キャッスル 〜ミステリー作家は事件がお好き
Castle (2009年・アメリカABC)

http://www9.nhk.or.jp/kaigai/castle/
http://tv.foxjapan.com/fox/lineup/prgmtop/index/prgm_cd/950





17 May 2010
第10話 始まりへの最終章 A Death in the Family

脚本/Bryan Spicer
監督/Andrew W. Marlowe、Barry Schindel
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ハーレム地域で路駐していた車がレッカー移動される。

一方リックは友人のマーレイ医師を呼び出すと、ある検視報告
書を見せる。被害者は自分が一緒に捜査している刑事の母親
だとし、
10年前に迷宮入りした事件だという。町一番の法医
病理学者として何か分かる事はないか?と告げる。マーレイ
は10年前の事件を解決する確率はとても低いという。

マーサはリックがベケットの母親の事を勝手に調べている事
を知ってプライバシーの侵害だと語る。許可してから捜査
すべきだと忠告。一方アレクシスは絶叫しながら帰宅する。
オーウェン
上級生のプロムに誘われたとして、リックに一緒
にいく許可を求める。オーウェンは15歳だが飛び級している
生徒。リックは二つ返事でokを出してしまうが、マーサは
会ったこともない相手にデートの許可を出すのかと告げる。

リックはベケットに会うと、娘の彼氏を調べて欲しいと頼む。
相手は
静かで内向的で実家暮らしなので連続殺人犯の特徴に
ピッタリ
だという。その会話を聞いていたエスポジート
ライアンは連続殺人犯よりも男子高校生の方が怖いと脅す。
リックはまだ相手は15歳だとするが、今の子は情報過多に
有るので25歳だと思った方が良いと言われる。

そんな中遺体が発見された現場へと向かう。
駐車違反の車の中から見つかった遺体で、遺体は袋をかぶせ
られていた。違反切符が6枚も切られているのに気がつかなか
ったというもの。被害者は形成外科医のジョシュア・リーズ
(37歳)
。サイフには一切手をつけられていない事から物盗り
の犯行ではないと推察。しかしビニールとテープを使って
殺害するとは効率の悪い殺し方だと語る。

検視医のラニによると死後一週間は経っているという。
窒息死で間違いなく、爪が全てはがされて指も全て折られて
いるという。
恐らく拷問を受けていたのだろうとの事。

被害者のリーズの婚約者で失踪届を出していたコートニー・モ
ランツ
から話を聞く。婚約したのは一年前で来月にガーデンズ
で式を挙げる予定だったという。何か犯人に心当たりは無いか
と尋ねるが、全く人から恨みを買う人ではないという。
失踪した日も結婚式のケーキを買いに行く予定だったとのこと。
しかし
ミッドタウンではなく、133丁目に車が有ったことを
告げると、通勤にはミッドタウントンネルを使っているので
そんな所に行くはずはないという。マメに連絡をくれる人だ
ったので用事があれば電話してくれていたハズとのことだった。

遺体が有った車付近に防犯カメラは無く、目撃者も居なかった。
モランツが話していた
グレートネックのケーキ店を調べると
モランツの当日のアリバイを証明される。婚約者にも知らない
秘密が有ったのか。
駐車違反の最初の切符を切られているのが水曜日で、火曜日に
失踪していた。

リックはさり気なくベケットに彼女の母親の事件について尋ねる
と、
首を突っ込んだら縁を切ると言われる。これまでに母親の
事件ファイルを暗記できるほど見直し、三年間非番の時には
捜査をしてきたが全く手がかりが無かったこと。このままだと
自分がダメになるとしてセラピーを受けた事で、この事件は
もう関わらないと決めたのだという。

リーズが勤めていた病院に行く。
勤めているのは彼専門の看護師ジュリア、マリオ、マギー
三人だった。リーズからはハネムーンの際は休診すると言われて
いた事を語る。マギーによると事件の日の6時頃に、トンネル
で渋滞にハマっている事を電話で聞いたのが最後だという。
それならば一度はマンハッタンを出ているのか。
患者で問題のある人物は居なかったか尋ねると、一人、整形に
満足しない患者・ジェイシー・ゴールドバーグが居て、何度も
脅迫を受け、訴えると言っていた人が居るという。しかし
夫は妻ジェイシーの美への執着が異常だった為に精神科に入院
させるとし、リーズもそれを後押ししていた事を知る。

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一週間前に拷問された上に殺害された整形外科医。
一体何者が殺害したのか。会計を調べている内に、司法省が関
与している事を知る。

マフィア絡みの事件なのでちょっぴり緊張するものが有った
けど、セリフにもあるようにリックが居てこその事件解決の
道筋を立てられたので面白く出来ていたかな。

ただ会計の流れから司法省、FBIが関与しているのがあっさり
と発覚してしまうところなど、証人保護プログラムを適用して
いる割にはちょっぴりマヌケという感じがしないでもない。

殺害方法が相当猟奇に満ちたものだったので、ただ者では
無いと思っていたけど、まさかこんな小娘に・・って感じで
違和感は有った。リックたちも当初偏見で、マルコを疑って
いたよなぁ。

マフィアのオヤジが笑えないジョークでリックをびびらせる
所が笑えた。
そこからヒントを得たのか分からないけど、プロムにいく娘
の彼氏をびびらせようとするリックの親心は身にしみて感じる
所だったし、娘がキスしているのを目にして思わず柱の陰に
隠れてしまう所など、父親としての一面はこのドラマの良さ
でも有るのかな。
今でもプロムの際には彼女にコサージュをプレゼントしたり
するのかな。

ソレンソンが再度登場。
ベケットとリックに割ってはいるようにして出てきた彼。
リックがベケットの母の件を語る事で、一気に彼女はソレン
ソンに傾くのだろうか。

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リチャード(リック)・キャッスル (Nathan Fillion) 作家
ケイト・ベケット (Stana Katic) NY市警12分署殺人課の刑事
マーサ・ロジャーズ (Susan Sullivan) キャッスルの母親。女優
アレクシス・キャッスル (Molly C. Quinn) キャッスルの一人娘
ハヴィエル・エスポジート (Jon Huertas) ベケットのチーム
ケヴィン・ライアン (Seamus Dever) ベケットのチーム
ラニ・パリッシュ (Tamala Jones) 検視官
ロイ・モンゴメリー (Ruben Santiago-Hudson) 警部
ジーナ・グリフィン (Monet Mazur) 出版社、リックの元妻

ウィル・ソレンソン (Bailey Chase) FBI捜査官、3年前ケイトの彼

キャンディス・ロビンソン (Ion Overman) 連邦検事補・堅物キャンディ
クラーク・マーレイ (Robert Picardo) 法医病理学者
マギー・ダウド (Jackie Geary) 形成外科医・黒髪、犯人
サル・テナー (Robert Costanzo) マフィア、リックの知人
ジミー・モラン (Joe Marinelli) スプラーノファミリー、証言人
ジェイシー・ゴールドバーグ (DeLane Matthews) 整形女性
ジュリア・ハモンド (Kari Coleman) 形成外科医・金髪
コートニー・モランツ (Carrie Southworth) リーズの婚約者
オーウェン (Drew Osborne) 15歳、アレクシスの彼
マリオ・ゲレロ (Rey Herrera) 形成外科医
--- (Matt Riedy) Attorney
ウィンフィールド (Scott Connors) 捜査官
アドラー (Catherine Christensen) 捜査官
--- (Ron Althoff) Heavy
--- (Rachel Leah Cohen) Annoyed Woman
ジョシュア・リード (Gary J. Wayton) 37歳、形成外科医

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