バーン・ノーティス: サム・アックス最後のミッション
(Burn Notice: The Fall of Sam Axe)

監督/Jeffrey Donovan
脚本/Matt Nix、Greg Hart
プロデューサー/Aaron Ginsburg、Lorenzo O'Brien
音楽/John Dickson
制作総指揮/Mikkel Bondesen、Bruce Campbell、Jeffrey Donovan






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制服を着たサム・アックスは上官からの呼び出しで軍事施設へ
とやってくる。
上官のローレンス少将は、2005年2月1日・アックス中佐
事情聴取するという。コロンビアのボゴタ・アメリカ大使館
に派遣された任務であの軍事支援作戦について、何が起きたの
か。ローレンスはサムに対して右手を挙げて宣誓をするよう
告げ、これは公式には起訴ではないが、非公式の会話である事
を語る。何が有ったのか正確なことを知りたいのだという。
一ダースを超える死傷者と車が6台、そして施設を2軒も破壊
させた任務だった。ビールでも飲みながら会話しませんかと
おちゃらけるサムは話せば長くなるとして、事の経緯を語って
いく。

バージニア州バージニアビーチ・オトアナ海軍基地
任務に就く2週間前、サムはドナとデートし、彼女の家でベッド
で激しく取り乱していた。しかしドナは結婚していることを
行為が終わった後に知る。ドナはずっとセックスレスであり
夫婦とは言えない状態だという。夫もワシントンに居るはず
だから帰宅はしないとするが、その時車が到着して夫が戻る。
窓から外をみると、なんとメイトラント提督が夫だと知り
相当ヤバイことになっている事を知る。脱出ルートが必要だと
して、犬のバスターが吠える中、窓から外へと逃げ出す。

その夜、バードジニアビーチのビール&ボウルで、親友に
逢いにいくサム。そこに居たのはマイケル・ウェスティンだっ
た。サムはマイケルに逢うと逢う度に変わるとして日焼けして
無精髭を生やしたマイケルのことを指摘する。1992年に
ポーランドの任務についていた時は青白かったのに・・と告げ
るとサム。マイケルは3日後にはすぐにまた任務に出なければ
ならないという。サムはマイケルに対して提督の奥さんと寝て
しまった事を告げ、スパイとして不倫をもみ消すテクニック
などはないかと尋ねる。しかしマイケルは今すぐ土下座して
全てを告白するのが懸命の措置だと語る。キエフミーシャ
揉めたときには暗殺チームを売っただろうとし、バレる前に
話すべきだという。サムは頭の良さではお前に劣るが、女を
見る目と扱いに掛けては俺が上だとしてそんな事は出来ない
とするが、俺の仕事は行動を先読みすることだと告げ、親友
のアドバイスを無視すれば酷い目に遭うぞと言われる。
いつかお前からスパイのルールを聞いて見たいものだと語る。
サムに気をつけろと告げマイケルは去っていく。

翌日サムは憲兵によってメイランド提督の前に連れて行かれる。
サムは提督の奥さんとは知らなかったとして弁明するが、
お前を俺の目の届かない遠くに飛ばしてやると言われ、コロン
ビアに今夜に経てと命令する。

午前8時、コロンビア北部
青い迷彩服を着せられるサム。パイロットからはジャングルで
は普通緑色の服ではないのかと問われるが、提督は俺が
撃ち殺されるのを願っているのだという。前回この任務についた
グリーンベレーのドノヒューは酔って戦車を燃やした為の
バツだったがサムは何をしたのか?と問われる。

任務はテロ事件の多発地域に於ける視察だった。
アメリカ政府にコネを持つベレス知事からの応援要請だった。

午前11時、ペレス県知事邸へ。
テロを監視して報告すればアメリカ軍も手を貸しやすいだろう
としてwin-winを主張するペレス知事は、軍事支援作戦として
サムに任せることに。テロリストはエスパーダ・アルディエンテ
と呼ばれる過激派テロ組織で、まだ実体がよく分かっていない
のだという。ペレス知事は任務に同行する民間警備隊のベラク
ルス隊長
を紹介すると告げる。ベラクルスに逢うと彼も1992年
に海軍兵学校にいたのでもしかすると共通するものがあるかも
知れない事を語ると、もしかしてヴィック・レイバー教官
(恐怖のヴィック)を知っているかとして二人で盛り上がる。
そんな中、任務としてはエスパーダ・アルディエンテは山岳地帯
にある万民の医師団が運営している山奥の診療所を襲撃するらしい
情報が有るとして、その視察に行き、テロを未然に防ごうという
ものだった。ベラクルスはサムにモンテス副隊長を紹介する。

午後3時、"万民の医師団"の診療所へいく。
医師のベンアマンダ・メイプルズという人物が働いていた。
サムは事情を話してここがテロリストに狙われている情報が
あるとするが、こんなところが狙われる筈は無いとしてベン
は一蹴する。重症患者も居るのに避難など出来ないという。
アマンダは食糧支援計画隊のスタッフとして派遣されている
とのことだった。サムはアマンダに対してベンを説得して
くれないかと頼む。

そんな中、外で騒がしいことが分かる。
行ってみると少女のベアトリスがモンテスによって捕まって
いた。トラックの影に隠れていたとし、彼女はテロリストだ
というもの。少女は食料を取りに来ただけだと告げると、
サムも少女がテロリストの訳がないとして逃がすよう告げる。

ベンは避難しようとしないので近くで待機してテロリストが
近づいた時にはかけつけるようにしようとベラクルスは語る。
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サムの軍人時代からマイアミに来るまでの経緯を描いたもの。
テレビ用の映画として放映されたもので、サムの軍服姿が
見られるという貴重なもの。

放映されたのがシーズン4とシーズン5の間のようで、
テレビドラマに登場するキャラクターでは唯一マイケルが
登場するだけ。フィーに関しては、台詞の中で爆弾を爆破
させる危ない女がいるような事を口にしていた程度で
基本的には姿を見せず・・・。

サムの最後のミッションというタイトルだけ有って、任務中
に何らかの事件・事故をやらかしてしまい、軍事法廷に
かけられる前の事情聴取の中で、サム自身がことの経緯を
上官に話すという流れで構成されている。

テロリストとの対決、現地の民間警備会社、元アメリカ兵学校卒
の人物との対決ということで、交戦に於いては激しさと凄惨さ
で攻めてくるのかなと思ったけど、最後まで終始一貫してサム
節で描かれている。
基本的にはサムが語ることを元にしているという設定なので
話半分という訳ではないのだろうけど、何処まで本当のことなの
かは謎だ。

そもそも設定としてはサムは狙撃が得意なハズなのに、そうい
ったシーンもなく、映画の中ではマイケルの様に小道具を作るシー
ンが有り、女性をくどくシーンと拷問シーンを除いてはサムらしさ
という感じがしなかった。

映画「ロビンフッド」のように多少は地の利を活かした戦い
にはなっているのだけど、ネタとしては戦力の違いもありすぎる
ので延々と逃亡している感じばかりを引っ張っているとしか
思えない流れだった。

舞台はコロンビア。
上司の妻と寝たことがきっかけで懲罰的意味合いでコロンビア
の地に単身で乗り込んでいく。
安全な任務かと思いきや実際には、言われていたものとは
まるで違う過酷な状況の中での任務ということだったけど、
サムのキャラクターからするとリスキーが有っても大した危険性は
ないのではないかと思わせるものがある。

何故軍事関係者が森の中の診療所を襲わなければならないの
かに於いても理由としては弱いし、サムが陰謀を知りつつ、
なんとか助けようとして奔走するも、相手との軍事兵力と
してはあまりに違いが有りすぎる割に大した作戦もなく、
時間が悠々として流れしまうところに、間延びした感覚しか
残らなかった。

何時の時もジョークを忘れずにいるサムの姿は良かった
し、女性から好かれる為のトークの流れなどはサムが女性
にモテる魅力的なものは感じる

登場する女性キャラクターは、どの人物も愛着が沸きそうな
キャラクターが多かった。
ベアトリス役の女優・Ilza Rosario。
キューバの方みたいだけど、サムたちと同行している時には
川島海荷さんのような少女の顔をみせているのに、戦いが終わり
着飾ってみるとまるでダイヤの原石みたような輝きを見せ、脱いだら
凄いんです的胸の谷間を強調するような服を着て新聞社を訪ねて
いるところなど別の意味で驚かされた。
ドラマ「フルハウス」を見て英語を学んだのよって所は流石に
苦しいところかも。

しかしベンは当初爆弾の使い方・作り方など知らないと言って
いたのに、爆弾を複数個作ってもっているとか、設定は苦しいな。
そもそもサムは救助を要請するも上官は疑いの目をもっている
のかなかなか援軍が来ず、CIAを経由して助けを寄越すも、
ペレス県知事たちが敵だとする認識を持って助けに来ているのか
よく分からないものがあるな。

サムがマイケルと逢う際にいつかスパイとしてのルールを聞いて
みたいと告げていたけど、その部分が連続ドラマ部分ではそこ
を掘り下げていて、常にドラマでは「スパイとは・・」という下り
で色々と説明が行われていることが分かる。



サム・アックス (Bruce Campbell) 海軍中佐
アマンダ・メイプルス (Kiele Sanchez) 食料支援計画のスタッフ
ベン・デラニー (RonReaco Lee) "万民の医師団"の医者
ベラクルス (Pedro Pascal) 民間警備隊・隊長
ベアトリス (Ilza Rosario) コロンビアにて。父が記者
ペレス (Kepa Amuchastegui) コロンビアの県知事
ドナ・メイトランド (Chandra West) 提督の妻
ジェームズ・G.ローレンス (John Diehl) 少将、サムの上官
マット・ベイリー (John Ales)
ガブリエル・マナロ (Brendan O'Malley) CIA支部
ローリンズ (Lenny Clarke)
グレゴリー・メイトランド (Alex Fernandez) 提督
ルイース (German Escallon) エスパーダ・アルディエンテ
ガルシア (Roberto Cano) ベラクルスの部下
モンテス (Johnny Acero) ベラクルスの部下・副隊長
ドノバン (Jason Chad Roth) Chief Warrant Officer
バリオス (John Alexander Castro)
オスカー (Alfonso Olave)
マイケル・ウェスティン (Jeffrey Donovan) スパイ
--- (Travis Croquett) American Soldier
--- (Don Gellver) 40 Year Old Flaming Sword Soldier
--- (Timothy Jansen) MP
モンド (Nelson Rodriguez) エスパーダ・アルディエンテ
--- (Maria F. Blanco) Business Employee
--- (Larissa S. Emanuele) Girlfriend (2008-2009)
フィル・ウフチット (Frank Fernandez)
マイルズ・バンダーウォール (David Dayan Fisher)
--- (Lyduan Gonzalez) Cuban Mafia man
--- (Barry Greco) Dyban Executive / Episode 516 Depth Perception
--- (Justin Michael Kelley) Police Officer
--- (Owen Meyer) Kendrieks' Operative
ライアン (David Niknafs)
ライアン (Zach Sale)
--- (Ron Shimshilashvili) Bathing Suit Guy
--- (Lizbeth Smith-Cuellar) Restaurant guest
--- (Doug Sofranko) Bartender
サラ (Alexandra Triana)
--- (Alexa Valenti) Blake's Girlfriend
--- (Joseph Velez) Barrett's Henchmen
--- (Helmy Lavezzari) Gambler
--- (Indra Patel) Upscale Patron / Business Patron
--- (Jill St. Williams) Extra


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