バーン・ノーティス 消されたスパイ
BURN NOTICE (シーズン4)

製作総指揮:マット・ニックス

http://tv.foxjapan.com/crime/lineup/prgmtop/index/prgm_cd/1
http://www.ntv.co.jp/burnnotice/





Jul. 1, 2010
第5話 街を守る男 Neighborhood Watch

脚本/Michael Horowitz
監督/Kevin Bray
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コブラと呼ばれている武器証人が殺害され、飛行機から捨てられ
る。コブラの名前はジャレマイア・カサールだと判明する中、
カサールの家を調べにいくと彼の隣に住んでいたケンドラという
女性に襲われかけるマイケルたち。彼女を取り逃がしてしまう
が、彼女は逃げる際にある磁気テープを壁の中に隠したまま
逃げた為に、マイケルたちは何か重要なものだろうとして、
それを解読しようとする。

スパイは最新の暗号を解読するが、時代遅れのデータ再生には
手こずることも有る。磁気テープは暗号化されていた為に、
容易には再生出来ず、専門の再生屋のところに依頼するも
何処でも再生出来ない事を知る。7件目の店でも再生出来ない
事を知ったフィーは、本当にサイモンを操っていたヤツの手がかり
がそのテープの中に入っているのかと問う。武器証人を殺した
女が持っていたテープだと告げ、重要なものであることには
違いないという。そんな中、店から出てくるとマイケルは
待ち伏せされている事を知る。そして手書きの貼り紙がある
ことが判明し、"階段使用のこと"と書かれていた。監視されている
事をフィーに伝えサムにも電話すると、ケンドラを捕まえるので
手助けして欲しいと語る。現在デザイン地区にいるが、罠へと
誘い込むので見張りを頼むという。ブティックの裏路地で捕まえる
事を告げる。

案の定ケンドラはマイケルとフィーの後を付け、フィーの買い物
をカモフラージュにしながら裏路地へと誘い込む。
しかしいざマイケルはスタンガンを用意してケンドラが来るのを
待つが、ケンドラはマイケルたちの意図に気が付いており、
逃走前に現場に携帯電話を置いていく。マイケルはその電話を
使ってケンドラと会話する。何者なのか・・・そして何故追うのか。
マイケルは思い切って取引しないかと語る。

ジェシーにもケンドラの件を話しにいくと、マイケルはこのテープ
をケンドラに買うよう要求しておびき出そうと語る。しかし
ジェシーはリスクの高い作戦だという。
そんな中、ママ(マデリン)の友達が来ている事を告げ、マイケルに
話が有ると言っている事を告げる。
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    マイケルたちはサイモンを逃走させようとしていた組織を
調べる過程で、ケンドラというプロの殺し屋と遭遇する。
彼女が隠し持っていたテープを手に入れるが、磁気テープは
古いだけでなく暗号化されていて見る事が出来ずにいた。
そんな中、マデリンの主治医だったローレンからの依頼で
夫のデイビッドと共にスラム地域であるホームステッドで
診療クリニックを経営しているがその界隈に来た麻薬の売人
たちがクリニックに脅しをかけてきているという事で、
退治していくことになる。

ケンドラがまたもの凄くスパイとしてのスキルを持ち合わせた
女性であること。マイケルたちは複数人で対応に当たって
いるのになかなか捕まらずに振り回された感じ。

随分と古い磁気テープを見つけ出したみたいだけど、
規格の違いで再生出来ないというものではなく暗号化されて
いるということだったのか?。磁気ヘッドを読み取る装置を自作
するのは難しいとは思うけど、スパイならば何かしら
読み取れるような気はするけどね。

そういえば昔のパソコンの記憶媒体がカセットテープだった
という時代があるんだよね。
レトロゲーム好きなのでカセットテープのゲーム自体を持って
いるのだけどデータレコーダーが無いので再生出来ない(笑)
学生時代に大量のゲームを集めていたのだけど、最近は
流石に置く場所の事を考えるとその興味が失われてしまって
いるんだけどね。

さてもう一方の流れは街に蔓延る麻薬の売人たちを一掃する
物語だった。
麻薬の売人がメキシコのカルテルと手を組んでいるという事
を利用し、売人であるカトラーが逃げなければならない
状況を作ることで一掃しようと企む。
このパターンはある意味では「バーン・ノーティス」に於ける
スタンダードな形で、多少方法論は変わるけど、追い出す
為に使うマイケルの常套手段って感じだね。

そんな中でもポイントとなったのは、物事の本質的なことを
母親であるマデリンから説かれるというところかな。
中学時代のテッドとマイケルの関係を引き合いに出して
いじめっ子に対して結果的にそれを排除できるのは本人だと
いう事を教えられた。

当初はマイケルこそ偉大な売人的役割を持たせたけど、その
座をデイビッド本人に任せるというのだからある意味凄い。
ただ正直、デイビッド自身の顔の威圧感は相当なものがあった
ので、元デルタフォースだと言われてもそれらしく見えてし
まうところが笑えたかも。デイヴッド演じるBenito Martinezは
ロサンゼルスの架空の都市ファーミントンで起きる
ギャング犯罪専門の捜査官「ザ・シールド ルール無用の警察バッジ」
のデビッド・アセベダ役に出演していた。C.Aを舞台にした
「サン・オブ・アナーキー」ではルイス・トーレス役で出演。

最近ではフィーがジェシーの中にマイケルの影を見つけて
なんとなくマイケルが二人の関係に嫉妬していたけど、
今回はマイケルとケンドラが遭うというシチュエーションに
フィーが嫉妬してかみついていく物語だった。その辺の
フィーの行動はある意味では可愛らしいところもある。

ここの所あまり武器証人としてのフィーの姿が見られなかった
だけに今回は相当気分が良かったのかも知れない。



マイケル・ウェスティン (Jeffrey Donovan) スパイ
フィオナ・グレナン (Gabrielle Anwar) 元・彼女"フィー"、武器商人
サム・アックス (Bruce Campbell) 元相棒
マデリン・ウェスティン (Sharon Gless) マイケル母

バリー (Paul Tei) マネーロンダリング
ネイト・ウェスティン (Seth Peterson) マイケルの弟
ヴォーン・アンダーソン (Robert Wisdom) 政府・裏組織
ジェシー・ポーター (Coby Bell) スパイ防止

ケンドラ (Navi Rawat) 殺し屋?
デイビッド (Benito Martinez) 診療医
シュガー (Arturo Rossi) 麻薬の売人、マイケルを信頼
ヴィンス・カトラー (Rhys Coiro) 麻薬の売人
ローレン (Justina Machado) ホームステッドでデイビッドの病院経営
--- (Anthony Bless) Right Hand Thug
--- (Gene Harding) Checkpoint Thug
--- (David Hemphill) Runner
--- (Nicholas Melendez) Corner Boy
--- (Victor Salvatore) Shop Owner
--- (Dalton Tice) Ten Year Old Boy
--- (Keri Maletto) Clinic Nurse
--- (John Vanis II) Thug

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)


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