BURN NOTICE (シーズン4)

製作総指揮:マット・ニックス

http://tv.foxjapan.com/crime/lineup/prgmtop/index/prgm_cd/1
http://www.ntv.co.jp/burnnotice/




Jun. 24, 2010
第4話 閉じ込められたスパイ Breach of Faith

脚本/Ben Watkins
監督/Jeremiah S. Chechik
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マイケルたちはオバロッカ空港からバハマに積み荷が運ばれて
いる事を知り、そして遺体が発見されたことを受けて、遺体が
何者なのかを探る為にフィーとジェシーの二人でバハマへと
飛ぶ。敵の多いフィリピンやパキスタンの山奥に比べればバハマ
の海岸は大違いである事は明らかだが、仕事がらみの出張でも
有る。フィーはマイアミに残るマイケルに電話し、遺体は単なる
運び屋じゃないのかとするが、マイケルは国際的犯罪組織である
ことを告げる。フィーは副検死官のタイを見つけたので、鍵を
盗んで事件調書をこれから探る事を語る。
タイはフィーを見ると声を掛けてくる。タイの視線を交わして
彼のポケットから鍵を盗むためにジェシーがフィーに絡み、
それを止めるタイと意図的にいざこざを起こした隙にフィーが
鍵を盗む。
手に入れた鍵で遺体安置所へといき、ジェシーが潜入して
検視報告書を探す。タイは鍵がなくなったとみるやモルグへと
やってくる。タイはなんとか検視報告書を見つけると、一時期
遺体の霊安室の中に入りやり過ごすと隙を見て外へと出る。
しかしタイに見つかり海岸まで追いかけられるが、ボートで待
っていたフィーと共に逃走を図る。

帰国したフィーはマイケルに観光で撮ってきた写真を見せる
が、自分が見たいのは検視報告書だという。絞殺された後に
飛行機から落とされたことが明らかだった。爪には容疑者と
争ったときについて皮膚片が入っていることが判明する。
このホトケが運び屋であると断定出来る要素はあるのかと
マイケルはジェシーに尋ねると、運び屋はレバノン訛りで有り
遺体は中東系であること、また灰の瘢痕から見て声がガラガラ
である事から間違いなく、"コブラ"だと語る。取りあえず
指紋を調べようというマイケルだが、ジェシーたちは既に調べて
あると語る。被害者はジェレマイア・カサールだという。
住所は私書箱になっているとするが、マイケルは借りるときには
住所を書かなければならないので貸金庫店で住所を調べて
くる事を告げる。するとカサールの住所に関してはジェシーと
フィーで調べるという。

一方サムはマイケルを呼びに来ると、これからワグナー夫妻
元にいく事を告げる。戦没兵の家族と慈善活動している人物
で、そんな彼らから詐欺被害に遭ったことを相談されたのだという。
募金を少しブルークレスト社に投資に回したら儲けた為に、
その金を全額投資に回して少しでも戦没者遺族へと回そうとして
いたが、全て取られたのだという。警察任せの案件だろうという
マイケルに対してサムは警察では時間がかかりすぎるのだとし、
何ヶ月もかかると言われた事を語る。

ワグナー夫妻の元にいくと、妻のライラは夫のジョシュ
ブルークレスト社のニック・マディソンの元に乗り込んで行って
しまったとして助けを求める。銀行の話では月曜に基金が
消えてしまうというものだった。ジョシュは責任を感じて
キレる寸前で乗り込んだのだという。マイケルは気乗りしなかった
がサムはカサールの件はフィーたちに任せてあるので時間はある
だろうとし半日が終わる仕事だと語る。

会社につくと、ジョシュの車から銃のホルスターが見つかり
彼が銃を持っている事が分かる。
急いでオフィスにいくと、ジョシュはニック・マディソンと
秘書のパティに銃を向けていた。警察にも捜査を依頼したが
ジョシュはもう方法はないのだとして、金を全額返すまでは
絶対に引かないと語る。サムやマイケルはジョシュを宥める中、
何者かが警察に通報し早くも投資会社の前には警察が取り囲む
ことになる。仕方なくサムは窓のブラインドを下ろして、
籠城する構えを見せる。マイケルは人質事件でも起こすつもり
なのかと問うと、戦没兵の子を食い物にするヤツは許せない
と語る。マイケルは先ずはみんなを外に出すべきだとするが、
サムは嫌ならばマイケルだけでも外に出て欲しいとし、自分は
ジョシュに手を貸すのだと語る。

外からはマイアミ市警察のセス・ケイシー警部補が室内にいる
犯人に向けて電話をかけてくるが・・・
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■サムとマイケルの担当案件

戦没者遺族に対して支援を行っている男性から投資金を
全て奪われた詐欺事件だとして訴えられるもの。
普段サムには相当借りがあるのでマイケルとしても
断れなかったというところなのか。

籠城した銀行からの脱出劇という事で楽しみな流れが有った
のは確か。ただそれを行う前に如何にして、今回の流れの
真相が存在しているのを探し出すのがミッションでもある。

結果的に籠城することになったけど、警察が来るタイミング
の早さを見ると正直、ジョシュの可愛い妻・ライラが裏切った
ものとばかり思った。じゃあ一体誰が警察にたれ込んだのか
ってことですよ。

額面通りニックが悪さをしてくれたお陰で助かった。
ただ投資のリスクというのは多分に存在していることは
明らかであり、誰もが投資に巨額を注ぎ込んでも失敗して
いるのだからどういう手順で詐欺だとしたのかイマイチ
つかみ所はなかったね。

籠城した銀行から脱出する方法論は幾つもあるけど、
過去のリオで起きた銀行強盗の加害者が被害者として抜け出す
方法論を使うというのは悪くはなかった。
SWATが乗り込んで来た混乱に乗じて制服を着て逃げ出すという
パターンを考えたけど、マイケルの場合名前もまた警察に
知られているので、そう簡単には逃げられない状況として
描かれていた。
結局裏切りが発覚し、ニックとは協力関係に有ったパティの
証言によって最後にニックが捕まるけど、やはりちょっぴり
不安だったかも

ジョシュは銃弾にタマは込めてこなかったとして脅しである
事を語る。クローザーシーズン6の第12話 善意と強欲
でも薬局を襲う犯人は銃は偽物だとして強盗傷害の意図は
ないと訴えていたけど、ブレンダたちからは、「銃だと
思わせるものを突きつけた時点でアウトだ」と語っていた
事があったね。

■ヴォーンとの仕事

相変わらずドラマとしては進んでいるのかどうかよく分から
ない。ただジェシーとフィーがここのところベッタリして
いる事を考えれば、マイケルとの関係に停滞しているフィー
にしてみればジェシーは良いカンフル剤となると思っている
部分が有るのだろうか?
運び人を殺害したであろう女性の姿。
果たしてあの女性が殺害を行ったのかな。

マイケル・ウェスティン (Jeffrey Donovan) スパイ
フィオナ・グレナン (Gabrielle Anwar) 元・彼女"フィー"、武器商人
サム・アックス (Bruce Campbell) 元相棒
マデリン・ウェスティン (Sharon Gless) マイケル母

バリー (Paul Tei) マネーロンダリング
ネイト・ウェスティン (Seth Peterson) マイケルの弟
ヴォーン・アンダーソン (Robert Wisdom) 政府・裏組織
ジェシー・ポーター (Coby Bell) スパイ防止

ジョシュ・ワグナー (Frank Whaley) 慈善活動、サムの友人
ニック・マディソン (Clayton Rohner) 投資会社・ブルークレスト社
パティ (Rhea Seehorn) 投資会社・ブルークレスト社
セス・ケイシー (James Martin Kelly) マイアミ市警察・警部補
ケンドラ (Navi Rawat) 殺し屋?
トム・ノリス (Scott Borish) 詐欺師
--- (Kourtney Brown) Cop
レベッカ (Sarahi Diaz) 貸金庫の従業員
ライラ・ワグナー (Janie Michele Simms) ジョシュの妻
--- (Acie Mitchell) SWAT Cop
--- (James Pace) SWAT Commander
タイ (Ian Anthony Williams) 副検死官

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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