コバート・アフェア CIA諜報員アニー
(Covert Affairs)

製作総指揮:デヴィッド・バーティス、ダグラス・リーマン、ジ
ェイムズ・パリオット
製作/共同製作:マット・コーマン、クリス・オード、ジョナサン
・グラスナー
監督:ティム・マシスン
製作:Universal Cable Productions

http://www.bs-
tbs.co.jp/app/program_details/index/DRT1103800
http://www.universalchannel.jp/series/covertaffairs




 

Jul. 13, 2010
第1話 初めての任務 前編 Pilot

監督/Tim Matheson 脚本/Matt Corman、Chris Ord
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アニー・ウォーカー(28歳)はCIA適正テストの際、ポリグラフ
検査をされる。色々と質問を受けるアニー。
「出身は?」ジョージタウン。
「6カ国語が話せる?」旅行が好きで自然に言語を覚えた。
「最後の交際は?」2年前にスリランカで出会った男性と恋に
落ちたという。当時バックパッカーとして旅していたアニーは、
英語教師だとするベン・マーサーと逢い、衝動的に恋に落ちて
夢のような3週間を過ごした。現地の子供から購入した貝の
アクセサリーを二人お揃いで購入。愛し合っていた事を告げる
とセックスのことについても質問される。最高だったとする
アニーに対してそれでも別れてしまったのでしょと問われ、
謎のメモ(「複雑な事情がある許してくれ」と記されていた)と
バーのツケを残して突然目の前から居なくなってしまったのだ
という。しかし何故そんなことまで質問されなければならないの
かと反論するアニーに対して、CIAの一員になった際に仕事と
プライベートが区別できるかを問われている事を知る。
もちろん区別できることを語る。

アニーはCIA訓練施設"ファーム"で落下訓練、ドライビング訓練
偽装訓練などを受ける。今日も低空600Mからのパラシュート降下
訓練でアニーは先頭を切って大空から落下する。
そんな中アニーは部隊長から呼び出されている事を聞かされ
一緒に兵士と共にオフィスに戻る。
アニーは何か失敗した点が有ったのかと問うが部隊長はどれも
優秀な成績である事を語る。テコンドーの教官とHしたことが
問題なのかと問う中、ラングリー本部からの命令で、今から
CIA本部に行くよう指示される。君の語学力が必要な任務がある
のだという。部隊長も作戦に関しては詳しいことは聞かされて
いないとの事だった。

バージニア州ラングリーに有るCIA本部へ。
アニーは真っ赤なVolkswagenのGolf車に乗り、Christian Loub
outinの靴にスーツ姿がCIAのゲートをくぐる。ついに念願の
CIA本部に来たアニーの期待もふくらむ中、コンラッドという
男性から声を掛けられる。初出勤なのかと問われ、そんなに
素人っぽく振る舞っていた自分に気がつく。貴方は新人の女を
ナンパするのが趣味なのか?と問い、アニーもコンラッドに
問いつめる。

機密部部長オフィスでは、アーサー・キャンベルがペトロフの
訪米と機密作戦に関して会議を行っていた。これら作戦に問題
は無いが、別件で内部情報を漏洩しているCIA職員がいるとして
アーサーは今朝発売されたワシントンレーダー紙をスタッフたち
に見せると、ライザ・ハーン記者機密情報を漏らした人物が
いることを指摘。情報の出所を見つけ次第厳罰に処すことを
告げる。

アニーは入社パスを作ると建物内に入る。
オーギー・アンダーソンという技術運営部の男性が案内して
くれる。彼は両目が見えなかったが、様々な嗅覚に優れていた。
君ってジョーマローンの香水を付けているのか?と問うと、
臭いがきつい人が多い事を聞かされる。アニーはCIAが思った
以上に若い人が多いことを告げると、911以降人員を増加させた
影響でスタッフの5割は入社5年以下のものだという。
CIAは変わったところで、毎年ポリグラフ検査をさせられるし
携帯は禁止、外国人との付き合いも禁止で局内で恋愛
しなければならないという。CIAの中にスターバックスコーヒー
の店があることに驚くアニー。
オーギーからマキシーンにアニーは託され、マキシーンは彼女
をジョーンのオフィスに連れて行く。国内防衛部を仕切っている
彼女。アニーはジョーンに逢うと少々緊急な案件なのだというと
国内防衛部(DPD)作戦センターへようこそと言われる。

早速ジョーンはオーギーと共に今回の作戦を語る。
カタンスラフ・オルロフスキ(通称:スタフ)というモスクワ生まれ
シベリア刑務所に居た工作員は、あるときからロシア連邦保安庁
の工作員として働き、暗殺者として14カ国で指名手配を受けて
いる人物だという。その人物が現在アメリカに入国しており、
2日前に突然CIAと取引したいことを言ってきたのだという。
ロシアの体制に不満があり亡命と報酬(50万ドル)と引き替えに、
暗殺ターゲットのリストを渡すと言ってきているというのである。
あなたがスタスに逢ってブラックベリーの改造版・双方向
暗号化トランスポンダーを使い、キャプトル・グランドホテル
行って室内で携帯同士をホットシンクさせて来て欲しいとの事。
彼はそこで銀行口座コードを手に入れ、アニーは暗殺者リスト
を取ってくるというものだった。

初の仕事に向かうアニー。
相手のスタスはスイートに泊まり、死んだように寝ていたが、
彼を起こして早速携帯をホットシンクさせる。
しかし次の瞬間突然向かいのビルから激しい銃弾が飛んできて
スタスを直撃。アニーは携帯を取って逃げたいがあまりに
激しい銃弾故にそれも叶わず、同僚のCIAスタッフがアニーを
連れて脱出させるのだった。
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旅行好きのアニーは世界中を旅する間に自然と6カ国語が話せる
ほどに語学が堪能だった。そんな旅行中にアニーはスリランカ
で出会った英語教師と恋に落ちて象徴的な2週間を過ごす。
全てをさらけ出してこれ以上にない時を過ごした彼女だった
が、ある時目覚めると彼の姿はなく置き手紙を残して居なく
なってしまう。そんな彼女は自分の能力を生かせるCIA職員と
して活動したいと考え、厳しいCIA訓練所で腕を磨く中、ついに
本部からの呼び出しで、初任務が与えられることになる。
訓練所でも成績優秀だった彼女にとっては、情報を取引
してくるだけの簡単な任務だと思われたが・・・

シーズン1は取り合えずBSで放送時に見ているのだけど、
2話の感想のところを見てもらえば分かる通り、1話を見る事が
出来なかったので、今回Dlifeでの先行放送でたまたま1話の放送
をしてくれたので鑑賞してみた。

アメリカで活躍するこの手の工作員は大抵戦地を経験した
特殊工作員という設定が多いのだけど、アニーのように愛している
と思っていた人物に裏切られたことが背景に有って、CIAで働きたい
と思う人は相当特異なところがあるのではなかろうかと。
必ずしも銃器でドンパチするような部署ではないのだろうけど、
それでもアニーが銃器を扱うような訓練シーンが皆無なところ
有るし、もう少し訓練プログラムシーンを挿入された方が
ドラマの導入部としては見やすい感じがする。
元々はCIA工作員の資質は有ったのだろうけどね。

CIAは主に外国の諜報活動なのだろうけど、ターゲットにして
いる外国人の犯罪者が国内に流入して暴れ回ったりすると
CIAの出番って感じなのかな。
国内で活動を行う限りはFBIや市警察との絡みや捜査権争いは
避けられず、互いにプライドの高い部署故にそれなりに大変な
ことは予想される。

どちらかというと、このドラマはエイリアスっぽい
ところが有って、女性が主人公だ。アニーのようなキャラクター
が苦手だとする人も多いかもしれない。
時に色仕掛けをしたり、女性としての特製を活かした任務
に付かされることも考えられるし、男性工作員さながらの
格闘シーンなども多分に盛り込まれていくのかも知れない。

今回は主に姉の家に向かう際に尾行されていると知った
アニーがカーチェイスしながら追いかけていくというシーン
が象徴的だったのかな。
亡命したロシアの工作員がもたらした情報をアニーは
大した情報ではないとして切り捨てたけれど、実際には
大切なデータが含まれていたりするのかな。

CIA内部でも夫婦で部署を率いているアーサーとジョーン
の関係というのは相当面倒臭いものとして存在しているのか
も知れない。内部告発者の存在もあるというし、CIAとして
入社5年以内の工作員も多いようだし、ドラマとしては
色んな問題が山積していくそうだ。

そして何時の時か意味ありげに立ち去っていったアニーの
恋人に任務上かち合っていくのだろうか?

また仲間となるオーギーはなんと言っても盲目な人物だという
点だ。流石に現場に出ることは無いのだろうけど、この人が
いくら優秀であれ、分析官としてやっていけるのか不安な感じ。
元々軍の特殊工作員として勤務し、戦地で道に倒れていた犬を
確認しようとして車両から降りた瞬間にやられたそうだ。
アニーもまたオーギーに対して恋人と別れた経緯を語るところなど
二人は早くも良い感じの関係を築いているようです。
映画「カサブランカ」のように恋して別れて涙したのか?と問われ、
ボルティモアコルツみたいに突然夜中に消えたのよとのこと。

アニー・ウォーカー (Piper Perabo) CIA
オーギー・アンダーソン (Christopher Gorham) CIA
アーサー・キャンベル (Peter Gallagher) CIAの機密部の部長
ジョーン・キャンベル (Kari Matchett) 国内防衛部(DPA)の部長
センディル・ラママーシー(ジェイ・ウィルコックス)
ダニエル・ブルックス (Anne Dudek) 姉
ベン・マーサー (Eion Bailey) アニーと恋に落ちるが・・・

コンラッド・シーハン3世 (Eric Lively) アーサーの秘書
ライザ・ハーン (Emmanuelle Vaugier) 記者
スタンスラフ・オルロフスキ "スタス" (George Tchortov) ロシア人暗殺者
偽スタス (Alex Karzis) 射殺される
ヴィンセント・ロサビ (Noam Jenkins) FBI捜査官、ホテルでアニーに事情を
イーサン (Joshua Peace) 世界銀行で働く
シーラ・カルフーン (Kelley Grando) 監督委員会の弁護士、アーサーが逢う
マーク・ラムゼイ (Clarke Peters) ジョージタウン大教授
ケイティア・ブルックス (Adelaide Humphreys) ダニエルの娘
クロエ・ブルックス (Avigail Humphreys) ダニエルの娘
マイケル・ブルックス (Evan Sabba) ダニエルの夫
シャナハン (Neil Girvan)
ビクトル・ペトロフ (Zeljko Kecojevic) ロシア人ジャーナリスト
--- (Carlos Gonzalez-Vio) FBI Guy
--- (Vanessa Del Bianco) CIA Woman in Hallway
--- (Allen Keng) CIA Bellman
--- (Niluge Eleek De Mel) ストランカの少年
--- (Ennis Esmer) Polygrapher
--- (Thomas Mitchell) Parachute Instructor
--- (Mishael Morgan) Woman
--- (Martin Roach) Commanding Officer
ルイーズ (Natalie Krill) Woman in Bar、ボストン大、オーギーが・・
マキシーン (Nicole Stamp) CIA、アリーをジョーンの元へ連れて行く
ジェーン (Melanie Scrofano) バーの女性
テオ・ウィル (Paul Sun-Hyung Lee) カウンセラー
--- (Kevin B Hartley) CIA Dept Head
--- (Derek Herd) CIA Dept Head
--- (Misha Highstead) ウェイトレス
--- (Devon Richards) CIA Agent

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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