BURN NOTICE (シーズン4)

製作総指揮:マット・ニックス

http://tv.foxjapan.com/crime/lineup/prgmtop/index/prgm_cd/1
http://www.ntv.co.jp/burnnotice/




Jun. 10, 2010
第2話 新しい仲間 Fast Friends

脚本/Rashad Raisani
監督/Dennie Gordon
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サムはマイケルが怪しい組織と組んだことに猛反対する。
元々は裏切った野郎であり、ヴォーンなんて名前はそれこそ
ヴァンパイアみたいだという。しかしマイケルは正しいことを
するために仕方が無く組んでいる事を告げ、サイモンの脱走の
裏には大きな陰謀があるのだと語る。ここで手を引けば、
ファイルを盗んで罪を着せられ首になったジェシーの人生だけ
を壊しただけになるのだという。サムはマイケルの決意が固い
事を知ってくれぐれも血を吸われるなと警告する。

ヴォーンに逢うマイケル。
ジェシーから盗んだファイルから何か組織に対する情報を掴ん
だかと問われる。しかし2000ページに渡る膨大な資料故に、
まだ解析は進んでいないという。ヴォーンによると既にジェシー
はFBI内部で処理され釈放され、そして解雇されているという。
ジェシーを秘密の監獄に送り情報を聞き出そうというヴォーン
に対して、監獄行きではなく寧ろ情報源として使うべきだと語る。
彼の頭の中にある情報はきっと役に立つはずだと。その為に
彼の居場所をまずは知る必要が有ること。するとヴォーンは
彼の通話記録は既に取り寄せてある事を告げ、彼はアライド
金融サービスの回線を使って連絡のやりとりをしているという。
その回線を盗聴して逆探知すれば、自ずと居所は分かるのではな
いかというものだった。

フィーはマイケルに逢うとジェシーに逢ったらなんというつもり
なのかと問う。自分があなたをハメで解雇させたとでもいうのか
と問い、この件はこれ以上深く言及すべきではないという。しかし
ジェシーを巻き込んだらかわいそうだとするマイケルの姿を見ると、
フィーは侵入する度に従業員を首にするようなことはしないでよと告げる。


フィーとマイケルはアライド金融サービスに潜入する。
システムを破るが警報システムは90秒後には鳴ってしまうという。
それまでに電話の交換機にアクセスし、盗聴器を仕掛け、そして
アクセス記録を調べてジェシーがどの回線を使っているのか
調べるべきだという。
フィーは侵入されたのは首にされた社員による仕業だと見せかける
為に社内荒しをする。90秒でも割り出せなかった為に警報装置が
鳴り脱出が遅れるが、フィオナが時限式の簡易爆弾を使って警備
を攪乱させる内に脱走する。

マイケルとサムは、マデリンの元へ。
マデリンから"すぐ助けて"とメールが届いたのである。
警戒心から銃を手にして二人でマデリンの元に行くが、マデリン
はメール文字を入力するのが面倒だっただけにそう入力したのだ
という。二人にはガレージをリフォームして借家にするので
タイルなど内装を手伝って欲しいと頼む。サムはオレが住んでいた
時にはそんな事はしなかったと不満を述べるが、あんたは家賃も
払ってないでしょと一蹴される。借り主はマジメな青年でネコを
飼っている人なのだという。マイケルは自分たちはガレージで
作業するので困ると訴えるが、残念ながらママは言う事を聞かなか
った。

ジェシーは政府組織内でもスパイ防止任務をしていた人物だった。
サムはマイケルに俺たちにとっては敵のようなものなのに何故助ける
のかと問う。
そんな中、仕掛けていた盗聴器に反応があり、ジェシーはフレディ
と連絡を取り、何故オレがハメられて政府組織から追い出された
のかと問う。フレディは話したくないとして、勘弁してくれという
が、二人はオーシャンとレキシントンの角の公園に4時に逢うこと
にする。

サムは車の中から公園を監視。フィーとマイケルは遠方のマンション
からスコープを使って公園の様子を監視していた。
サムは「西部戦線異状なし」だという。
フィーはマイケルにこれ以上の言及は辞めるべきではないかと
すると、マイケルはジェシーはオレと同じ思いをしているのだという。
しかしフィーはマイケルの場合目覚めたら私が目の前に居たし、
酒臭いメタボもいたじゃないかと語る。
ジェシーがフレディと接触する中で、公園の近くに怪しいSVUが
2台彷徨いている事が分かる。
ジェシーを狙っているものの犯行だというのは明らかで、マイケル
はサムに対して自転車のチェーンを電線に投げてショートさせて、
何とかジェシーが逃げられるよう計らって欲しいと語る。
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■ヴォーンとの仕事

シーズン4を通してこの流れは延々と続いていくのだろうか。
前回の展開の中で、マイケルは情報を得るために一人の
スパイ・ジェシーの人生を狂わせてしまった。
ジェシーとしてはすぐに釈放こそされたけど、話の流れ
を見ているとマイケルが解雇された時にとてもよく似ている
し、困ったところは放っては於けない、そして実力を持つ
スパイであるという点でかなり共通点は多い。
この手の世界ではこういうハメられ方をして首を切られる
工作員は多いのかも知れないが、訓練を受けている分だけ
この手の首切りは、逆に反政府的思想を持たせてしまう
ようでかなり危険じゃないのか。これまでのサイモンの件
だってそもそもはマイケルと同じ立場みたいだしね。

ジェシーがマイケルの元にたどり着く流れは速かった。
ただまだ彼にとってはマイケルがハメた犯人であることは
知るよしもない。マイケルは今後協力関係を求めて、しかも
マイケルの実家であるマデリンの家のガレージに住まわせる
事になったけど、相当リスクが高いという事は覚悟しない
とダメな感じだよね。諸刃の剣って感じで、ストーリーが
進むごとに、ニキータの主人公とアレックスの関係に
なりそうで怖い。

■ミン・カーンの事件

アジアで活動していた麻薬ディーラーだが地元の捜査機関
に追われた為にテロリストの情報を売る変わりにアメリカで
の永住権を得たという人物。
ジェシーを狙っていたのはカーンたちだったようで、
マイケルはジェシーとの信頼関係を築くために今回の件で
カーン撃退に対する協力体制を整えるし、逆に作戦の流れ
上、カーンを逮捕させる為にジェシーを共通の敵対する
相手と仕立てて、取り入っていくところは単純なようで
複雑だった。

ジェシーが狙われる中でマイケルたちが助けるというシチュ
エーションが多かった。冒頭ではカーンらに襲われるジェシー
を逃がすためにサムが自転車のチェーンを使って電線に
絡ませるという辺り、カウボーイみたいだったし、信用させ
る為にカーン襲撃から信頼を得ていく流れはとても面白い
流れだったと思う。
もの凄いゴッツイ重火器を所持させたところを逮捕する
流れだったけど、売った人物もこれだと追及されそうだ。

罪をNO2のリーになすりつけるというのは、このドラマでは定番の流れ。
拷問を受けているジェシーにどのような方法で伝えるのかに関して
はちょっと芸がない感じがしないでもなかったけど、このドラマらし
く、手作り感が有ったのでその辺は良かったかな。

マイケル・ウェスティン (Jeffrey Donovan) スパイ
フィオナ・グレナン (Gabrielle Anwar) 元・彼女"フィー"、武器商人
サム・アックス (Bruce Campbell) 元相棒
マデリン・ウェスティン (Sharon Gless) マイケル母

バリー (Paul Tei) マネーロンダリング
ネイト・ウェスティン (Seth Peterson) マイケルの弟
ヴォーン・アンダーソン (Robert Wisdom) 政府・裏組織
ジェシー・ポーター (Coby Bell) スパイ防止

ミン・カーン (Byron Mann) アジアで麻薬を売買、アメリカ亡命
リー (Ron Yuan) カーンのNO.2
--- (Anthony A. Cruz) 警察官
フレディ (Rick Seguso) ジェシーと精通する元スパイ
--- (Ric Kong) Khan's Thug
--- (Grant Koo) Asian Driver & Bodyguard

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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