コバート・アフェア CIA諜報員アニー
(COVERT AFFAIRS)

製作総指揮:デヴィッド・バーティス、ダグラス・リーマン、ジ
ェイムズ・パリオット
製作/共同製作:マット・コーマン、クリス・オード、ジョナサン
・グラスナー
製作:Universal Cable Productions

http://www.bs-
tbs.co.jp/app/program_details/index/DRT1103800
http://www.universalchannel.jp/series/covertaffairs





第5話 漏れた情報 No Quarter

脚本/Stephen Hootstein 監督/Allan Kroeker
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スイスのチューリッヒ
アニーは空港に到着すると本部のオーギーと交信しながら接触
相手を待つ。アニーの今回の任務は、
イスラエルのモサド
ブリーフケースを交換してること。中身については何も聞かさ
れて折らず、比較的優しいミッションかに思えた。
しかしいざ空港に行き交換相手を探すと、同じ目印のブリーフ
ケースを持った人物が二名居たために、アニーと混乱する。
そうしている間にケースを持った一人の人物が突然発煙筒を
現場に投げ込み、その場を混乱させた上でアニーからブリーフ
ケースを奪って逃げようとする。

一方アメリカではアーサーとジョーンがアニーの任務は他所に
仲良さそうにベッドで朝食を執る。しかしアーサーはテレビの
報道番組を気にしており、自分の存在がニュースキャスターの
ライザによって鋭く指摘されているのを見て、情報が筒抜けに
なっている事を知る。アーサーは妻・ジョーンの部署に内通者
が居るハズだと告げ、折角仲良く過ごそうとしていたジョーン
の思惑は外れてしまう。そんな折り、アニーがスイスで大変な
事になっているとの連絡が入る。

アニーはブリーフケースをなんとか死守すると、そのままホテル
に逃げ込む。しかし地元の警察官がアニーを不審者だと知り
捜索していた。このままブリーフケースを持って逃げる事は
容易ではないと感じた彼女は、ブリースケースをホテルの大広間
の椅子の下に隠していく。
そして先日手引きしてくれたトルコ人の
ファトマの元へと向かう


ファトマに逢うと、セーフハウスまで連れて行くという。クツや
パスポート、IDの全てを渡して欲しいと言われる。新しいパス
ポートができ次第届けるとの事。

一方本部ではアニーを逃がす計画を立てようとする中、アーサー
DPA内部に密告者が居る事を知り、調査を開始する。オーギー
やジョーンは、現場で危険に有っている工作員が居るにもかか
わらず、何故今そんなことをするのかと反対する。アニーの
脱出計画については、アーサーの部下、
ビルケンに行って
もらうという。
アニーが接触するハズだった
エイアル・ラビンも混乱に乗じて
空港から逃げている事を確認する。
アーサーはジョーンについて、部下と親しくし過ぎて内通者の
調査が阻害されている事を指摘し、これからは自分の部下に
内通者の調査をさせる事を語る。

トルコ人・ファトマの手引きで取りあえずセーフハウスへと
向かう。ファトマは自分の役割は仲介と偽装なので、多くの
情報は語れないという。アニーに対してスカーフをプレゼント
する。

アニーはセーフハウスに入ると、中には人の気配がした。
突然アニーは背後から襲われるも相手は今回の取引相手の
工作員・ラビンだと判明する。アニーはラビンと一緒に部屋
で過ごさなければならない事に違和感を覚える。しかしラビン
は何事も理由が有るとし、運命だと思えと告げる。アニーの
荷物は安全な所に隠した事を告げると、ラビンは我々の組織
であるモサドでは荷物は決して手放さないよう指示されるのに
CIAのルールの不可解さを指摘する。

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■アニーの今回のミッション

スイスのチューリッヒで謎のブリーフケースをイスラエルの
組織モサドと交換してくる事。
単純な作業かと思えば、随分と激しいミッションになっていく。

■CIA内部の抗争

アーサーとジョーンが私生活だけでなく、仕事上でも対峙する
部分が有る。CIAの内部情報が流れていること。今回アニーが
ミッションに於いて襲われたのも内部の情報が漏れたせいでは
ないかとの疑いの視線が有る。

アーサー主導でDPAの職員を一人一人調べていくことになる。

■CIAとモサドのルールの違い

今回は別の組織同士故にその性格の違いが面白く現れたのでは
無いだろうか。
モサド側のラビンはベテランの上級工作員故に、アニーと
比べると随分余裕が有った感じがする。
ただアニーにとってモサドは信用に足る人物なのか。

■CIAの現地精通者・ファトマの死

ファトマはアニーとは必要以上に関わりは無かったけど、僅か
な話し合いの中で上手い感じに感情移入できる状況を描いた
感じ。
それだけ危険な場所での仲間の存在という事で、その存在に
精神的にも頼る部分が大きかったのかも。

彼女が殺されたこと、そして常にラビンの存在が付きまとって
いる事もあり、ラビンの事を不審に感じていく。

■CIA内部調査

なんだかよく分からなかったけど、オーギーの過去を描き出す
が為のエピソードだったのか。イラク任務の際に視力を
失った様な事を語っていたな。サポート役に徹すること、上司
への不満はないのか問われていた。

■モサドとアニーの関係

上級職員の彼が降格した原因は、離婚調停中にある娘との
別れの為に任務に遅刻した事だという。モサドの人間性を
見た感じがするし、やはりこの手の工作員が家庭を持つ事が
難しいことが示唆される。

しかし二人の関係がなかなか上手くハマり始めていただけに
別れは惜しいね。その内また現場で出会ったりするのかな。

アニー・ウォーカー (Piper Perabo) CIA
オーギー・アンダーソン (Christopher Gorham) CIA
アーサー・キャンベル (Peter Gallagher) CIAの機密部の部長
ジョーン・キャンベル (Kari Matchett) 国内防衛部(DPA)の部長
ダニエル・ブルックス (Anne Dudek) 姉
ベン・マーサー (Eion Bailey) アニーと恋に落ちるが・・・
ケイティア・ブルックス (Adelaide Humphreys) ダニエルの娘
クロエ・ブルックス (Avigail Humphreys) ダニエルの娘
マイケル・ブルックス (Evan Sabba) ダニエルの夫
ジェイ・ウィルコック (Sendhil Ramamurthy) アーサーの部下


エイアル・ラビン (Oded Fehr) モサド工作員
ライザ・ハーン (Emmanuelle Vaugier) TV"CGB"アナウンサー
ファトマ (Kathleen Gati) トルコ人
スチュ (Gabe Grey)
ケン (David Rosser) アーサーの部下
ビル (Michael Kinney) アーサーの部下
--- (Ennis Esmer) 尋問者
エリック・ブライトサイト (Craig Eldridge)
--- (Nicole Bourgeois) 新婦
--- (Harry Crane) 花婿
--- (Walter Rinaldi) Customs Officer
--- (Oliver Dawson) 神父
--- (Jason Faulkner) 警察候補生
--- (Sara Farb) バリスタ
--- (Michael Longstaff) 巡査
--- (Simon Northwood) Blond Man


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