コバート・アフェア CIA諜報員アニー
(Covert Affairs・シーズン2)

製作総指揮:デヴィッド・バーティス、ダグラス・リーマン、ジ
ェイムズ・パリオット
製作/共同製作:マット・コーマン、クリス・オード、ジョナサン
・グラスナー
製作:Universal Cable Productions

http://www.universalchannel.jp/series/covertaffairs





11 May 2012
第4話 曲げられない信念 All the Right Friends

脚本/Norman Morrill 監督/Stephen Kay
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アニーの今回の任務はスパイ同士の交換だった。
オーギーはアニーに対してスパイ交換の手順を説明する。
捕まったスパイを空港で引き渡してもらうこと。スパイは
カルロ・レニイタリアの諜報員で国内でスパイ活動し、
FBIに拘束されていた。同盟国もスパイを送っているものだと
いう。そのスパイを飛行機に乗せて、アルゼンチンの交換場所
まで飛び、人里離れた楽園の一角、ブエノスアイレスから北東
145kmの所で交換するのだという。スパイ交換には最適の場所で
アニーが地上に降り立つのは5分だけであり、相手のスパイを
引き取ったらまたアメリカに戻ってくるという手順だった。

カルロはアニーとアルゼンチンに向かう飛行機の中声を掛ける。
アニーの容姿を見て、ブロンド髪で北欧風のおでこ、地中海風
の瞳からしてイタリアの血が入って居るのだろう?と問うと
アメリカ人だという。アンタは浅黒いのでイタリア南部出身で
しゃべりはローマ訛りっぽいわねと語る。俺はスパイではなく
記者だという。こういう不正を暴くために戦っているのだという。

アルゼンチン・エントレリオス州
飛行機は到着するが、何処にも飛行機が停まっていなかった。
携帯の電波がなかなか入らない土地であり、アニーは外に出て
電波受信が出来そうな場所を探す。すると手錠をしたカルロ
も一緒に外に出てきてしまう。

オーギーに何とか電話が繋がると、相手がいない事を語ると、
南大西洋にハリケーンが来て現在相手の飛行機はフォークランド
に着陸しているのだという。400kmも先の地点にいるのかとすると、
天候が回復すれば2時間後にはそちらに飛行機が向かうハズだ
という。そんな会話をしていると突然カルロは逃走する。
アニーはこの周りには何も無いので逃げようとしても無駄とし
すぐに草むらの中で捕まえるが、飛行機の方を見ると突然パイロ
ットが何者かによって殺害されるのを目にする。

一方ジョーンの元にはアルゼンチンの責任者・ベネト
イタリア大使館員のロマーノがテレビ会議で彼女にクレームを
いう。二人のスパイがアルゼンチン内で居なくなってしまった
こと。特にベネトは単純な取引だといったからこそ請け負った
のだとし、スパイ二人と暗殺者が我が国に野放しになったの
はジョーンの責任だという。ロマーノの提案によって各方面に
は一切知らせずに対応したことも有り、ジェーンとしての立場
も危ういものだった。ベネトはもしも二人が見つかれば逮捕
する事を告げる。

ジェイはどうするのかと問うと、ジョーンはFBIがカルロの件
で何か隠しているという。オーギーは国防総省に連絡した方が
良いとするが、ジョーンはすぐに対応出来るとしていおうとは
しなかった。オーギーに対してジョーンはアーサーが呼んで
いるのでオフィスに行くよう告げる。

アニーとカルロは二人で飛行場から全速力で逃げる。
カルロは南米には土地勘が有り、マルデルプラタの近くの街
に友達がいるのでそこに行こうと告げる。しかしアニーは
こういう時の対処にもルールが有るのだとしてそれに従って
行動を取ると語る。CIAは俺を殺そうとしているヤツと手を
組んでいるのだと告げると、アニーはブエノスアイレスにある
安全な場所に連れて行くという。

一方バージニア州CIA本部のアーサーのオフィスでは、オーギー
に対して昇進させたいことを聞かされる。自分のオフィスを
持てて給料も上がる事を告げる。オーギーは今現在のポスト
状況を考えると、自分が配置されるのは議会関連部なのか?と
問う。アーサーはそり通りだと認め、チャーリーが辞めるので
若い血を入れる時なのだという。しかし議会関連部となると
顔を公にさらすことになり、二度と諜報員として現場には立て
ないことを意味していた。CIAの顔となるのだとし、君にとって
も大きなチャンスだといわれる。どのみち現場には出られない
だろうとすると、承諾すれば来週からそのポストについてもらう
という。
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スパイ同士の交換の為にアメリカとイタリアの間で密かに
行われようとしていた。その交換場所に選ばれたのは無害な
地である第三の国のアルゼンチン。簡単な任務だとされるもの
だったが、いざ現場に着陸すると、イタリア側の飛行機は
到着しておらず、更には殺し屋によって何故か狙われるハメに
なる。無害だという条件で場所を提供したアルゼンチン当局
としてはそれを指揮していたジョーンに怒りの矛先を向け、
スパイを見つけたらアルゼンチンの法律で裁くことを語る。

時々映画やドラマの素材になる刑事と犯罪者のロードムービー風
の感じのドラマ。
ちょっとしたバカンス雰囲気が味わえるかと思いきや、殺し屋
が血相を変えて現れ、更にはアルゼンチン当局からも狙われる
ことになり、大変な事態を引き起こしていく。

この手のドラマだとやはり同行者との息のあったプレイがどれ
だけ出来るのか。そして僅かの間に生まれた信頼関係は、どの
程度の関係であるのかを示すもので、なかなか興味深い作りだ
った。

会話によって多くの間を持たせなければならないので、どれ
だけシャレの利いた話が出来るのかにかかっていたのかも。
アクションシーンに於いてはアニーが担当し、トーク担当を
"生粋の女性ったらし風"イタリア人男性に役割りを持たせて描いた
格好だった。

スパイ交換など元々秘密裏に行われるものだろうけど、更に一部
の部署にしか知らされずにそれを成し遂げようとする意図が
ナンなのかが今回のドラマのポイントでも有った。

オーギーがいよいよ昇進するのかどうかという政治的一面も
見られたけど、オーギーって元々捜査官として現場に出るには
無理が有るので素直に受け入れれば良いんじゃないですかね。
ジェイがオーギーの後を引き継いでアニーを指示していくこと
になるのかな。

・Apple Trees & TangerinesのCan You Save Me

・The Airborne Toxic EventのNumb
・Jack CartyのValentina
・Thurston MooreのBenediction



アニー・ウォーカー (Piper Perabo) CIA
オーギー・アンダーソン (Christopher Gorham) CIA
アーサー・キャンベル (Peter Gallagher) CIAの機密部の部長
ジョーン・キャンベル (Kari Matchett) 国内防衛部(DPA)の部長
ダニエル・ブルックス (Anne Dudek) 姉
ベン・マーサー (Eion Bailey) アニーと恋に落ちるが・・・
ケイティア・ブルックス (Adelaide Humphreys) ダニエルの娘
クロエ・ブルックス (Avigail Humphreys) ダニエルの娘
マイケル・ブルックス (Evan Sabba) ダニエルの夫
ジェイ・ウィルコック (Sendhil Ramamurthy) アーサーの部下

カルロ・レニ (Ignacio Serricchio) 新聞記者
ベネト・ホルヘ (Benito Martinez) ブエノスアイレス
ロマーノ・ジェナロ (Richard Zeppieri) イタリア大使館
--- (Chris Young) Policeman
--- (Juana Samper) Female Clerk
--- (Jorge Molina) Newspaper Editor
--- (Chad Camilleri) Helmut Drum
--- (Jonathan Hagey) Wealthy Art Patron


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