BURN NOTICE (シーズン4)

製作総指揮:マット・ニックス

http://tv.foxjapan.com/crime/lineup/prgmtop/index/prgm_cd/1
http://www.ntv.co.jp/burnnotice/




Jun. 17, 2010
第3話 港のマフィア Made Man

脚本/Alfredo Barrios Jr.
監督/Jeffrey Donovan
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スパイに共通のルール・・・解雇されたスパイ、キレるドS、
酒浸りなメタボでも打ち合わせ時間には遅れないということだ。
サムはジェシーが待ち合わせしているカリートの店に約束の
時間にこない事に懸念を告げる。アイツのせいでオレはゲッソ
り痩せてしまうという。しかしマイケルは自分のせいで彼を
巻き込んでしまった事や、彼の頭の中にある情報を知る必要が
有るのだとして、理解を求める。
ジェシーが遅れたのはこの店が安全かどうかを調べる為の
用心の為に調査していたのだという。
ジェシーはみんなが揃ったところで、「国家安全保障のトラブル
に巻き込まれるネタ」なので聞きたくない人は席を外すよう
要求する。誰もいないと分かるとジェシーは語り始める。
一年前に国防総省にいるある陰謀に気が付いたのだという。
世界各地で起こしている爆破・暗殺・誘拐に関わっていること
が分析パターンによって見つけたのだという。手がかりを求めて
マイアミに来た事を告げ、マイアミ港が武器の密売ルートの
拠点になっているのだという。アルジェリアで船に銃器を積んで
ここで一端荷物を下ろすという。ジェシーは武器証人に武器を
売るよう話を持ちかけたが、電話に出たのは渋い男でヘビの
ような人物だったという。そこでオレはコブラと名付けたと語る。
二週間前に逢う約束を取り付けて港で逢う筈だったのに現れな
かった事を語る。

とりあえずみんなで港に調べに行く。
国旗やパッキングリストを見て武器の積み荷などを調べることは
難しいが、船員全員を口止めすることは難しかった。そこで
ジェシーは船員からアルジェリアから出港した船は無いかを
聞き込みしていく。しかしそれもなく、手がかりがないという中
で、ジェシーは港の警備員のハンクが二人組の男によって脅されて
いるのを目にする。マイケルは現在コブラを見つけているのだ
から放っておくべきだとするが、弱いものをいたぶるのを助ける
のがオレの性分だとしてジェシーはディーンら二人の大男から
ハンクを助ける。フィーはその姿を見て、ジェシーは良い男じゃ
ないのと告げる。

ハンクは警備をしていたが、ジェシーは現在船会社の内定調査を
しているという名目で話を聞く。すると先ほどオレを殴っていた
二人はマフィアだという。警察に知らせるべきではないのかと
するが、同じ警備仲間のリッチーが警察に知られた途端に殺害
されたとし、マイアミを仕切っているのはトニー・キャロウ
いう人物だという。リッチーの葬式でも妻子を狙って銃弾を発砲
したのだという。ジェシーは防犯カメラと盗聴器を仕掛けて、
捕まえようと語る。マイケルは何でマフィア退治を俺たちが
するのかとし、ハンクにおとり捜査官をさせるのは危険だと語る。
しかしこの任務を終えればハンクは、船の情報、積み荷のリスト
などを提供してもらえると語る。フィーもジェシーの味方をする。

サムは組織犯罪対策部からトニーの情報を取り寄せる。
トニーら組織が集うバーのこと、トニーは元々ニューヨークの
マフィアがフロリダ沖で稼ぐ為に雇った男であること。殺人容疑で
過去7回捕まって居るがいずれも無罪で釈放されていること。
まるで「ミスター・クリーン」だと語る。

マデリンはジェシーが食事を作るのを見て、色々と詮索する。
ジェシーに対して政府の仕事をしていたのかと問い、マデリンは
ジェシーの行動を逐一監視しており、鋭い視線を投げかけていた。
ジェシーはマデリンの洞察力に驚く。
そんな中、マイケルはマフィアにFBIが港を捜査していると思わせて
手を引かせる作戦を取ろうと語る。マイケルはその為にトニーの
屯する店に盗聴器を仕掛けると語る。しかしサムには別の作戦が
あると語る。サムはマイケルに対して、捜査情報を売り込む
FBI捜査官役・ネッド・ゴードンに扮して情報を流すとしてトニー
に近づくべき事を語る。ネッドは酒浸りで休職し、今はアラスカ
で酒を飲んでいる頃だと語る。
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マイケルたちがジェシーの友達になっていくけど実際には
自分がハメてしまったとする状況。
仲間と見せかけて、ちょっぴりバツの悪い思いをしている辺り
ホワイトカラーのシーズン3でのニールとピーターの関係
を彷彿とさせるな。


■マイアミの港のコンテナ

警備員のハンクがマイアミのマフィアのトニーら一味によっ
て脅され、積み荷を奪われようとしている現状を見てジェシーが
放っておけないとばかりに解決に乗り出していくというもの。
トニーが警察と精通しているとはいえ、捜査しないっていう
のも違和感が有りまくるな。

今までこの手のとっかかりはマイケルから端を発していた
のに、無駄な仕事を引き込んでくる役割としてジェシーが
利用されている感じがする。

ジェシーがマイケルと全く同じような轍を踏んできているこ
とだと思うので、マイケルも放って於けないのかも知れない
が、寧ろフィーがそんなジェシーに肩入れするところが有る
ね。
メタボ・サムをいじる役割も最近フィーがいじらなくなった
分、全てをジェシーがその役目を果たしているのだけど、
どうもジェシーのスタンドプレイが目立つのであんまり
肩入れ出来ない部分も多い。サムの戦場での仲間を助けた
エピソードの件なども、ジェシーのせいで無駄に危険に
さらした部分も有るしね。

さて展開としては、マフィアを追い出すための偽装工作を
行うというもの。今回の計画はBプラン、Cプランと悉く
思惑から外れていく辺りの流れが面白く機能していたし、
マフィアのトニーが意外にも終盤に来て憎めなさが出ていた
ので、サムが裏切った時にはより複雑な気分にさせられる
ものが有った。まぁそれだけこれまでの間に悪い事を
してきたので仕方が無いのだろうけどね。

それにしても人数が必要な作戦を3人だけで回そうとしたり、
今回は珍しくバイトまで雇うという大がかりな仕事になった
けど、その為の軍資金は何処から出ているんだ?って感じ。
シーズン1の頃なんて金が無いからショボイ仕事にも手を
付けるみたいな流れだったけど、今ではヴォーンに必要経費を
出してもらっているのだろうか?

■ヴォーンとの仕事

今回ヴォーンのヴォの字も出てこなかった。

ただ積み荷がオバロッカ空港からバハマに運ばれていると
いうことで、その件が本当にヴォーンらが追っている組織
なのかどうかというところなのかも。

正直、マイアミの武器商人云々という話が出てきた時には、
フィーのことを指しているのではないかと思う所が有った
ので、フィーの立場が危なくなるのではないかと予想して
いたけど違っていた。

■マデリンの目

30年間連れ添った嘘つき暴力夫との経験からなのか、スパイ
の行動なりマイケルの嘘を見抜くスキルが高かった。
マイケルもジェシーに対してマデリンに追及されたら大変
だとしていたけど、マイケルと居ると自然とスパイの動き
とか行動習性とか分かってしまうものなのかな。

マイケル・ウェスティン (Jeffrey Donovan) スパイ
フィオナ・グレナン (Gabrielle Anwar) 元・彼女"フィー"、武器商人
サム・アックス (Bruce Campbell) 元相棒
マデリン・ウェスティン (Sharon Gless) マイケル母

バリー (Paul Tei) マネーロンダリング
ネイト・ウェスティン (Seth Peterson) マイケルの弟
ヴォーン・アンダーソン (Robert Wisdom) 政府・裏組織
ジェシー・ポーター (Coby Bell) スパイ防止

トニー・キャロウ (Nestor Serrano) マイアミ・マフィアのボス
ハンク (Max Perlich) マイアミ港の警備員
ディーン (Brian Scannell) トニーの手下
ビリー (Tony McFarr) ゴツい人
クラウディオ (Angelo Valderrama)
ジオ・ルッソ (Joe Vita) ニューヨークのマフィア、トニーのボス

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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