コールドケース 迷宮事件簿
Cold Case

製作総指揮/ジェリー・ブラッカイマー

http://www.tv-tokyo.co.jp/coldcase/


第3話 猫
Our Boy Is Back

脚本/Stacy Kravetz 監督/Bryan Spicer
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1998年8月21日。ゲイル・チマヨが自宅で殺害される。
当時彼女と付き合っていたのはブルース。ゲイルの隣人・ラリ
ーはゲイルの事を気に入りチャンスを狙うも、彼女は読書や
勉強に熱心であり声を掛けても誘いに乗らない。
殺害された日も恋人ブルースと読書会を開いていたが、その夜
にゲイルの部屋で喧嘩するような音を聞いており、ラリーが
警察に通報する。当時ゲイルはレイプされている事からあらゆる
人物にDNAの提出を求めたが、彼氏ブルースだけは提出を頑な
な拒んでいた。

ある時リリーの元に手紙が届く。
1998年の犯人が書いたと思われる手紙。ここ5年間音沙汰が
無かった犯人が活動を開始したという合図だと察知する。
犯行の手口は小さな窓枠から忍び込み、女性を襲う。そして
必ず"もっと違う状況で逢いたかった"と襲った女性に声を掛け
ていくというものだった。
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犯人から襲われる女性は必ず猫を飼っているというものだった。
猫に対して何か執着心を持つモノの仕業なのか。

猫は独身女性が飼うもの。犬は家庭を持つモノが飼うモノ。
犯人はそれを見極めて女性宅を狙っていた。

ドラマとしてはコールドケースの割りには年数的にはそれ程の
過去の話ではないので、難しい案件ではないように感じる。

ドラマを難しくさせたのはレイプ犯罪と言うことで、被害者が
必要以上に事件に向き合いたくない事実が有る中での捜査と
いうこと。しかし時間の経過によって被害者の心の傷も少し
ずつ癒え始めて事件当時には語ることの無かった新しい証言が
出始める。

何と言っても今回は似顔絵を作成できたことが事件の進展に
大きく役だったことは言うまでもない。
この手の事件は男性刑事ではなく女性刑事が当たらないと
難しいのではないかと思わせた。

一番怪しかったのはゲイルの恋人・ブルース。DNA鑑定を拒み
続けたわけだが、もう少し早くDNAが採取されると良かった
んだけどね。彼女とは付き合って7ヶ月の間Hしていないことを
友人に知られるのが嫌で拒んでいただけというなんとも愚かな
理由だった。

現場に証拠は残っていなかったが、被害者の話を聞いていくと
犯人は全身の体毛を剃っていると言うことで有力な情報を
得ることが出来た。

ドラマが大きく進展したのは、犯人と関わり合いのある子供
が似顔絵を見てそれを告げに来たこと。
カールという男性だと分かった時点で勝負はあった感じ。
一応この犯人も悪いことをしている事は実感している様で、
自分の中の悪魔を追い出そうとして軍隊に入隊するも、
軍の女性に手を出して除隊になったというなんともマヌけな
ものだった。

リリー・ラッシュ (キャスリン・モリス) フィラデルフィア市警殺人課の刑事
スコット(スコッティ)・ヴァレンズ (ダニー・ピノ) フィラデルフィア市警殺人課
ジョン・スティルマン (ジョン・フィン) リリーの上司
ニック・ヴェラ (ジェレミー・ラッチフォード) リリーの同僚刑事
ウィル・ジェフリーズ (トム・バリー) リリーの同僚刑事
クリティーナ・ラッシュ (ニッキー・エイコックス) リリーの妹
クリス・ラシング (ジャスティン・チェンバース) 警察

ブルース・エルリッチ (Greg Zola) ゲイルの彼氏
エレン・カーチス (Bree Turner) 被害者の一人
カール (Joel Bissonnette) 犯人。ブリジットの彼氏
ニコール (Jenni Blong)
タニア (Brooke Bloom) 新たなる被害者
ゲイル・チマヨ (Gwendolyn Whiteside) 被害者。殺害される
ラリー・デトロイト (Christopher Shea) ゲイルの隣人
アナ・ベルリン (Joy Hooper) ゲイルの同僚。美術館勤務
ケイトリン・ヤング (Brooke Swift) ブリジットの娘
ブリジット・ヤング (Sarah Rosenberg) カールの彼女

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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