コバート・アフェア CIA諜報員アニー
(Covert Affairs・シーズン2)

製作総指揮:デヴィッド・バーティス、ダグラス・リーマン、ジ
ェイムズ・パリオット
製作/共同製作:マット・コーマン、クリス・オード、ジョナサン
・グラスナー
製作:Universal Cable Productions

http://www.universalchannel.jp/series/covertaffairs





25 May 2012
第9話 予期せぬ知らせ Sad Professor

脚本/Alex Berger 監督/J. Miller Tobin
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アニーは姉のダニエルに対して、今日は残業になるので遅く
なると語る。ダニエルはたまにはアニーとお喋りしたいと
して職場にいくと語るが、現在アニーはアーリントン美術品
の収集審査会に出席しているので忙しいのだという。
ダニエルはここのところ何週間も10時過ぎまで残業している
事を指摘すると大丈夫なのかと尋ねる。
アニーは車で出発するが、サングラスをかけたダニエルが
尾行していることに気が付く。仕方なく尾行をまいた上で
CIA本部へと向かう。

本部ではオーギーから20分の遅刻だと指摘される。
しかしアニーは姉に尾行されていたので国会議事堂まで行って
きた事を告げる。オーギーは自分もCIAに入った頃には兄に
尾行されたことがあるという。ゲーム機を購入してなんとか
尾行しないよう誤魔化すことが出来たという。

そんな中職場にアーサーがやってくる。
アーサーが来たと言う事は凄く嫌な知らせだろうというオーギー。
アーサーは職員たちに悲しい事件が発生した事を告げ、コード
ネーム"ムーンライト"諜報員
が職務中に殺害されたのだという。
仲間の殉職だという事を知る。過去65年でアメリカ軍は10万
1712名が亡くなり、警察は1万635名が亡くなり、CIA職員は
103名が亡くなっているのだという。そのウチ国内で殺害された
ケースは僅か4名だというものだった。惜しい人材を失ったと
告げる。ジェイは自分たちも気をつけなければならないことを
語る。

ジョーンはアニーを呼び出す。
すると殺害された諜報員はアニーも良く知っている人だという。
マーク・ラムゼージョージタウン大学の教授だとすると、
アニーは私の恩師だという。彼がムーンライトだと告げ、
彼を殺害した犯人を見つけ出せるのはアニーだけだと語る。
アニーは語学の教授だと思っていたがまさか20年も前からCIA
として働いているとは知らなかったと驚く。モスクワ、ソルボンヌ
チューリッヒ大学などでスカウト活動や情報収集をしていたと
いう。アニーは彼に相談した時「CIAには入るな」と言われて
いたことを思い出す。ラムジーはスパイ組織を追跡していた
事を告げ、主に現在はパキスタン拠点の過激派・ラシュカレトイ
バを探っていたとのこと。しかし彼は組織に近づき過ぎた様だ
とし、最後の受け渡しではスパイの名簿を受け取る予定だった
という。アニーは彼の奥さんとは仲が良いので事情を話して
聞いてきて欲しいのだという。ただしCIAと言わず聞き出すのが
ベストではないかという。しかしサフィアに協力を仰ぐならば
全てを話すべきだという。

オーギーはアニーに対して位相差観察が可能なデジタルカメラ
アダプター付きのツァイスアクシオA1を持っていくよう
告げる。顕微鏡になっており、リストの解読に使うのだと
いう。ロバートからマイクロドットのサンプルをもらうと
それを装置で見てみる。肉眼では見られない小さな文字に
リストが書かれていた。アニーはファームでも習ったが、第二次
世界大戦までのものだと思ったという。ローテクの方が見つかり
ずらい場合もあると告げると、アニーは彼の家から点一つを
捜し出せというのかとウンザリする。オーギーも干し草から
針を見つける様なものだなと語る。
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大学時代のアニーの恩師が殺害される。なんと話を聞くと
彼は20年前からCIAの諜報員として活動しており、アニー
の事も自分でCIAに応募する以前から教授が目を付けていた
人物だったという事を知る。

なんとなく「エイリアス」を思わせる展開だった。

家族にCIAの仕事のことを内緒にしているそれぞれの
家庭について描かれたもので、その内アニーもダニエルに
話すであろう流れが有る中で、今回のエピソードを通して
実際にスパイだと聞かされた家族の物たちにとってはどんな
受け取れ方をされるのかということのある意味シミュレーシ
ョン的エピソードだったのかも。

アメリカの名門大学のウチ、上成績上位者になるとCIAとか
FBIからのスカウトがあるという話は時々ドラマなんかでも
描かれている。それだけ人材の確保というのは各分野に
置いて引っ張りだこなのだろうね。

大学時代のエピソードはこれまでにはなく、ほぼアニーが
恋人に逃げられその流れからCIAに応募、そしてファームでの
修行から始まってしまったので、大学時代のエピソードは
案外珍しいかも。

完全に蚊帳の外に置かれていたジェイが久しぶりに登場
したかと思えば、ハニートラップならぬ色仕掛けで
パキスタンの団体のCEOの秘書をあっさりとベッドに持ち込む
テクニック。そこまで一目惚れされるタイプにも見えない
な。

オーギーの事情も描かれた。
学生時代にレスリンク部のチャンピオンだったことからスカ
ウトされた様で兄と話したときには半年間は口を利いてくれ
なかったという。それでも話してしまったのねと思うと
ちょっと身内で有れ安易な行動に見えなくもない。

疎遠で有った大学教授の下にアニーが派遣されても教授が
情報を何処に隠しているかなんて分かるハズもない。
ただ貸金庫で一度見た物品が無くなっている事を知って、
サフィアの行きそうな所を想像し、会話の中から夏場に過ご
していたとするメーン州のノースへブン島のことを思い出す。
居なくなったサフィアが実は二重スパイぽい役割を果たして
いるのかにも思えたけど、その辺は希有に終わった。

さて姉にはいつ話すんですかね。

・Apple Trees & TangerinesのCan You Save Me

・The Radio Dept.のDomestic Scene
・Emi MeyerのRoom Blue


アニー・ウォーカー (Piper Perabo) CIA
オーギー・アンダーソン (Christopher Gorham) CIA
アーサー・キャンベル (Peter Gallagher) CIAの機密部の部長
ジョーン・キャンベル (Kari Matchett) 国内防衛部(DPA)の部長
ダニエル・ブルックス (Anne Dudek) 姉
ベン・マーサー (Eion Bailey) アニーと恋に落ちるが・・・
ケイティア・ブルックス (Adelaide Humphreys) ダニエルの娘
クロエ・ブルックス (Avigail Humphreys) ダニエルの娘
マイケル・ブルックス (Evan Sabba) ダニエルの夫
ジェイ・ウィルコック (Sendhil Ramamurthy) アーサーの部下

サフィア・ラムジー (Laara Sadiq) マークの妻
アンドリュー・ホルマン (Michael Therriault) CIA
エリック・バーバー (Dylan Taylor) CIA
マリク・ムラバタニ (Darren Marsman) スパイ
アルフレッド・ドロビス (Danny McDonald) 元生徒
トミー・バーリー (Alexander Krstich) 原子物理学専攻、スパイ
サミュエル (Steve Cumyn)
--- (Karl Campbell) Cop
--- (John Catucci) Guide
ルビナ・ジャファリ (Andrea Drepaul) パキスタン福祉機構・秘書


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