バーン・ノーティス 消されたスパイ
Burn Notice (シーズン4)

製作総指揮:マット・ニックス

http://tv.foxjapan.com/crime/lineup/prgmtop/index/prgm_cd/1
http://www.ntv.co.jp/burnnotice/




29 Oct. 2011
第11話 盲点 Blind Spot

脚本/Michael Horowitz
監督/Michael Smith
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「諜報機関のファイルのねつ造」・・・人もファイルも見かけで
判断される。海軍情報部のファイルねつ造を行うサムは、
日本の基地にいるダチから回ってきた情報だということにする
と告げ、聖書を求めている相手をデッチあげた事を語る。
フィーはジェシーはずっとそういう不正を調査していた人物
なので、デブの腕を信じるのは危険じゃないかとするが、
マイケルは良く出来たファイルだとして絶賛する。
罪のない人が陰謀の犠牲になるのを見てきた悪党の名前を
見せれば良いだけだと告げ、総合通信会社のトップのジョン・
バレット
を陰謀論者に仕立てる事を告げる。資金も有り政府
のコネも十分。戦争を仕掛けてインフラ整備で金を儲けている
人物だという。
そのファイルをジェシーに見せると、まさか通信回線を敷いて
いるヤツが狙っているとは盲点だった事を語る。
バレットがマイアミに来るよう仕組めば良いのだという。
俺たちは聖書の暗号を売りたい元スパイという設定で接触すれ
ば良いとマイケルはジェシーにアドバイスする。
バレットに電話すると、妙な聖書が手に入ったが興味はないか?
と問う。バレットは重役会議中だったが、話を止めてマイケル
たちの電話に耳を傾ける。バレットはドレイク社・会長で
聖書はマイアミにあるので話したくなったらいつでも来てくれ
と語る。
マイケルはジェシーに対して、もう俺たちのことを相手は探って
いるハズだとして、敵は容易ではないことを吹き込む。

フィーとマイケルが会話している中、マデリンがやってくる。
友人のスージーたちと行っていたカードゲームは惨敗だった
事を告げ、気が散ってボロボロだったのだという。ジェシーを
マイケルたちが騙していることに関して、目の前でウソの上塗りを
しているマイケルたちの姿を見たくないと語る。マイケルは
もうすぐ決着をつけると語る。

そんな中、フィーはこれから仕事があるのだという。
ヨガの友達の友達・エミリーが結婚詐欺に引っかかったのだとし
老後の蓄えを全て盗んで行ったヤツが居るので取り返すのだと
いう。女ったらしが相手なのでサムと協力して対処すると語る。

フィーとサムはエミリーに会いに行くと話を聞く。
元夫のジョッシュが亡くなった後、チャールズという英国紳士風
の男が近づいて来てつい信用してしまったのだという。資産運用の
話になり、口座番号を教えた途端、全ての貯金を根こそぎ奪われて
しまったのだと。アイツは今でも私の金を使ってサウスビーチ
でパーティー三昧であり、探偵を雇って調べさせたが、結局
尻尾は掴めなかったのだと語る。サムは毒をもって毒を制する
かと語る。

ジェシーとマイケルはバレットは必ずやってくるので、罠を
仕掛けて置こうと語る。
「効果的な罠の条件」・・・敵を戦闘不能にするもの。
ドラム缶の中にポータブルの除細動器を付け、防犯カメラを
ワイヤレスで監視しておくことにする。現場の倉庫には、
バレットに電話した携帯電話を残して行く。
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マイケルたちが発見した聖書を巡り、ジェシーはそれを狙った
ものによって自分は仕事を首にされたと思い込み、対応して
いくことになる。マイケルたちは適当な相手として、通信会社
のバレットを敵として浮上させるが・・・

今回もいつものように2つの流れが有った。
正直一つの事件でも大変なのに二つの案件を処理させていこう
とするところは、常にヒヤヒヤさせられるところがあるよな。

一番の衝撃はジェシーが全てを知ってしまったことだけど、
任務の過程でフィーとキスした後の出来事だとし、マデリンも
またマイケルたちがジェシーの事を騙している事を知って
急展開のようにこの事態を急速にまとめ上げている感じもする。

ジェシーの怒りはごもっともなので、フィーへの恋心とか、
マデリンに対して中国のことわざではないけど、一日夫妻百日恩
ならぬ一日母子百日恩なんてものを感じてくれるほどに、
マイケルに対する怒りと寛容さが現れてくると思うんだけどね。
そしてこれまでの共有する時間の中で、どれだけマイケルに
対する人間性を感じ取れているのか。

結婚詐欺師のチャーリーの件は結構一筋縄ではいかない
案件だった。女性を食い物にしているチャーリーに対して
フィーの怒りは頂点に達していた。
サムは今回フィーのバッアップとしてチャック・フィンリー
として活躍する。サムはフィーが銃で殺そうとしているのを
止めて自分が何とかすると語るけど、フィーはダメだったと
したならばサムも撃つみたいな物騒な話になっていたね。

フィーにとってエミリーなど無関係にも近い間柄なのに、
相手の男達に家を襲撃された際には助けに言ったり、
リスクを冒してでも助けるのだから正義感溢れているところ
だったな。

サムの繰り返されるドラッグによって記憶を飛ばすやり方は
相当胡散臭い手法だったけど、面白かったのでまぁ良いか。

最後にチャーリーを見捨てて車から降ろしていくっていう
展開は以前にも妙にマイケル達に懐いていた男のエピソード
を思い出したな。

・「発見されるのが目的の盗聴器」
・「どんな時でも銃を持つ殺し屋の部屋には入らない」
・ビーンバック弾
・ベントレー 車


マイケル・ウェスティン (Jeffrey Donovan) スパイ
フィオナ・グレナン (Gabrielle Anwar) 元・彼女"フィー"、武器商人
サム・アックス (Bruce Campbell) 元相棒
マデリン・ウェスティン (Sharon Gless) マイケル母

バリー (Paul Tei) マネーロンダリング
ネイト・ウェスティン (Seth Peterson) マイケルの弟
ヴォーン・アンダーソン (Robert Wisdom) 政府・裏組織
ジェシー・ポーター (Coby Bell) スパイ防止

ジョン・バレット (Robert Patrick) 通信会社・ドレイク社・会長
チャールズ・アーチャー (Jamison Jones) 結婚詐欺
エミリー (Jean Louisa Kelly) 依頼人、詐欺られた
--- (Rob Batie) Security Guard
リンジー (Kim Cozort) チャールズにナンパされる女性
マーティン (Phillip Giannikas) レイノルズ&ペダーソン弁護士事務所・闇の金庫番
ラッセル (Michael Jacques) 大佐、バレットがマイケルに寄越した
レイ (Yamil Piedra) マーティンの用心棒
--- (Jeffrey A. Stern) Upcale Security Guard


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)


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