キャッスル 〜ミステリー作家は事件がお好き
Castle (2009年・アメリカABC)

http://www9.nhk.or.jp/kaigai/castle/
http://tv.foxjapan.com/fox/lineup/prgmtop/index/prgm_cd/950





May 4, 2009
第9話 消えた幼女 Little Girl Lost

脚本/Elizabeth Beall
監督/ John Terlesky
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ケイトと合流するリックは、彼女の為に無糖バニラ入り脱脂粉
乳カフェラテの大とデニッシュを持って行く。モンゴメリー
警部
から電話が有って来たのだというリック。
ケイトは自分がモデルとなった新刊本
"ニッキーヒート"の表紙
がマッ裸にになっている事を知り、激怒する。まだ世の中に
出ていないのに良く知っているなというリックは、ケイトに
対してもしかしてファンクラブの会員なのか?と尋ねる。
裸では有るがちゃんど銃で隠しているだろうとするが、あの表
紙のままで発売したら二度と相棒関係は結ばないと言われる。

そんな中現場に到着する二人。
被害者は娘・アンジェラ・キャンデラ(2歳)
朝起きるとこの家から
娘が誘拐されたとの事だった。
ケイトは警部に会うと、誘拐事件は殺人課の仕事ではない事を
告げるが、FBI捜査官自らの指名が入ったのだという。
型破りの捜査に期待しているというFBI捜査官とは、なんと
ケイトの元彼ウィル・ソレンソンだった。出世の為に自分を
捨てて
ボストンに行ったウィルだが、現在ボストンから戻って
来ているのだという。
ケイトはリックにウィルを紹介すると、早速誘拐事件の話を
聞く。
夫のアルフレッドと娘は共に7時に起床し、娘の朝食を作った
後、夫は7時半に自分のアトリエにこもっていたのだという。
音楽を聴いていたので人が侵入した事を知らなかったのだとし、
犯人は窓から侵入して裏口から娘を連れ去った事が判明してい
た。妻のテレサ
投資ファンドマネージャーをしていて忙しく、
普段は芸術家で家に居る夫に子育てを任せていたという。
父親失格だとテレサは夫に当たり散らす。
ケイトはとりあえず近所に住む性犯罪者と窃盗犯、そしてこの
アパートに出入りする人物を調べる様指示する。
ケイトとウィルは
かつて合同捜査した際にも6歳児の誘拐事件
を扱った
とし、今度は大丈夫だと告げる。

ケイトとリックは
ニューヨーク市警察署に戻る。
ケイトはリックにウィルとは半年間付き合っていた事を語る。

彼女と付き合って二週間記念の派手なネクタイをプレゼント
されたライアンから、被害者の家庭について調べた事を報告さ
れる。キャンデラ家は結婚して10年目。娘は養女であり、
テレサは投資家で夫は
三流画家。たまにチェルシーの画廊で
個展を開いているくらいだという。
話によると今朝の家族の行動はいつも通りだったと聞くと、
これは偶然ではなく、内部を知るものの計画的犯行だと告げる。
そんな中、誘拐犯から身代金を要求する電話が来たと報告が
入る。

誘拐犯によると
24時間以内に75万ドルを用意しろとの事だった。
追跡不能のIP電話からなので逆探知は不可能だった。
テレサは姉のニーナは公認会計士をしているので、今から来て
もらうとし、家の全財産をかき集めれば金は用意出来そうだ
と語る。アルフレッドは例え金を渡しても娘が戻ってくる
保証はないとして嘆くが、まずは両親が信じないことにはダメ
だとして、感情をコントロールするようウィルはアドバイス
する。
それを聞いたリックは見事なアドバイスだとしてウィルを
誉めるが、自分の感情はコントロール出来ないのか?として
ケイトを捜査に呼び寄せた事を暗に皮肉る。ウィルもまた
26冊もベストセラー小説を出して居る割に今更リサーチして
おり、刑事にはハゲで体格の良い人物が殆どなのに、偶然
彼女をモデルとして指名したのか?と問う。

そんな中、犯人がキャンデラ家に75万ドルを請求した事に対し
て、
キャンデラ家の財政状況を知っている人物が犯人に協力し
ている可能性が高い
事を告げる。
その事実をキャンデラ家に話すと、アルフレッドは度々
脅迫の電話をかけてきたダグ・エラーズが怪しいのではないか?
と語る。ダグはテレサの元同僚で資産運用部の責任者をして
いたが成績が振るわず、テレサが解雇を言い渡した人物だと
いう。そのせいで離婚し、親権まで奪われたとして、テレサの
元に脅迫の電話を何度も掛けていた事実が有ることを知る。

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ケイトを巡ってリックのライバルのウィルが登場する。
ただウィルが登場するのも、現在までの所、シーズン9話と
10話だけなので、リックにとっては大した問題にはならなさそ
うだ。

二人が言い争うのを見て、ケイトがいっその事ズボンを下ろし
て勝負したら?って辺りが笑えた。こんな大事なときに腰を
砕くようなシーンがこのドラマでは結構挿入されていて、
ライアンの真っ青なネクタイとか相当場違いな姿が有った。

今回はマーサ哲学が披露された。
彼女ライフコーチという名のカウンセリング業を行うようだ。
元女優という事で経験も有るし演技も出来る所から来ている
のだろう。

披露されたマーサ哲学は・・・

・心の中のネガティブ人格にノーと言いなさい。
・人は過ちを重ね知恵をつける
・親子は一つサヤの豆、"豆の絆"論

だった。

事件を通してリックが娘のアレクシスを心配する流れが有った
り、娘とのコミュニケーションを通して、事件解決のヒントを
得るというのもパターン化されている。

マーサからのヒントは"豆の絆"論によって、養子である子供
の親が手放した事を後悔して誘拐したのではないかとして
捜査したし、アレクシスが所有しているヌイグルミ"お猿の
ボンキー"からのヒントを得て、その人形が大切だという事を
知っている人物だと特定していく。

フェイクの流れとしては、途中で身代金の受け渡しの際に
映画「トーマス・クラウン・アフェアー的展開が有ったけど
パフォーミングアーツを利用したということで、芸術家で
有る夫の可能性にも言及された感じがするところかな。

夫婦も10年目になると使えない夫に妻も呆れるという所だろう
けど、夫がマジメに子育てしていたとしたならば、妻は満足
したのだろうか?男女平等が叫ばれる中、男性が育児をしても
問題はないと思うけど、やっぱり夫の甲斐性の無さが問題
なのかな。

■検索用キーワード

・「緋文字」 ヘスター・プリン
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・ロックフェラーセンター アイススケート 半年の付き合い

リチャード(リック)・キャッスル (Nathan Fillion) 作家
ケイト・ベケット (Stana Katic) NY市警12分署殺人課の刑事
マーサ・ロジャーズ (Susan Sullivan) キャッスルの母親。女優
アレクシス・キャッスル (Molly C. Quinn) キャッスルの一人娘
ハヴィエル・エスポジート (Jon Huertas) ベケットのチーム
ケヴィン・ライアン (Seamus Dever) ベケットのチーム
ラニ・パリッシュ (Tamala Jones) 検視官
ロイ・モンゴメリー (Ruben Santiago-Hudson) 警部
ジーナ・グリフィン (Monet Mazur) 出版社、リックの元妻

ウィル・ソレンソン (Bailey Chase) FBI捜査官、3年前ケイトの彼
テレサ・カンデラ (Judy Reyes) 妻・投資ファンドマネージャー
アルフレッド・カンデラ (Julian Acosta) 夫・芸術家
フアン・レストレポ (Francis Capra) アンジェラの実父
ルシア・ゴメズ (Jeannette Sousa) アンジェラの実母、養子に出 す
ダグ・エラーズ (Todd Waring) テレサの元同僚、クビになる
ニーナ・メンドーラ (Jacqueline Torres) テレサの姉、会計士
--- (Melanie Lora) FBI Technician
トッド (Kurt Long) マーサにライフコーチを受ける売れない小説家
--- (Mario Perez) Man

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