クローザー
The Closer (シーズン5)

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Jun. 8, 2009
第1話 密やかな殺しの依頼 Products of Discovery

脚本/Michael Alaimo 監督/Michael M. Robin
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住宅街でアナ・ケサダは110オペレーターに電話する。
隣人の自宅が
4人の人物が血を流して殺されているというので
有る。住所は
26番ストリート214だという。
すぐに現場にやってくる。タオやバズはいち早く令状を取って
現場の撮影に取りかかる中、遅れてやってきたブレンダに対して
ガブリエルは実情を語る。4人とも銃殺刑をされたみたいだとし、
成人女性2名の子供2名が被害者だという。向かいの女性が放課後
遊びに来た際にドアが開いていたので中に入ったら遺体が見つ
かったという。そこで目撃者の母親・アナが警察に通報した
とのこと。
ブレンダは殺人現場を調べる。
室内では大音量でテレビが流れていた。
タオによると
クッションを使って殺害したみたいだとし、クッ
ションは現場に落ちていた。朝食中だったのか食卓には食事が
有り、チョコレートバーも散乱していた。侵入経路は玄関だろ
うとし、それ以外の出入り口には全てに鍵がかかっているという。
検死官が遅れてやってくる。
住所が26番ストリートではなく26番
プレートだと間違った
という検死官の男性はすぐに肝臓の温度
を調べて死亡推定時刻を割り出すと語る。
4人を床に寝そべらせて順番に発砲していること。顔を毛布で
覆っているのは被害者の顔を見たくない為の行動だろうとの
こと。殺害は老婦人、母親、娘、そして息子は銃から逃げよう
とした所を撃たれて居る事が分かる。近所の聞き込みによると
父親のビクター・リベラが出勤の為に8時15分に出て行くところ
を目撃されているという。ビクターは青いシボレーのマリブ
車に乗っていって居ること。出勤の際、ゴミを出しに来た隣人の
女性と挨拶しているとの事だった。
フリンは明らかに犯人はビクターだろうと告げる中で、ブレンダ
はビデオ撮影を止め、捜査前から犯人を決めつけて捜査すると
相手の弁護士につけ込まれるのだとして再度録画し直すよう
バスに語る。

通報者のアナはリベラ家とは家族ぐるみの付き合いをしていた。
彼女によると夫のビクターと妻のシンシアは何か問題を抱えて
いたようだとし、息子は
ミゲル(10歳)、娘はルシア(6歳)
そして亡くなっているもう一人はシンシアの母・ダイアナ
という。夏の間だけ来ているとのこと。プロペンザもまた住所
を間違えたとして遅れてやってくる。

検死官によると死亡推定時刻は今朝7時半から9時の間だという。
ビクターは
シルバーレイクで自動車修理工の仕事をしていること
を知り、ブレンダはフリンとプロペンザ二人でビクターを刺激
しないように連行してきて欲しいと頼む。
またビクターには半年前にDVで通報され不起訴になっている事
を知る。ビクターは銃を所持していなかった。ブレンダは自宅
から職場までの間に銃を捨てた可能性が有るとして、探す様
指示する。

署に戻るブレンダたち。
するとテイラーと新聞記者・ラモスが来ていた。
テイラーはラモスにまた協力する事になった事を告げる。
ラモスはこの手の事件は大抵身内が犯人なんだろう?と語る。

ビクターを連行し、取調室で話を聞く事にする。
ラモスたちもモニター室から取り調べの様子を観察していた。
ブレンダはビクターに対してわざと苛つかせて怒らせるような
発言を繰り返す。ラモスに対してこの行動は犯人がどの程度
短気な人物なのか、そしてどんな事に反応を示すのかを試して
いるのだと説明する。俺が8時半に出て行った事は妻子が証人
だという。DVの件を問い詰めると、半年前に確かに一度暴力を
ふるってしまったがそれ以来改心し教会にも通って居るるのだ
という。妻が苦情でも申し立てたのか?と問うビクターに、家族が
全員殺害された事を話す。ビクターはショックのあまり取り乱
して、ゴミ箱に嘔吐してしまう。

ビクターを自宅には連れていけない為にモーテルの一室を取り
監視する。もしかするといつ殺人を自白するか分からないので
隠しカメラで撮影していた。
ブレンダは恨みを買うようなことはなかったのかと尋ねると、
犬を轢いたことが有ること。教師だった妻の暮らすの男子生徒
ネルソンが妻のことを先週脅していたという。
そんな中ビクターは祈り出すと、自分が浮気をした事が悪いの
かも知れないと語る。アリア・メゾンという女性との事だった。

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幸せそうな一家・リベラ家が夫のビクターを残し、4人が自宅
で殺害される。半年前に夫がDVで逮捕されている事や、侵入口
が玄関しかないことなどを見ると夫や顔見知りによる犯行の
可能性が示唆されるが、職場にいた夫・ビクターを取調室で
聴取すると妻子が殺害された事を受けて激しくショックを受けて
いる事が分かり、全ての可能性こそ排除できない物の別の可能性
を模索していく。

住所を間違えてしまうというマヌケさに加えて、女性が一家を
惨殺するというあり得ない様展開だった。
人間の幸せは他人の犠牲の下で成り立つことは良く言われるけど、
流石に良心を考えると人が家族を守る為とはいえこんな行動を
取れるのだろうかという感じ。

ドラマとしてはスタートからいきなり犯罪が起きた事が意外だ
った。正直ブレンダの新婚生活の朝食シーンくらいから始まる
ネタかと思っていただけに、フリッツとのやりとりが出てくる
まで少々不安なモノが有ったし、冒頭での閑静な住宅街の光景
を見るとブレンダたちの住まいかと思ってしまった。

いきなりピンクのコートで身を包んでいるブレンダ様の姿は
目立ち過ぎるけど、今回は間違えた住所を尋ねる際に、
ピンクのコート+サングラス+拳銃を手にしたブレンダのイケる
姿が有ったので良かった。

残念ながらダニエルズが降板。
その事に誰も触れずといった感じだったけど、冒頭でのガブリ
エルとプロペンザがちょっぴり険悪なムードが有ったので、
二人の間には少々遺恨が残っているのだろうか。まぁプロペンザ
が一方的に怒って居るみたいだけどね。

サンチェスは自ら弟を失った経験が有るので、かなり今回の
被害者家族に同情している姿が有った。彼自身も心の傷から
ある程度解放されたのは気になるけど、同じヒスパニック系で
あることもまた肩入れする事にも繋がっていたのかもしれないね。

ブレンダとフリッツはイマイチかみ合わせず。
ネコちゃんのキティが相当危ない状態っぽい。
キティの事を雄だ雌だとフリッツとやり合っているところは
また微笑ましいけれど、ちょっぴりフリッツはトゲのある
感じにも思えた。FBI捜査官とLAPDの合同捜査だったという事も
有ってFBIの苦労を知るからこそ、ブレンダのやり口に納得いか
ないところも有ったのかな。

ブレンダ・ジョンソン (KYRA SEDGWICK) LAPD殺人特捜班 本部長補
佐/チーフ。
ウィル・ポープ (J.K. SIMMONS) LAPD副本部長。
フリッツ・ハワード (JON TENNEY) FBI特別捜査官。
デビッド・ガブリエル (COREY REYNOLDS) LAPD殺人特捜班巡査長

ラッセル・テイラー (ROBERT GOSSETT) LAPD強盗殺人課 警部。
ルイ・プロベンザ (G.W. BAILEY) LAPD殺人特捜班 警部補。
アンディ・フリン (TONY DENISON) LAPD殺人特捜班 警部補。
マイク・タオ (Michael Paul Chan) ロス市警重大犯罪課警部補
アイリーン・ダニエルズ (Gina Ravera) ロス市警殺人特捜班捜査官
フリオ・サンチェス (Raymond Cruz) ロス市警重大犯罪課警部補
バズ・ワトソン (Phillip P. Keene) ロス市警重大犯罪課取調モニタ
ー室技術者
フラニー (Amy Hill) テイラーの部下、コンピュータ
モラレス (Jonathan Del Arco) 検視官

ニック・カーリー (Lee Tergesen) 刑事、麻薬捜査課
ビクター・リベラ (Lombardo Boyar) 半年前DVで逮捕歴
リカルド・ラモス (Stephen Martines) 新聞記者
アリア・メゾン (Jacqueline Pinol) レストランウェイトレス、ビク
ターと浮気
ケンドル (Ransford Doherty) Coroner's Investigator
--- (Mfundo Morrison)
アナ・クエザダ (Zilah Mendoza) リベラ家の隣人・通報者
ディナ・ロペス (Rosie Garcia) タビオの妻・妊婦
タビオ・バラン (Luis Moncada) 大物麻薬販売
ヘクター・クルズ (Mihran Kirakosian) 18歳、タビオの証言
--- (Ray Bolton) Deputy
--- (Noelle Hale) Anna Quezada's Daughter
--- (Ryan Van de Kamp Buchanan) Detective

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