジャスティンは家から出て行こうとするが、今出て行ったら
鍵を変えて二度と家には入れないとし、それでも入ってくる
様だったら警察に言うという。今の状態ならば刑務所に入れて
置いた方がマシだと告げる。クスリはもう必要が無いはずなのに
飲んでいる現状に対して、私に言いたい事があるのならば
言いなさいと凄む。そしてみんな口うるさくしているのは、
ジャスティンを愛しているからだと語る。
ちょっと考える時間が欲しいというジャスティンに対して、
サラは今すぐここで決断すべき事だと告げる。

一方ロバートは娘のソフィーと共に、大口献金者のポーク王・
カトラーに逢う。カトラーはロバートが第三国からの輸入食品
に対して関税を引き上げると選挙公約にしていた為に、献金
したという。対立候補のバージェス議員に対しても、政策を
非難するチラシを作って配布しているとの事だった。

ホリーの元にソールから電話。
トミーと連絡が取れない事を告げると、恐らくリナの自宅に
入り浸っているのだろうという。リナの家に直接電話をかける
とリナはトミーは居ないとするが、ソールはジャスティンの事
で緊急の用事があるので電話に出して欲しいと頼むのだった。

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■ヤク中のジャスティン

今回はジャスティンを中心としてドラマが回った。
家族が一丸となってジャスティンの毒素を体内から抜く話。

ただ血のつながりのあるものと無いものが完全に分かれてしま
った様で、ソールとホリーは完全に蚊帳の外に置かれてしまう。

■ケビン、しつこすぎる

ソールに対してゲイなんだろ?うん?って毎回迫るケビン。
これだけからゲイは・・・と言われそうなくらいしつこい。
どのキャラクターもしつこいのがウォーカー家なんだけどね。

■ジャスティンの暴言

こういう崖っぷちにいる時に本音が出てしまうもの。
幾ら後に訂正したところで、本心ではそう思っているんでしょ?
みたいな気持ちになってしまうよな。
特にレベッカやホリーに対するジャスティンの視線には決別に
値するくらいの言葉のキツさが含まれていた。

■トミーはリナの家に入り浸り

ここまで入り浸って置いて、さようならというのも酷な感じ。
ただまぁ家庭が有るという事は知っていた訳だし、こうなる事
をリナも想定していたのだろうか。

■ソールの告白

妹のノラに対して、初めてゲイである事を告白した。
ノラはもう少し早く行ってくれればと告げるも、時代がゲイ
を許さないという時だったので言えなかった様だ。
ただそんな時代に男性と付き合っていたのだから、今になって
隠す必要も無いのではないかと思うところも有るね。

■ロバートとキティの子供に対する考え方

ロバートはこれ以上子供は要らないと考えている。
逆にキティは母親としての自信は無いものの、子供は欲しいと
考えている。
ロバートの娘が子供を作ることで、父親を奪われると思ってい
るのか敏感に反応している姿が有った。
今後この辺の問題が表面化されていきそうだね。

■ケビンはジェイソンに見限られた?

マレーシアに渡って以降全く彼から連絡がない。
本当にマレーシアに渡っているのかも怪しい。
又は何か病気でも抱えていたりするのか?

キティ・ウォーカー (Calista Flockhart) 次女
ノラ・ウォーカー (Sally Field) 母
サラ・ウェドン (Rachel Griffiths) 長女
トミー・ウォーカー (Balthazar Getty) 長男
ケヴィン・ウォーカー (Matthew Rhys) 次男。弁護士
ジャスティン・ウォーカー (Dave Annable) 三男。

ソール・ホールデン (Ron Rifkin) 伯父
ジョー・ウェドン (John Pyper-Ferguson) サラの夫
ジュリア・ウォーカー (Sarah Jane Morris) トミーの妻
ホリー・ハーパー (Patricia Wettig) ウィリアムの愛人
ウィリアム・ウォーカー (トム・スケリット) 父
レベッカ・ハーパー (Emily VanCamp) ホリーの娘

ペイジ・ウェドン (Kerris Dorsey) サラの娘
クーパー・ウェドン (Maxwell Perry Cotton) サラの息子
ガブリエル・ウェドン (Tyler Posey) ジョンの前妻との子
ロバート・マキャリスター (Rob Lowe) 上院議員
ゲイリー・モリス (Paul Cassell) 議員スタッフ
マイロ・ピーターマン (Michael Nouri) ソウルの旧友
ジェイソン・マキャリスター (Eric Winter) ゲイ。ロバート弟

トラビス・マーチ (Denis O'Hare) ロバートの秘書
リナ・ブラニガン (Emily Rose) レベッカの親友
スコッティ・ワンデル (Luke Macfarlane) ゲイ、料理人
カトラー・ウィークス (Ned Bellamy) ポーク王、FBIから詐欺容疑
ソフィー・マキャリスター (Justine Dorsey) 娘
メラニー・コックス (Martha Boles) 選挙スタッフ
--- (Erik Alexander Gavica) Drug Dealer
フィル (Joseph Daugherty) 選挙スタッフ、変なネクタイ

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