バーン・ノーティス 消されたスパイ
Burn Notice (シーズン4)

製作総指揮:マット・ニックス

http://tv.foxjapan.com/crime/lineup/prgmtop/index/prgm_cd/1
http://www.ntv.co.jp/burnnotice/





15 Oct. 2011
第9話 迫りくる嵐 Center of the Storm

脚本/Ryan Johnson、Peter Lalayanis
監督/Colin Bucksey
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マイアミにハリケーン・デイナが近づき避難勧告が住民に出る。

一方マイケルたちは自分たちを襲った組織が貸金庫にある何か
を求めている事を知ってマイケルは先にそれを入手すると、
サイモン・エッシャーが所有者である事を示すサインの入った
聖書だと分かる。しかしその聖書は暗号になっていることで
本人にしか理解出来ないものかだった。

数字を使った暗号はスパイはコンピューターの無い何世紀も前
から本を使ってやりとりしていた。フィーは苦労して手に入れた
ものが聖書なんて天罰なのか?と語る。サムはお前に取り憑いた
サイモンのどんな秘密を知りたがっているのかと問う。
サイモンと直接会って話すしかないと告げ、その為には何処に
収監されているとも分からないサイモンと面会するためには
ヴォーンと取引する必要が有ると語る。
サムはその聖書を渡して、サイモンの件はヴォーンに丸投げし
てましってはどうかと告げるが、フィーはそんなのマイケルが
聞くはずがないとして、
「最後までやり遂げないと・・・罪の人間を助ける為だ」
突然フィーはマイケルの口真似をしながら皮肉る。何百回も
聞いたので覚えてしまったというフィーに、今降りたらジェシー
の犠牲が無駄になるのだと語る。

マイケルはヴォーンに連絡を取り遭うことにする。
ヴォーンはようやく連絡して来たのかと告げる。サイモンを
狙うものたちが狙っていたのは暗号の聖書だったと報告すると
サイモンと話したい事を語る。しかしヴォーンは聖書を渡して
くれたらこちらで処理するという。君とサイモンを同じ部屋に
入れるリスクは冒せないという。サイモンは危険だとすると、
マイケルはヴォーンに激怒し、危険など最初からだと告げ
今まで自分が命がけで戦ってきたことや、どれだけ苦しい思いをしてき
たかと訴える。ノーという前に思い出せ、俺だってお前にとっ
て危険な人物だとするが、ヴォーンはそれでもノーだと語る。
そんな彼を家から追い出すマイケル。

ハリケーンはなんとかマイアミを通過するが甚大な被害を出して
いく。マイケルは実家に戻ると、ジェシーが家の修理をして
いた。マイケルは母・マデリンが避難勧告を無視してジャクソン
ビルに非難しなかったことに激怒するが、私は59年の時の
ハリケーンも見てきたのだから大丈夫だという。ジェシーは出発
しようとして車に荷物を積んでいたら突然マデリンが行かない
と言い出したのだという。ジェシーはサイモンが誰か分かった
かと問うがマイケルは未だ消息が掴めないと嘘をつく。
ジェシーは思い切って聖書を持っていることを公表して誘い出して
みたらどうかとするが、マイケルはまだツテがあるので、それら
がダメな場合にのみ作戦変更する事を語る。

そんな中マイケルの元にFBI捜査官のハリスレインの凸凹
コンビが現れる。二人はマイケルに対してFBIに貸しを作る
のはどうかとして依頼してくる。彼らはジェームズ・ベイリー
という海洋環境の保全団体の代表を秘密の隠れ家に匿って
いた事を告げ、トルコの犯罪組織によって狙われているという。
殺人を目撃し証言台に立つ為のもので、嵐が来る直前に
サイガ12Kの改造銃を使った人物に隠れ家を襲われ、ベイリーは
どこかに逃げてしまったのだという。相手は麻薬・密入国の斡旋
殺人などなんでもやる組織で危険だという。殺すまではずっと
ベイリーのことを追って回すハズだと。現場近くでベイリー
黒いトラックを盗んで逃げるのを見た人物がいるとして、手が
かりはそれだけなのだという。ベイリーを探すよりも、改造銃
の件から殺し屋を捜す方が早いのではないかと告げる。

フィーは大好きなブリの刺身が停電によって冷蔵庫が止まり
腐って居ることにショック。マイケルはそんな彼女の元に行き
サイガ12Kの改造銃を手にする為にはどうすれば良いとすると
フィーは誕生日のプレゼントにくれるのかと喜ぶが、FBIからの
依頼だと告げる。パノという性格は悪いがショットガンの改造の
腕は評判が良い人物がいる事を告げ、ケンダルの自動車修理工場
にいると語る。
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マイケルたちは入手した聖書が暗号化されている事を知って
持ち主であるサイモンと話す必要が有ると考えてヴォーン
を呼び出す。そんな中、マイアミはハリケーンが襲い、
そしてマイケルの元には意外にもこれまで敵対していた
FBI捜査官が助けを求めてやってくるのだった。

今回のマイケルってなんか弱かった。
海兵隊の爆弾処理班のコールに主導権を何度も握られるし、
そして敵対するリースの部下にも殴られて危うく銃を突きつけ
られて危険な目に合わされた。前回誘拐されたフィーがあれ
だけ単独で強さというものを見せられた分だけ今回のマイケル
の戦闘力の弱さが際立ってしまった感じも受ける。

ハリケーンが来るという非常状態。
日本人にはその恐ろしさはなかなか伝わらないものが有る
のだけど、ある意味では津波と似たようなものが有るよな。

さて忘れた頃にやってきたヴォーン。
更には記憶の片隅に追いやられていた使えないFBI捜査官たち
が久しぶりに顔を覗かせマイケルに助けを求めるのだから
屈辱的なことだろう。ただまぁこの二人にプライドはあるのか
どんな謎なので、このくらいの緩さがちょうど良いのかも。

今回もまたフィーとマデリンの支えがマイケルを引き立てた。
最近マデリンも計画の一部に組み込まれすぎていて、不安な
感じだけど、今の所ズバズバっとマデリンの活躍が目立つので
マイケルとしてもあまり邪魔扱い出来ないところなのかも。
コールサインは"スモーキンママ"。確かにマデリンは、いつも
タバコを吸うイメージは大きいし、これからも協力する気
満々って感じだった。

マイケルが母親の言うことを聞かないように、母もまた息子の
言う事なんてまるで聞きもしない。元々シーズン1の頃から
度々マイケルの事情を無視して呼び出していたこともある
ので主導権は握っていたいのかも。

人を見る目は確かで洞察力も優れているのは、流石に
マイケルを育てた人物って感じなのかな。
無線で交わした暗号も
「風見鶏」「風向計」
「ロマンスグレー」「グレーの屋根」
「大統領みたい」「ホワイトハウス」
というもの凄く単純なもの。こんなマデリンでも気がつく
暗号ならば、コールなんてとっくに気がついていそうだけどね。

マイケルの偉いところは一度はコールから逃げられる立場
に有ったのに逃げなかったところかな。
電線が倒れてきた際にも本気で逃げたければ無視しても
良かったんだよね。

フィーはヴォーンから話を持ちかけられる。
フィーが望んでいることをヴォーンから持ちかけられたけど
マイケルのことを信じて取引には応じなかった。
一度信頼が揺らげば関係はたやすく終わってしまう所も
ある人たちなので容易には裏切ることもないのかな。

それにしてもフィーは何でブリのお刺身が好きなんだろうか。
ヴォーンはキューバ料理・ロパビエハを持って来た。


・Kathie Talbot and Jess StroupのAsphixiate


マイケル・ウェスティン (Jeffrey Donovan) スパイ
フィオナ・グレナン (Gabrielle Anwar) 元・彼女"フィー"、武器商人
サム・アックス (Bruce Campbell) 元相棒
マデリン・ウェスティン (Sharon Gless) マイケル母

バリー (Paul Tei) マネーロンダリング
ネイト・ウェスティン (Seth Peterson) マイケルの弟
ヴォーン・アンダーソン (Robert Wisdom) 政府・裏組織
ジェシー・ポーター (Coby Bell) スパイ防止

コール (Jon Seda) 元海兵隊、銃を注文、ベイリーを殺そうとする
ハリス (Marc Macaulay) 捜査官
レーン (Brandon Morris) 捜査官
ジョアン (Sofia Citarella) ベイリーの恋人
マット・リース (Erik Fabregat) 殺し屋
--- (Erica Hare) Carlito Waitress
パノ (Keith Hudson) ショットガンの改造・銃ディーラー
ジェームズ・ベイリー (Pete Penuel) 証人保護


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)


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