バーン・ノーティス 消されたスパイ
Burn Notice (シーズン4)

製作総指揮:マット・ニックス

http://tv.foxjapan.com/crime/lineup/prgmtop/index/prgm_cd/1
http://www.ntv.co.jp/burnnotice/





5 Nov. 2011
第12話 裏切りの報い Guilty as Charged

脚本/Matt Nix
監督/Jeremiah S. Chechik
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スパイ防止チームのジェシーのファイルをマイケルが盗んだこ
とで、ジェシーはブラックリストに入りCIAエージェントとして
の資格を失う。悪の親玉を捕まえる為にした事で仕方が無かった
ことだと言い聞かせる中、何者かがマイケルたちよりも先に
サイモンが貸金庫に入れていたものを盗みにくる。マイケル
たちは銀行強盗して手にしたのは、ブックコード(暗号)の
聖書である事を知る。そしてそれを手に入れようとしていた
のが大手通信会社で政財界に幅広い顔を持つジョン・バレット
会長である事を知る。バレット本人に連絡し、聖書を出汁に
取引するためにマイアミにおびき出そうとする中、ジェシーは
上司のマーヴからファイルが盗まれた当時の防犯カメラ映像を
見せられマイケルがした行動だと知って激怒する。フィーは
それを知らされ銃を向けられるが・・・

フィーはマイケルたちの前でジェシーに全てを知られたことを
告げ彼はマイケルに復讐する気である事を語る。マデリンも
戻って来てジェシーを探して近所を回ったが居ない事を告げる。
ジェシーはマイケルを殺す為に飛び出したのだとして、どう
するかと問う。マイケルはこのままバレットの作戦を決行する
と語る。フィーはジェシーはマイケルを殺そうとしているのだ
からそちらを解決する事が先決ではないかとするが、ジェシー
が居ない今、どうしようもないと告げ、寧ろバレットを捕まえ
ることが出来なければ、ジェシーを首にしたままで終わってし
まうのだと語る。マイケルはマデリンに対して安全のために
タンパの友達の所に行っていて欲しいと告げるが、マデリンは
ジェシーは私の言う事は聞くので、撃たないで欲しいと言えば
聞いてもらえると語る。

バレットはマイアミに到着し、一日2万ドルもする一軒家を
借りて厳重なセキュリティ・警備に守られていた。
フィーとマイケルとサムはその邸宅にやってくる。
メッセージを伝えるだけならば電話すれば良いのではないか
というフィーに対して、相手を本気にさせる為にも直接アクション
を起こすべきだと語る。

アメリカの先住民は「クースティック」と呼ばれる杖で敵を
叩いた回数を競っていた。それは相手に自分の方が格上だと
示す為のもので、決して傷つける意図が有る訳ではないという。
それと同じようなことをマイケルはしようと考えていた。

マイケルは進入し、ガードマンの一人を押さえ込んで、現在
近くにいる事を告げるが、バレットもマイケルが来る事を
見抜いており、近くには10人のスナイパーを待機させている
事を告げる。聖書は何処に有るのかと問われると、マイケルは
火曜日の正午にディナーキーの北の外れにこいと告げる。
聖書を渡す条件として、暗号の内容を教えることと、将来の話
をしたいという。バレットの下で働きたいということだった。

マイケルはヴォーンに逢うとバレットの件で報告する。
マイケルはこの一件は全て自分に任せる様告げ、ヴォーンの部隊
は決して関わらないようにして欲しい事を頼む。自分の計画で
行きたい事を語る。
ヴォーンはジェシーの件はどうするのかと問い、自分たちが
処分しても良い事を告げるが、それも拒否する。
ヴォーンはバレットは世界を破壊する悪党であり、大勢の民間人
を殺してきた人物であり、スパイや工作員を犠牲にしてきた
人物である事を告げ、決して逃がすなと語る。

マイケルの本当の計画は、バレットを捕まえてもヴォーンに渡す
のではなく、CIAかFBIに渡してジェシーの復帰を頼もうとして
いた。
そんな中、突然三人が会話しているところに、アダム・スコット
の使いだとする男性が現れる。サムによるとアダムは悪党の
お抱え弁護士であり、マイアミの裏社会では有名な人物だと
いう。使いのものは一刻を争うことだと告げ、手付け金を
マイケルたちに支払うが、マイケルは"知らないおじさんの車に
乗っちゃダメだ"と教わったと皮肉る。しかしアダムの5歳の娘
ベッキーが誘拐されたのだと聞くと、フィーがもっともこの
件に肩入れすることになる。

アダムと逢うと、娘が誘拐されるまでの経緯を聞かされる。
突然マシンガンを手にした男が来てベッキーを連れ去ったと
いうもの。犯人は既に分かっている事を告げ、ロッド・ローソン
というキャロルシティのギャングのボスたちだろうと語る。
麻薬の密売・用心棒をしていて、現在殺人罪で公判中の男で
月曜日に評決が出るのだという。アダムがロッドの代理人をして
いたが、彼が有罪だとする証拠があまりに多くて、その嫌疑を
晴らすのは不可能だという。ロッドの弟であるデール
有罪になった際に娘を殺すと言ってきたのだという。
マイケルは何故俺のところに来たのかと尋ねると、マネーロンダ
ラーのバリーからの紹介だと語る。
マイケルはアダムに対して、デールを呼び出す様告げる。
その際、"奥の手がある"こと、"ベッキーを取り返す条件を交渉
したい"ということ、"ベッキーが生きている証拠をみたい"と
言うべき事を告げる。

デールと面会すると、彼は携帯で撮影したベッキーの写真を
見せる。返して欲しければ兄をシャバがだせという。
アダムはこれだけの証拠があるのに無罪にするのは無理だと
する中、マイケルは"俺は奇跡を起こせる"と告げ、俺に頼めば
解決してやるという。シャバに出せば良いだけのことだろうとし
マイケルは携帯電話の番号を渡して、話の途中で出ていく。
マイケルはアダムに対して、恐らく俺たちは尾行されるハズ
なのでその尾行した男を逆に尾行すればアジトに導いてくれる
ハズだとし、アダムには自宅で待機するよう語る。
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マイケルたちはついにサイモンを脱走させようとしていたもの
の正体を見つける。
彼らは世界で武器を横流ししたりして、争いの最中で大金を
稼いでいるとする悪中の悪であり、それがバレットだと考えて、
彼らが欲しがっている聖書をちらつかせて接近すると共に
彼らを捕まえて迷惑をかけたジェシーの復帰を求めようと
していた。しかしそんな中、悪徳者相手に弁護士を務めて
いたアダムからの依頼で娘がさらわれたので助けて欲しい
との要請が来る。色々と事件を抱える中、果たしてこの難局を
無事に解決出来るのか。

なんと言ってもジェシーがどう動くのかが今回もっとも気に
なっていた点。マイケルたちが求めていた答えも近くに有る
のに、寧ろジェシーの行動いかんによってはマイケルは
いつでも狙われてしまうわけだし、何処から狙われるとも
分からない相手から身を守る術などないのではないかと
思わせた。

フィーはマイケルに対して、捜査の中でジェシーとは
恋人役を演じてキスしたことも有り、心を偽っていたことに
対するフィー自身の罪の意識という事も感じられたし、
ジェシーか゛もっとも信頼しているであろうマデリンの
説得が何処まで心に響いていくのかも気になるものが有る。

ただマイケルを殺したところでジェシーの状況が一転する
とも思えない中で怒りにまかせてマイケル達を殺害しても
意味が無いとは思う。そしてマデリンは殺害するにしても
後2日は待って欲しいとした台詞の中で、子供の誘拐事件
の解決に当たっているということを示すだけでも、マイケル
たちのしていることに対して、少しでも理解が及んでいくと
いいのだろうけどね。

色々とドラマは見所があった。
なんと言っても依頼してくる弁護士アダムは「コールドケース」
でのメイン捜査官の一人・スコッティ役のDanny Pinoが
演じていること。
そして弁護士アダムを誘拐したデールは、「ウォーキング・
デッド」
に於けるメルル・ディクソン役のMichael Rookerで
有る。

マイケルの計画通りにいけば上手くいくのに、そんなアダムに
邪魔されたり、ヴォーンによって邪魔されるところなど
ピンチの連続だったけど、その都度上手く切り抜けたかな。
ヴォーンの正体というのも明らかに違和感は有るし、何処まで
彼に協力していいのかどうかも分からない。

最後にジェシーが助けに来てくれたのまでは良かったけど、
マイケルは相当な重傷を背負っている感じだね。どう切り抜けて
いくのか。

麻薬カルテルから潜水艦を借りていたけど、「西海岸捜査ファ
イル」
に於いても麻薬カルテルが密輸に潜水艦を使う姿
が有ったな。


マイケル・ウェスティン (Jeffrey Donovan) スパイ
フィオナ・グレナン (Gabrielle Anwar) 元・彼女"フィー"、武器商人
サム・アックス (Bruce Campbell) 元相棒
マデリン・ウェスティン (Sharon Gless) マイケル母

バリー (Paul Tei) マネーロンダリング
ネイト・ウェスティン (Seth Peterson) マイケルの弟
ヴォーン・アンダーソン (Robert Wisdom) 政府・裏組織
ジェシー・ポーター (Coby Bell) スパイ防止

ジョン・バレット (Robert Patrick) 通信会社・ドレイク社・会長
デール・ラーソン (Michael Rooker) ギャング・ロッドの弟
アダム・スコット (Danny Pino) 悪党のお抱え弁護士
ルディ (Tommy Groth) ナイトクラブ"MEKKA"の駐車場係
ヴィック (Owen Harn) 偽装刑務官
ベッキー (Kellie Kessling) アダムの娘・5歳
--- (Lincoln Potwin) Well Dressed Man
--- (Stephen L. Cohen) Henchman
--- (Jessica Guadix)


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)


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