コールドケース 迷宮事件簿
Cold Case

製作総指揮/ジェリー・ブラッカイマー

http://www.tv-tokyo.co.jp/coldcase/


第1話 テニスラケット
Look Again

脚本/Meredith Stiehm 監督/Mark Pellington
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2003年、デラズ・チキン&リブの店で、三人の人が惨殺遺体で
見つかる。発見者はバイトの子で、レジがこじ開けられていた。

そんな中一人の女性・ボニータが捜査中のリリーの元にやって
くる。面会してみると彼女は昔起きた殺人事件を通報したい
とのこと。既に自らはガンに冒され余命幾ばくもない事から
通報に至ったのだという。

事件はフィラデルフィア,1976年。
ウィットニー家のパーティーの時、テニスコートで惨殺された
女性ジル・シェルビーの事件。当時付き合っていた兄・トッド
が容疑者として事情徴収を受けたが、名家の子息ということで
深くは追求されず、当時ボニータもメイドとして働いていた
関係上、首になるのを恐れて通報できなかったというもの。
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既に27年前の事件をどう解決していくのか興味深いものが有る
ね。既に迷宮化した事件ということで捜査して新しい事実を
見つけていくのは難しいと思っていたが、今回のケースは
本気で取り組めば、当時もそう難しくなく事件は解決できた
案件だと思う。ただ容疑者が名家絡みと言うことで、圧力に
よってもみ消されていくウチに風化してしまった感じの内容
だった。

ドラマとして怪しいのはやはり兄弟の関係。
そして被害者ジルの元彼氏トッドは、ジルの親友メラニーと
結婚している事実も又如何にも怪しいものだ。

現代(2003年)と当時(1976年)のキャラクターがオーバーラップ
する辺りの映像が上手いこと多用され、上手いこと似たような
俳優を用意したなと思う。

ドラマでは当時のアリバイを聞いていく。
トッドは暴力を奮っていたと言うことで最も怪しい人物の一人
だが、展開が二転三転するウチに徐々に容疑者はエリックに有る
のかと思わせる。
メラニーとトッドと一緒に居たとのことでアリバイは成立するが
チャーリーが見た証言によって、その嘘も暴かれていく。

最後はトッドがエリックの事を庇っているのかに思われたが、
エリックの目の前でジルが殺された事でアルコール漬けに
なっていたのね。人殺しをしたトッド自身は平気な顔をして
人生の成功を収めている辺りの厚かましさがなんともいえない。

ドラマではキャスリン・モリスの透明感のある可愛らしさが
目立ったが、「グレイズ・アナトミー」のジャスティン・チェ
ンバースが出演しているとは思わなかった。5話までの出演との
事だけど、どんな活躍を見せるのか。

リリー・ラッシュ (キャスリン・モリス) フィラデルフィア市警殺人課の刑事
スコット(スコッティ)・ヴァレンズ (ダニー・ピノ) フィラデルフィア市警殺人課
ジョン・スティルマン (ジョン・フィン) リリーの上司
ニック・ヴェラ (ジェレミー・ラッチフォード) リリーの同僚刑事
ウィル・ジェフリーズ (トム・バリー) リリーの同僚刑事
クリティーナ・ラッシュ (ニッキー・エイコックス) リリーの妹
クリス・ラシング (ジャスティン・チェンバース)

トッド・ウィットリー (D.W. Moffett) 兄。弁護士
メラニー・ウィットリー (Lisa Waltz) 妻
エリック・ウィットリー (Michael Reilly Burke) 弟
ティム・ドーン (Sherman Howard) 下宿人
エヴリン・シェルビー (Elizabeth Franz) 母
ボニータ・ラファエル (Lillian Hurst) お手伝い
ジル・シェルビー (Kate Mara) 被害者
チャーリー・ウィンタース (Tim Choate) 目撃者
バーク・ケルビン (Mo)

若い頃のトッド (Kip Martin)
若い頃のエリック(Finn Wittrock)
若い頃のメラニー (Becki Newton)
35歳のボニータ (Diana Burbano)
若い頃のチャーリー (Robert Walters)

ブライソン (Croix Lazzara)
イサーク (Charles Duckworth)
エレン・パーソンズ (Bree Turner)

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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