バーン・ノーティス 消されたスパイ
BURN NOTICE (シーズン2)

製作総指揮:マット・ニックス

http://tv.foxjapan.com/crime/lineup/prgmtop/index/prgm_cd/1
http://www.ntv.co.jp/burnnotice/



第16話 究極の選択 LESSER EVIL

脚本/Matt Nix
監督/Tim Matheson
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ヴィクターを拉致したマイケル。
マイケルの元にはカーラがやってくる。カーラはもうすぐ
この町に組織の上層部が来ることを告げ、それまでに組織を
襲った犯人を捕まえるよう要求する。

マイケルはサムとフィオナと合流すると、ヴィクターを捕らえ
ている部屋へといく。
ヴィクターは手足を縛っていた紐を取り外してマイケルに襲い
かかってくるも想定済みであり、フィオナがゴム弾を彼の体に
打ち込みあっさりと制圧する。
マイケルは爆死を企てようとした理由やカーラの組織のスパイ
を狙う理由は何か?と問う。この状況では俺を頼ること以外に
助かる方法はないのではないか?と告げる。
するとヴィクターはかつて自分がCIAに属しており、メキシコ
で起きた解雇の事を語り始める。解雇されたことに加えて、
妻子も失ったという。そんな状況の中でカーラから声を掛けられ
仕事をすることになるが、自分のことを採用するために家族を
殺した事を知ったという。いつかカーラを殺すために組織に
加わり機会を伺っていた事を語る。
マイケルは事実ならば俺と手を組もうと告げると、停泊している
船の中にその証拠があると告げる。船には爆弾が設置してある
事を告げ確認するならば気をつけろと言う。

マイケルはフィオナと共に船に行き証拠を調べに行く。
フィオナに爆弾を解除して貰うと、ベッドの下にある証拠の品
を手にする。そこには経歴や家族の写真、そして当時妻子が
無くなったときの新聞が残されていた。

マイケルたちが確認に行く間、サムはヴィクターに身分を証明
して欲しいと告げる。そして組織のことを尋ねるが、ヴィクター
は組織のことについては実態はよく分からず、他の町にも
有るという。

マイケルたちは確認を終えると再びヴィクターの元へ。
ヴィクターは俺のことをカーラに渡さないとマイケルの家族が
殺されることになる事を告げる。マイケルはサムに頼み、
マデリンを安全なところに隔離するためにオーランドのディズ
ニーランドに連れて行って欲しいと頼む。

サムはマデリンの元に行く中で、ヴィクターはマイケルの依頼人
となりカーラ殺害による復讐を企てようとする。そんな中、
カーラの手下によって場所を特定され襲われることになる。

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ついにマイケルを爆死させようとしていたヴィクターを捕まえ
る。ヴィクターをカーラに引き渡せば、彼女はマイケルを
拘束するようなことはしないと口約束するが・・・

あんまりこのドラマ、どんな憎い相手であれ直接的に殺害する
シーンとか見られないのだけど、今回はフィオナが銃を
ぶっ放してカーラを殺害するシーンが有った。
やっと殺害できるみたいなフィオナのセリフは、Season2に入っ
て以降なかなかマイケルからゴーサインが出ない事への
不満を解消する意味合いがあって笑える物があった。

マイケルとヴィクターとのコンビはなかなか息が合っていて、
今後期待させる物があったけど、残念ながら最後は妙に
シリアスな中で関係を断ち切ることになった。
確かにヴィクターを見て憎たらしいと思う時期が有ったのは
確かだけど、妻子を殺された事を知って、同情する視線が
有っただけに、かなりグッとくるものがあった。
フィオナもマイケルを殺そうとしたヴィクターに怒りを感じて
いたけど、9歳の息子を殺されたと聞いてその気持ちも抑えら
れていたからね。

僅か3人だけでこれだけの事をしてしまうマイケルたちの凄さ
を改めて感じたけど、今回はなんと言ってもフィオナの爆破
テクと銃による技術の高さが色んな場面で見られた感じ。

サムとマデリンの流れはちょっともどかしさも感じたけど、
何処をどうするとあんな派手な爆発をするのかと小一時間と
いう感じがするし、何よりもマデリンの家が完全に爆破され
てしまったことで今後住まいはどうするんだ?という変な
心配をしてしまう。

ついに組織の上層部と対面。
名前は無かったけど、演じていたのはコメディドラマ「フレ
イジャー」
で精神科医フレイジャーとナイルズの父親マーティン
役を演じていたJohn Mahoneyだった。

組織の後ろ盾が無くなることでマイケルの元には過去に恨み
を持つ人物が命を狙ってくると言うけれど、結局解雇の件は
なんだったのだろうか。

マイケル・ウェスティン … ジェフリー・ドノヴァン (スパイ)
フィオナ・グレナン … ガブリエル・アンウォー (元・彼女)
サム・アックス … ブルース・キャンベル (元相棒)
マデリン・ウェスティン … シャロン・グレス (マイケル母)

バリー (Paul Tei) マネーロンダリング
ネイト・ウェスティン (Seth Peterson) マイケルの弟
カーラ (Tricia Helfer) マイケルを脅す女
シーモア (Silas Weir Mitchell) 武器商人


ヴィクター (Michael Shanks) 諜報員
--- (John Mahoney) 組織の上層部


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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