クローザー The Closer http://lala.tv/programs/closer/

第8話 愛情の形 Batter Up

脚本／James Duff 監督／Arvin Brown
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ゲイバーにバリー・アンダーソンという男が助けを求めて入っ
てくる。パートナーのクリントがバッドを持った男性に襲われ
たとして血だらけだった。バーに居た、レイやエリック・ホー
ルはすぐに警察や救急に電話するが、20分しても一向に来る
気配がない。バリーからの情報でレイたちは犯人を捕まえに
外へと行くが、凶器として使われたであろうバットだけしか
無かったという。

ゲイを狙う犯行はここ最近多く多発していた。
しかし警察の対応は一般の事件に比べて明らかに遅く、ロス
やテイラーなどの殺人課の案件でも有った。これは確実に政治
家も出てくるだろうとフリン。
そんな中、ブレンダが現場にやってくるが、自分の飼っている
雄猫(名前はまだ無い)の具合が悪いとして、必死だった。
その場にいた救命士のテレンスに頼んで猫の処置を頼む。
ブレンダたちは犯行現場を調べるが、ゲイたちが現場を汚染
させてしまっていて容疑者に繋がりそうなものは何も見つから
なかった・
プロペンザは、被害者はゲイなので二重にプロテクトした方が
良さそうだと問題発言する。

クリッペン検視医によると、側頭部への最初の一撃が致命傷
となっており、その後の打撃は死んだ後につけられたものだ
という。身につけている指輪と時計、そしてサイフなどが
奪われていたが、胸につけていたプラチナの認識票だけは
盗まれていなかった。これはゲイを嫌ったヘイトクライムによる
仕業なのか。また被害者からはゲイが好んで使うとされる
スペシャルKと呼ばれるケタミンが検出されたという。

そんな中、フリンに密告の電話が入る。
自分の彼氏が手配書の写真の容疑者に似ているというもの
だった。フリンはすぐにテイラー刑事に告げる。
一方ポープの元には州議会議員がこの一件を怒っているとの
連絡が入る。
ブリッジス議員とポープはブレンダを呼び出すと、この一件
での捜査状況を聞き出す。今のところ容疑者に繋がるものは
見つかっていないが、似顔絵をより正確にするために書き換える
という。何故似顔絵を公表しないのか?と問われるが、最近は
権利が五月蠅く、確実に殺人容疑として捕まえたい旨を告げる。

その頃テイラーは密告電話から、ブレイク・ローリングス邸を
強盗容疑で捜索し逮捕する。しかし部屋から強盗した盗品が
一切見つからず、ただ似顔絵と似ているだけの状態だった。
この失態に対して、ポープはブレンダに事態の収拾を求める。
しかしブレンダは殺人課がした事だとするが、ポープは如何に
自分がブレンダを守って来たのかを解き、担当させるのだった。

バリーに容疑者ブレイクの姿を見てもらう。
バリーはコメディの脚本家だが仕事が無く、パートナーのエリ
ックは役者の仕事に戻ろうとしていたという。
事件当日は、店に忘れ物をしたので一度取りに戻った際に、
駐車場にいたクリントが殴られていたという。バリーは盗まれた
ものに関しては戻らなくても良いので、せめて指輪だけでも
取り戻して欲しいという。クリントが身につけていた認識表に
ついて尋ねるが、バリーは見覚えがないものだという。

一方ブレイクの前歴を洗うと、過去に10回以上強盗しているが、
今までに盗まれた物は見つかっていないままだった。凶器を
捨てていくなんてこれまでの傾向とは違う事に違和感を覚えて
いくのだった。
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ゲイが襲撃される事件が多発し、ゲイを毛嫌いしたものが
特定の人種だけを狙うヘイトクライムの可能性が指摘され、
政治的な問題へと発展していく。
ポープはテイラー刑事だけでは解決できないと見るや、主導権
をブレンダに回して、事態の収拾を求めていく。

フリンとプロベンザって似たような所がありすぎてなかなか
区別が付かない所が有るんだけど、今回は意外と二人の性格や
立場の違いが現れた話だった。

フリンって今更ながらテイラー側の人間だったのね。
プロペンザは今回、バズと共に駐車場の映像を入手して、
強盗事件の容疑者・ブレイクと殺人事件の関連性を分ける為に
アリバイを証明して見せる。ただアリバイの裏を取るなんて
刑事としては当然やるべき事だと思うのに、相手がジャンキー
なのでそんな手順を省いたのだろうか?今回はゲイの事件という
事も有って、警察の手抜きの構図が明らかになった感じだね。

ブレンダは猫にベッタリ。
なんとなく職場にネコを連れてくるという辺りは相当不謹慎
って感じもしたし、相変わらずブレンダの良さが分かりづらい
ドラマ。この人、あんまり笑顔で歯を見せないので、何処か
おばさんっぽさが出てしまっていて生活臭出まくり。

ネコを買い始めると男性とはつきあえなくなるというけれど、
6匹も生まれたしまったネコの世話に追われて益々フリッツ
との関係が上手く行かなくなりそう。

そんなブレンダが何故かモテモテ。
救命士の男性からの誘いがあったり、ポープはどういう目的
なのか分からないが、お礼と称してブランドのイヤリングを
プレゼントされた。

結局事件はゲイ同士のいざこざが原因。
結婚すればゲイも関係なく問題が有るような事を口にしていた
けど、まさにそんな感じ。
金の切れ目が縁の切れ目。なんとも寂しい感じだね。