バーン・ノーティス 消されたスパイ
BURN NOTICE (シーズン3)

製作総指揮:マット・ニックス

http://tv.foxjapan.com/crime/lineup/prgmtop/index/prgm_cd/1
http://www.ntv.co.jp/burnnotice/




 

Feb. 11, 2010
第13話 腐れ縁 Enemies Closer

脚本/Jason Tracey
監督/Kevin Bray
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スパイはノーとは言えない商売だ。怪しい話が多くて忠誠心も
薄いが断れない。盗聴器を警戒してジャグジーに来いと言った
らお気に入りの海水パンツで行くしかない。
マイケルはギルロイに呼び出されてジャグジーで逢う事になる。
裸の付き合いならば本音も語れるというものだという。
マイケルが
領事館からのファイルを盗むことに失敗したとして
非難する。俺一人でやらせてくれたらすぐに手が入ると言った
だろうと告げると、ギルロイは君を殺害して立ち去るべきか
迷ったという。しかし他のルートで情報を手に入れる事が
出来るならばと思いとどまったとのこと。今回の指令は
この先
6週間マイアミ発着する自家用機の飛行計画書を盗み出せ

いうことだった。詳しい計画をきかない事には自分も盗み出せ
ないというが、口を割ろうとしないギルロイ。マイケルは
それならばギャラは倍にするよう要求する。詮索しない為の
見返りだという。

マイケルはサムにギルロイが口を割らないので、このままゲーム
を続けて探るしかない事を語る。
飛行計画書を盗み出さねば
ならないこと。それならば
航空局麻薬取り締まり局に接触
するのが適当だろうとのこと。
沿岸警備隊から調べる事は
出来ないのか?とマイケルは尋ねる。サムの海軍の"妹"かと
呟くと、ダチに頼んでバイトで雇って貰うフリをしてなんとか
盗み出せないかとするが、それではダチを裏切ることになる
としてサムは難色を示す。しかしマイケルからなんとか頼むと
言われて渋々了承する。

そんな中マイケルの家の扉の鍵がバーナーで焼き切られている
のを知る。慎重に中に入ると、一人の男が床に倒れており、
スパイのラリーの姿が有った。かつて
マイケルが3つの大陸で
20の任務を共にこなした相棒
だという。
金目当てで人を殺すヤツ
は苦手だというサム。マイケルも二度と来るなと行ったのに
なんで来たのかと問う。ラリーはマイケルを殺しに来たのは
そこに倒れて居るヤツで俺は救ってやったのだというラリー。
サンタム・エルテの刺青・涙が6つ彫られていることから6人の
人物を殺害したプロだという。ラリーによると、
南米の麻薬
カルテルの「シカリオ」
と呼ばれて居る組織の一人・フスティ
ーノ
だとし、南米カルテルのマネーロンダリングを担当して居
カルロスが送り込んできた人物だという。ラリーはその
人物・コロンビア人を欺して200万ドルを奪い取ったが、その
際にマイケルの名前を使って盗み出し、彼の子分4人を殺害
したという。元々は全滅させる予定だったがカルロスを殺せ
ず彼はカンカンになっているとのこと。この遺体はサメの
エサにするので新しいIDをやるから一緒に手を組んでカルロス
を殺害しようと告げる。俺には人脈があるので面倒をみる
という。お前なんかと手を組むはずはないだろうと断ると、
ラリーは24時間やるので考えてくれと告げる。

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マイケルはギルロイの計画を阻止する為に接近し信頼を得て
行こうとする中で、マイケルの元にはかつて3年間くらい
相棒だったラリーが現れる。彼は勝手にマイケルの名前を語り
コロンビア系の麻薬カルテルのマネーロンダラーのカルロス
から200万ドルを奪い更に手下を4人も殺害したことで、
マイケルはカルロスの派遣した殺し屋から狙われることになる。
ラリーはカルロスを殺して金を山分けしようとするが、彼の
計画は、関係者を容易に殺害し過ぎるところがあり、また
名前を偽って生活していかねばならないということで、マイケル
はそれを拒絶していくが・・・

ラリー演じているTim Mathesonは、
現在Dlifeで放映中ハート・オブ・ディキシー ドクターハー
トの診療日記
でブリック医師を演じて、主人公のゾーイに
嫌がらせをしている人物だ。このドラマでは現在の所、以下の
4つのエピソードに登場している。

Season 2, Episode 8
Season 3, Episode 13
Season 4, Episode 17
Season 5, Episode 12


実に憎たらしいキャラクターだけど、マイケルを仲間から
孤立させて追い詰めていくという作戦は、デスパレートな
妻たち8
に於けるオーソンがブリーにしたような作戦で、
なんともずるがしこいものがあるし、かつてのマイケルは
こんな残忍な人物と仕事をしていたという事も有って、
フィーが拒絶してしまうというのも分からないでもないけど、
フィーなんていつも簡単に撃っちゃえばいいとか、爆破すれば
良いと言っている位だから、残忍さはそれなりに持ち合わせて
いるとは思う。まぁラリーの様に本能のまま、行動を取る
という事は無いのだろうけどね。

サムが誇りに思っている海兵隊の仲間を売らせることは、
サムにとっては屈辱だろうし、マイケルが自分勝手に
思えたのも事実だった。フィーとサムが今回のエピソードで
突然マイケルの前から立ち去ることで、マイケルにとっての
二人の存在を改めて大きなモノとして捉えたのかも知れない。

さて今回は久しぶりに弟のネイトが登場。
マデリンをラスベガスに移住させて安全な土地で暮らさせよう
としたというのはある意味間違っていないものがあったのかも。
マイケルの弱点は家族と近くに住んでいる分、狙われることが
有るので、本気で相手がマイケルを狙ってくると真っ先に
やられてしまうのが母の存在だからね。

ネイトが久しぶりに登場したかと思えば婚約者・ルースを
連れてくる。マデリンとは如何にもソリが合わなそうな所
が有ったけど、ネイトはネイトで幸せを築いて欲しいところ
だね。
ママさんが最後に言ったように、ここにはマイケルやサムや
フィーが居るのだから・・と言ったファミリー感で臭わす
展開をみると、ほのぼのとさせるモノが有ったね。

久しぶりにサムがデブ呼ばわりされていた。
マイケルのナレーションで、スパイは善悪の線引きが難しい
としていたように、今回マイケルは人を殺めなければ
ならないのではないかとする状況が訪れ、スパイである以上
はラリーと似たような所が有ることは否定できないといった
感じだったが、フィーがいることで限りなくそんな臭いを
払拭出来るとした事は感動的だった。
サムもまた線引きという意味では「いくらよい子のデブと
笑われてもかまわない、ダチを売ることは出来ない」と
したように、マイケルにとっても心響く言葉になったのでは
ないかなと。

フィーの家にサムと言った際に、フィーが艶めかしい格好
で待っていたところもまた印象的だったね。
昔のフィーならば、デブも一緒なのとか悪口を言いそうな
シーンなんだけどね。


■使用された曲


マイケル・ウェスティン (Jeffrey Donovan) スパイ
フィオナ・グレナン (Gabrielle Anwar) 元・彼女"フィー"、武器商人
サム・アックス (Bruce Campbell) 元相棒
マデリン・ウェスティン (Sharon Gless) マイケル母

バリー (Paul Tei) マネーロンダリング
ネイト・ウェスティン (Seth Peterson) マイケルの弟
トム・ストリックラー (Ben Shenkman) 仲介人
ディエゴ・ガーザ (Otto Sanchez) 諜報員
メイソン・ギルロイ (Chris Vance) フリーランスのサイコ野郎

ラリー・サイズモア (Tim Matheson) ラリー・ガーバー、
ジャック・ヤブロンスキー (Dash Mihok) "Fleetwood"、マジシャン
カルロス (Carlos Gomez) 麻薬カルテル、マネーロンダラー
ルース・ウェステン (Kylee Cochran) ネイトの婚約者
--- (Wade Allain-Marcus) Hispanic Man
--- (Armando Rodriguez) Thug

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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